Kawasaki Army Ki−64
”ROB”

陸軍 川崎 試作高速戦闘機 キ-64
      
(岐阜工場/1945年)

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キット MPM 1/72
ディテールアップ シートベルトはエッチング。ピトー管はピアノ線・真鍮パイプで作り直し。プロペラブレードはジャンクパーツから。主脚カバーなどはプラ板で作り直し。アンテナ線を伸ばしランナーで追加。
その他はストレートfromボックスで。
デカール デカールは使用せず。すべてマスキングによる塗装仕上げ
塗装 サーフェーサーの上に下地を黒で塗った。エアブラシでの銀塗装のうえから筆でさらに銀を重ねてゆく方法をとった(いわゆるハイブリッド塗装)一部パネルをトーンを変えた銀で塗りアクセントをつけた。
製作記 5年以上前から十の字状態になったまま放ってあったもの。簡易ということで全体のモールドも浅く筋彫りを掘りなおしたりの工作が必要でした。またパネルラインも資料がほとんどないためキットのままとしております。主翼が厚いので後縁を削り込んでおります。
特徴的な2重反転のペラはキットではプロペラとスピナー前部の一体パーツとスピナー基部に分割されたパーツが前後分2セットあるわけですが、まずペラのモールドがだるく、また組み上げたときスピナーのラインがつながってゆかないという2重苦でした。ペラを基部から切り離し、芯を真鍮線で置き換えスピナーの形を整えました。先に作った二重反転ペラの教訓から、前側のペラをほんの少し浮かせるような構造にして後ろ側のペラと干渉しないようにしました。こうしないと風圧で前後のペラの回転がスムーズに行かないからです(特に後ろ側のペラの回転が悪くなる)
プロペラブレードはジャンクパーツから持ってきましたが、当然ピッチが前後逆になるため、片方はパーツの凹んだほうにエポキシパテを盛り、整形しながら反対側を削り込みました。ペラの微妙なラインは再現が難しいので「らしく」の段階までです。

いろんな苦労もありましたが、とにかく形になったことだけでも素直に喜びたい気持ちです。
2005/9/4アップ
実機 世界の傑作機No.24 陸軍試作戦闘機 より
水冷式エンジンの特長を生かした画期的な高速戦闘機として昭和15年10月川崎で基礎研究を開始。ダイムラーベンツDB601を国産化したハ40エンジン(1,100hp)2基を串型に連結し延長軸で同軸反転式プロペラを駆動させるようにした「ハ201」を装備し、最大速度700km/hを狙った野心的な試作機であった。
くし型エンジンは機首と操縦席の後方に装備され、機首の3翅二重反転プロペラを回転させる。・・・また、高速用のLB層流翼型の採用や、空気抵抗の最も少ない翼面蒸気冷却の実施なども新しい試みで昭和18年12月に一機が試作されテスト中に終戦となってしまった。
試作機にはつけられていなかったが、20mm機関砲2-4門を装備する計画であった。