Kawanishi N1K1 Kyofu(REX) "PUROTOTYPE"

川西 15試水上戦闘機 試作第1号機

(大阪・川西甲南工場/1942年)

サムネイル(小さい画像)をクリックすると大きい画像で見れます。

キット ハセガワ 1/72
ディテールアップ シートベルトを鉛で作製。ピトー管を金属製に置き換え。
デカール 細かい注意書きのみキットの付属のものを使用。その他はマスキングによるエアブラシで仕上げ。
塗装 SDEソリッドカラー使用。J-4(灰色)をほぼそのまま使用。日の丸やラインの赤をや防眩塗装の黒を吹き、マスキングしてから一面に基本色(J−4)を吹きます。パネルラインに沿って暗めに調色したJ−4を塗ってから再度「きわ」をせめるように明るい色を塗ってまとめました。またフローとの下面は説明書の指定どおりダークグレーを吹いております。
製作記 二重反転プロペラが特徴的な強風のプロトタイプです。
モノクロ写真を見て試作機なので黄橙色に塗ろうとしておりましたが、初飛行時には試作機は黄橙色にという制定以前だったとのことなのでSDEの灰色をほぼそのまま使用しております。
組み立て時には主翼と胴体の合いが少し悪くフィレット側を少し削りこみました。また主フロートは胴体に取り付け部が結構隙間が空くので、隙間をパテで整形したのちに塗装しました。サイドの副フロートは型抜きの加減か主翼側の取り付け穴がぐすぐすでフローとの取り付け、角度調整が難しかったです。
印象深い二重反転ペラですが、軸が前側のプロペラと一体整形なので後ろ側のペラが回ってくれません。軸を金属製に交換し前と後ろのペラが干渉しないように調整しましたが余り滑らかには行きませんでした。

※プロペラの裏側の塗装について
組み立て説明書ではプロペラの裏側が黒塗りに赤のライン入りということでした。この件につきましてはHPのBBSでもかなり話題になりましたが結論は得られず・・・。最終的にはハセガワさんにメールをして出自を確かめようとしたのですが、ハセガワさんから回答はありませんでした。仕方がないので説明書どおりにしております。
参考資料 世界の傑作機 No.53 「強風、紫電、紫電改」
実機 昭和17年5月6日に初飛行した。
初飛行時に機体が振動したために大きなフィレットが追加された。