2008年3月8日 三重県
安濃川
うおーーーっ!
解禁! 解禁!! 解禁!!!
あちこちから「祝・解禁」の声が聞こえてきた3月1日(土曜日)・・・普通に仕事してましたーっ(泣)
そして、今週も、そして来週も・・・! 研修だ会議だ東京から偉い人が来るだ、もう、うっせーんだよ!
唯一チャンスがあったのは3月2日。
日曜日は基本的に家族と遊ぶ日にしているので、滅多に釣りに行く事は無い。しかし、ことごとく土日を潰されていく旦那を哀れに思ってくれたのか、嫁さんから「今日行かんと、今月は釣り行くの無理とちゃう?」とのありがたいお言葉。
最初は遠慮していたが、日曜日の早朝「あぁ、もうゴメン。やっぱり行ってくる」と、急遽準備して出発しようとした矢先、娘が起きてしまい「パパ、新しいシマちゃん見る。」(※通訳:お父様、子供チャレンジの今月号の踊りずむシアターDVDが見たいの。しまじろう(2歳の虎)が軽快に踊るやつね。はやくDVD再生して)との恐怖の一言。
何故かよく分からんが、娘はDVDを再生できるのはパパだけだと思っているらしく、これを見たい時は必ず呼び出される。
「もう一回!」とのアンコールにお応えし、毎度の事ながら3回ぐらい繰り返しDVDを見て、一緒に踊って、ようやく出発したのは8時30分。
せめて通勤割引を使って高速に乗りたい。
車を出した直後、ETCカードが無い事に気付いてUターン。(TOT)うわぁぁ!
再度出発するも、今度はガソリンが残っていない事に気付き給油。(TOT)うぎゃぁぁぁぁぁ!
8時59分、前方に津インター入口が見えたものの赤信号に引っ掛かり、通勤割引時間終了。一気にテンションが下がり、そのまま帰宅。
バタン
「あれ?もう帰ってきたの?」
「・・・いや、行きますよ。ちょっと行き先を変えようかと思いまして」
「ふーん。気をつけてね」
「・・・今日は、持って帰ってこようかなぁ」
「へー、珍しい」
半日後、お約束通りお持ち帰り。
ちょっと 魚が ごついけど
暇つぶしには良いけど、フライフィッシングの代わりになるほど心を満たしてはくれないね。(ちなみに上の写真はもう少し前に釣った魚。最近はカサゴが多い)
翌週、8日土曜日も昼まで仕事。なんとか時間内に終わったものの、宮川や櫛田川へ行くには時間が無い。
そうなると、行き先は近くの安濃川。
そろそろ発眼卵放流から育った2年目の大型が釣れても良さそうだけど、昨年行われた大学の捕獲調査で、10cm以下の魚が大半で、12cm以上の魚が極端に少ない事が判明しており、真面目に釣る気になれない。
多分、針に掛かる大きさ(10cmぐらい?)になったら片っ端から抜かれてるんでしょう。
チビでも良いからアマゴの顔を見れたらいいやと、軽い気持ちで川へ向かう。
いつもの通り、ウェーダーをはく必要が無い小さな川なので、プロックスのウェーダーブーツだけを車に積む。防寒のしっかりした上下の服を着ていれば、車の運転もフィールドでの移動も着替える必要がないので、最近お気に入りのスタイルだ。
この川でウェーダー穿いたら負けかなと思ってる(マジか)。
先週と違い、ゆっくりと川へ向かう。
そして、川に到着して車から出た際、とんでもない事に気が付いた。
ズ ボ ン は く の 忘 れ て た (大汗)
アンダーウェアに保温性のスパッツを穿く人は多いと思うが、最近ちょくちょく行っていた深夜のロックフィッシングで気付いてしまったんですよ。
「アンダーウェアは、パジャマが意外と温かい」という衝撃の事実に。
今日はウェーダーを使わないので、アンダーウェア代わりにパジャマを着用して・・・そのまま出発しちゃった☆
で、このパジャマですが、アンダーウェアとしては暖かいものの、抜群の通気性があるらしく(←当たり前だよ)、寒風がダイレクトに突き抜けてきます。
ピンポイントで太ももの体温だけが急激に低下し、ガクガク震えながら釣りあがる。
#18のパラシュートを何度キャストしただろうか。ふっと黒い影が浮上した。
ピチッと釣れたチビアマゴ。祝・三重県渓流解禁! 左端に写った指の大きさでサイズを想像するのは止めようね。
その後、1時間ほど粘ってみたが反応は無く、下半身を中心にあまりにも寒くなってきたので場所を移動。風裏になっている支流に逃げ込んだ。
発眼卵放流を行っていない区間なので、釣れれば天然に近い魚のはずだが・・・。
入渓して最初に目にしたのは、不法投棄された大量の塩ビ製パイプと小型農耕機のキャタピラらしき部品。
リサイクル料の必要な家電製品ならともかく、街からわざわざ捨てに来るとも思えないので、この近辺で工事か作業していた人間の仕業だろう。
車に積んで持ち帰る事は不可能だが、管理人はこういった類の不法投棄を見つけた場合、必ず個人情報を特定できそうなものが無いか調べて、デジカメに収めている。判明したら責任持って告発してやっから楽しみに待ってやがれ。
そんな場所でも、ちっこいのが一生懸命生きていました。もう、人間が色々とご迷惑お掛けしてスイマセン・・。