2007 4/8 三重県管理釣り場
大安トラウトレイク


特に予定の無い日曜日。

 先日、川まで行ったけど結局釣らなかった櫛田川へ行こうかと思っていたが、何故か親子3人9時まで熟睡(いつもなら、娘が必ず8時には起きて騒ぐ)してしまい、出発するタイミングを逃がしてしまった。


仕方ないので娘の相手をしたり、コーヒーを飲んだりしながら暇な日曜の朝を過ごす。

 絵画に目覚めた1歳半の娘。鼻歌交じりでお絵かき中。ちなみに、まだ殆ど話せない。2ヶ月違いの「はとこ」は、「大きな栗の木の下で」を振り付きで歌えるというのに、この差は一体・・・?
しかし、つい先日、牛の乳搾りをテレビで見て「ママ・ママ!」と連呼していたのには、なかなか上手いこと言うもんだと感心した。


タイトル 『混迷の世界に咲く花』  命名:父

小指が・・・(笑)

不意に嫁の携帯電話が鳴った。
聞くと、なにやら母親からのお誘いらしい。で、娘も連れて行ってくるわ、あなた釣り行ってきたら?ときた。

安濃川にでも行こうかと思ったが、せっかく櫛田川で¥2000の日券支払いを覚悟ていたこともあり、どうせならと言うことで最近大物が釣れているらしい大安トラウトレイクで、3時間楽しむ事にした。

久々に大安のホームページをチェックすると、

『DTLは、今後「大型魚専用・管理釣り場」として運営して参ります。例外はありますが、夏季以外は40センチから70センチまでのマスが主に釣れる釣り場となります。数釣りはできませんが、魚の大きさと引きの強さは日本一を目指します!!!』


ほほう・・・そうきましたか。
なんか少々ヤケクソ気味な意気込みが、個人的には好感度大(←ひねくれてる)

オオユスリカが出てるらしいので、5分で3本フライを巻いて出発した。


+++

久々の大安。桟橋の形状が変わり、お気に入りだった事務所前の桟橋は大幅に縮小されていた。
思っていたより人が多く、特にルアーマンがかなり多数。

驚いたのは皆さんが使ってるルアーのタイプ。
普通、マスの管理釣り場なら極小のスプーンとかミノーだと思うのだが、ぶら下がってるのは全長15cmぐらいのトリプルフック付き大型ミノー。

偶然かと思ったが、半分ぐらいの人はこいつをぶん投げている。シイラとかカツオでも釣ってそうなイメージだ。

少し眺めていると、フライの人がヒット。




どっぱん!



水面下で翻る銀色の魚体。デカイ!
一気に突っ走る魚に、ラインが一気に引き出される。掛けた人はリールファイトに切り替え、ロッドは満月。

ジーーーーーーッ!

今度はルアーマンがヒット。50cmクラスの金色の魚体がギラリと鈍く光る。
普通に「あ、鯉が釣れた?」と思ってしまったが、上がってきたのは巨大ブラウントラウト。素直に凄いと思った。

とりあえず見てても仕方ないので釣り開始。大型魚が釣れるのは間違いないようなので、ティペットは5Xとした。

事務所で3時間券を購入。あ!なんか若い女性スタッフがまた増えてる気が・・?やるな、オーナー。

しかし、この人魚達はどうやったら釣れるんだろう。オオユスリカでは多分無理だな。ならばリアクションバイトで誘うか。見ろ、これが俺の20cmの▲×◎#★・・さあ食らいつk(逮捕)



よく考えたら、渓流解禁中、4・5月にここへ来た事が無いので、どう釣れば良いのか勝手が分からない。底付近にいるだろうと安易に考え、3mほどのタナでルースニング。

20分ほど粘ってみたが、アタリが1回のみ。周囲の人は頻繁とは言えないまでも、ポツポツとあたっているし、実際大型を上げている人もいる。

ライズが時折見られるので、それ程魚は沈んでいないと考え、タナを2mに変更。

ようやく、インジケーターがゆっくりと水中に引き込まれた。
桟橋の真下に突っ込む魚。見えなかったが、桟橋固定用の鎖にこすれて嫌な感触が手に伝わる。

引きは強かったがそれ程重量を感じなかったので、半ば強引に魚を引っ張り出す。

35cmほどの、昔ならアベレージのサイズ。見た目からは想像できないパワーで走り回った。

ちなみに、水質は綺麗とは言えないまでも、かなり良くなった気がする。一時は薄茶色に濁っていてロッド先端でかき混ぜると泡立つほどだったが、普通の池といった感じ。

ライズする魚など、1mぐらいまでなら魚の姿も確認できた。


その後、徐々に風が強くなり、ライズもオオユスリカのハッチもほとんど見られなくなった。
周りもあまり釣れていないようだったので、原点に戻ってべた底を狙う。フライも最も信頼できるエッグに変更。

風が吹いたり止んだりする中、ようやくインジケーターが引き込まれた。


最初、それ程抵抗するでもなく魚は寄ってきた。ロッドを立て、魚を浮かせにかかる。
突然、魚がダッシュ。

回収したラインが一気に引き出される。

綱引きのような根競べが数分続く。

ようやく観念した魚。ネットを差し出すと・・・・。「あのー・・、は・はみ出るんですけど(汗)」

ネット内径の対角線が約40cmなので、50cmオーバーだと思われるニジマス。体高があり、ヒレも綺麗。口元に数箇所傷があったので、何回かは釣られているのだろう。

この1匹だけで腕はクタクタ。サンクチュアリで20匹ぐらい釣った後より疲れるかも。

新生・大安トラウトレイクの恐ろしいところは、これがトロフィーサイズではなく、アベレージよりやや大きいぐらいのサイズであることだ。


この日はネットに収まったのは2匹と不本意な結果になったが、バラシが数回合ったので飽きない程度に楽しめた。

魚の大きさと引きの強さは日本一を目指します!!!

サンクチュアリとは違う方向に進み始めた、今後の大安トラウトレイクに大いに期待したい。


トップメニュー釣行記>4/8 三重県 大安トラウトレイク