3/30 三重県
雲出川


 3月下旬ぐらいから次々と解禁になる、雲出川水系の各支流。30日は美杉村川上地区を流れる坂本川の解禁だ。

彼女を7時に迎えに行き、雲出川上流を目指す。

美杉村に入り、しばらく行くと『3/30あまご釣り解禁』の看板がチラホラ目に入ってきた。


しかし、釣り場は人・人!!

川幅が広いところで10m程度の小渓流とは思えない、すごい数の餌釣りの人達。入渓点はどこも車が停まっていた。

なんとか場所を探して川に入る。釣る前から半分あきらめていたので、彼女を先に釣らせて、川を観察。


至る所に魚をさばいた痕跡があり、魚の内臓が無造作に捨ててある。釣った魚をどうしようが個人の自由かもしれんが、せめて土に埋めるとかしろよ。


ついでに、これもどうにかしろ。


手を伸ばせば届くところに引っ掛かっていた

釣り好きな人が、なぜこんな事をするのだろう? 

引っ掛かるのは仕方ない。でも、回収できるゴミは出来る限り持ち帰るのが最低限のマナーってもんだろ。丸めて携帯灰皿に突っ込んだ。

 解禁後間もない時期と、夏休みの時期の雲出川はどうしても好きになれない。
と言うのも、雲出川は川沿いに道路が上流まで走っている。渓相も穏やかで、誰もが簡単に川に入れる。
誰もが親しめる半面、『招かれざる客』も増えるのも事実。普段はゆったりと、安全にフライフィッシングが楽しめる、素晴らしい川なのだが・・・。






素晴らしい水質

里川とは思えない、透き通った水。管理人がこの川を好きな理由の1つ。しばらく釣り上がったが、ポツポツ反応はあるがノーヒット!


まともに釣ってても釣果は期待できないので、藪に覆われた沢に突入。比較的釣りやすいポイントは彼女に譲り、サイドキャストを駆使して小場所にフライを落としていく。


『パコッ!』という音と共に、フライが消える。モタモタした手ごたえが数秒あり、あっさり観念したアマゴをキャッチ。

ついでに彼女もヒット! 何も教えてないのに、気がついたら釣っていた。写真では分からないが、このチビアマゴはヒレがピンっと伸びた、おそらく卵から孵った魚。
1年後に御目にかかりたい。



シッポがある小さいトンボ?

目の前をフラフラ飛んでいたカゲロウをキャッチ。○○フタオカゲロウ?? メイフライの名前だけは覚えられない。
フライフィッシング9年やってて、名前の分かる種類は10種類もない。はっきり言って、覚えるのを諦めている。

奥が深すぎる。




視界の片隅で、モゾモゾ動く影を発見。ふと目をやると・・・。

オイオイ。人の腕にとまって、しかも昼間から、
何よろしくやってんだよ!?

指でつまんで放したら、よろよろしながら飛んでいった。やりながら飛べるなんてスゴイと、軽く感動した(←するな)




ふぅ・・・・・。
今回は真面目に、キレのある釣行記を目指したのに、やっぱりこうなったか(泣)

ゴミ・マナー問題から始まった今回の日記、最後まで真面目な語り口で通そうと思ったが、スイマセン。俺には無理。

下ネタあってのFly High Fisher、その事を一番分かっているのは自分だからな!


乱舞

藪沢から戻ってくると、メイフライのスーパーハッチ。夕日に照らされたその光景は、幻想的ですらある。




俺 『めっちゃ綺麗やなー!』


彼女 『ううん。こんなにおると気持ち悪い!






俺 『あ・・・そう』


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