10/27 三重県 管理釣り場 

大安トラウトレイク


 前回ヒドイ目(ボウズ)にあった大安トラウトレイクへ釣行。気温も下がり、前回のような惨事にはならないはずだ。

現場に到着すると、かなりの数の車が駐車してある。ざっと桟橋に目をやると、入れそうなスペースさえあまり無い。

できたら真ん中の桟橋がよかったが、2m間隔で人がいるので断念。仕方ないので一番奥の桟橋に向かう。個人的にはあまり良い思いをしたことが無い。

 水は先日の雨の影響か、少々濁り気味。目立つ色が良いと思い、サーモンピンクのフライを結ぶ。省略するが(←するなよ)1時間ほど粘ってアタリすらなし(汗)


『場所移動したい・・・』しかし、ここ以外空いていない。フライをとっかえひっかえ、場所が空くのを待ちながらインジケーターを眺める。


釣れねー

そうこうしている間に、自分のいる桟橋に、ロッドを持った人がドヤドヤと集まってくる。
その数ざっと10人。

チョット待て! こんな人数で釣りできるわけネーだろ!と思っていると、マネージャーのYさんが『ゴメンゴメン。今からスペイキャストのキャスティングスクールがあるんさー。無料やで、参加する?』との事。
『何!? 無料??』
と、スペイキャストより『無料』の言葉に反応してしまう自分が大好きだ。

スペイキャストに興味はあったが、覚えたとしても使う場所がないし、ロッドも無い。今日はリベンジの日なので断っておく。
ふと向こうの桟橋に目をやると、チラホラスペースが空いている。

『チャンス! スクールに参加する人の場所が空いた!』
ハイエナ根性丸出しで移動の準備をしていると、スペイキャストのレッスンが始まった。


シュババババッ! 

聞きなれない音を立て、水面から持ち上げられたラインが空を切る。 飛ぶ飛ぶ。普通の人のダブルホールより遥かに飛ぶ。なかなかやるじゃないの脱帽。

しばらく眺めていた。

ワンキャストでこれほど飛ぶとは。見れば見るほど、そのキャスティング技術に見入ってしまう。見れば見るほど、『どこで使うんだろ』と思ったのはここだけの話。


皆さんが見入ってる隙に、場所移動。

桟橋が微妙に沈みかけてるんですが・・

移動してしばらく、底すれすれでようやくヒット。

と、思ったらスレだった・・・(泣)

魚がいるタナが分かっただけでも、収穫だ。
ユスリカのハッチが増えてきたので、ヤーンリーチにドロッパーでミッジピューパを結ぶ。
(※大安はドロッパー可。マネージャーに確認済み)

これが正解で、ミッジピューパを底すれすれに沈め、3匹ゲット。2匹は撮影前に逃亡。もう一匹は一応写真があるが・・・

逃げた瞬間です。『携帯を落とした瞬間です』と言っても区別できないだろ(やれやれ)

大安は魚の写真を撮るのが難しい。腕を目一杯伸ばさないと水面に届かないので、魚体を支える事ができないからだ。

同じ釣り方で40pクラスのグッドサイズをゲット! 正面からの写真じゃサイズワカラネー!

気になたのは隣で釣ってたルアーのおじさん。5投に一回ぐらいの頻繁なルアーローテーションで、かなりの数を釣り上げている。確認しただけで軽く10匹以上。
ルアーがアタリの日なのか? しかしミッジピューパでも釣れている。謎が多い日だ。


ミッジのハッチが多くなってきた。それを狙ってか、上空をツバメと思われる鳥が旋回している。




時々うん○による爆撃があり、軽く殺意を抱く。(←オイ)



大安トラウトレイク攻略のキーポイント、オオユスリカ。全長1cm程度。
手で簡単にすくえるほど、水面に多い。下はシャックを引きずっていた個体。このシャックも重要。透明感がポイントだと思うが、『これだ!』と思えるシャックフライはまだ完成していない。

ミッジピューパでさらに釣果を伸ばす。フライサイズが小さいため、バラシが多い。2回かけて1回ほどのランディング率。チョット悔しい。


ユスリカのハッチがかなりの量のため、フライはミッジピューパ一本に絞る。ドライも一時試してみたが、ハッチの量の割にはライズが少ない。
水面付近にはいるだろうと思い、タナを40p程にして、ライズ付近にキャストを繰り返す。


かなり粘って10匹目。


しばらくフライを投げていたが、きりも良かったので『帰るか』と、リールを巻いてラインを回収し始める。綺麗に巻こうと、ゆっくりラインを回収していると・・・


100%偶然でヒット!

またこんな写真しか撮れなかった・・・(泣) 
左上の方にチラッと映ってるのがお魚です。真ん中の『はインジケーターね。

もしかして『水面直下、ミッジピューパの超低速リトリーブ』が効くんじゃないかと、再度キャスト。
3投に一回ぐらいの割合でアタリがある。今更気付くとは! 時間が良かっただけかもしれないが、今日一番の反応。


ついにフラッシュが無いと撮影できないぐらい暗くなってきた。
しかし、アタリがあるので止められない。


結局、この方法で3匹キャッチ。バラシも同数。あわせ切れしてフライを結べず、撤収を余儀なくされる。

しかし、事務所横のベンチでマネージャーYさんと常連らしき人が雑談。
『今からがスゴイんだよねー』

マジかよ? だって、周りの景色なんて











これだよ?



心配をよそに、常連と思われる釣り師が3人ほど桟橋に向かう。


見えてんのか?


なんか、釣れてるし。


↑懐中電灯で照らして、フライを外してるらしい。



恐るべし、大安トラウトレイク。常連さん達の執念は、凄まじいものがある。


スペイキャストといい、『夜釣り』といい、オイラなんかまだまだヒヨッ子って事です(ピヨ)


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