Vリブ・ミッジピューパ
#14〜#18
#16
う〜ん。正直、公開を少しためらったフライです。
何の変哲も無いミッジピューパのように見えますが(「何の変哲も無いミッジピューパじゃねーか」とか思った奴は今すぐウィンドウ閉じろ)、管理人が最も気に入っているフライの一つであり、管理釣り場・自然渓流を問わず、かなり安定した好釣果を約束してくれるお気に入りフライです。
以前の釣り大会で使ったフライもこれでした。
CDCダンや芦ノ湖のアオミドロがそうであるように、非常に優れたフライでも多数の人が使うと効果が半減するのは、フライフィッシャーの方なら皆さんご存知のとおり。
それなのに多数の目に触れるこのような場で公開した理由は2つ。
1.使われているマテリアルが入手しづらい。
2.管理人は上の写真のフライに少々手を加え、バージョンアップしたものに移行中だから。つまり、このフライは管理人の中では旧モデルだから。
・・・今、すごいブーイングと共に石が飛んできた気がしますが、気にせずタイイングスタート!旧モデルと言っても、新バージョンの方はやや手間がかかるので、量産する時は管理人も写真のバージョンを使ってます。御心配なく。
まず用意するのは、手芸店で売っている極小のゴールドビーズ。1.5mmがお薦め。(バーブレスなら#14フックまで対応できる)
むさ苦しい男一人で、女子中高生がたむろする手芸店へ突入する事が、このフライ作成における最難関ミッションである。
写真右はティムコのゴールドビーズSサイズ(1.9mm)。
24金メッキで、輝きも素晴らしいビーズなのだが、#16以下のフライに使うと、フライその物より存在感が出てしまい、バランスが悪い嫌味なフライになってしまう。
その物より、金玉の方が存在感がある×××(検閲後削除されました)は、バランスが悪いですよね?我ながらなんて分かりやすい例えなんだろう!(頭の中、虫わいてます)
写真のフックは#16。
ビーズを通して下巻きします。特に言う事なし。次にボディーを巻きますが、ボディーに使うマテリアルはコレ。
V-リブ
2003年からティムコが取り扱いを始めた、Vリブ。以前似たようなマテリアルがマリエットから「ビニール・リブ」という商品名で発売されていましたが、ほとんどお目にかかれなくなった。
S・Mサイズがあるが、#14〜#18までSサイズで十分。
ラーバレースで代用できそうだが、なぜこのマテリアルでないとダメかと言うと・・・。
かなり見づらいが、Vリブは片面がフラットで、片面がラウンド(円)つまり、半円柱の構造になっている。
フラットになっている面をシャンクに乗せてスレッドで固定し・・・
きつく巻き上げると(ストレッチ性も良く、よく伸びるが切れない)かなり細いボディーなのに体節がハッキリ出たボディーが出来上がる。
ちなみに、このままフィニッシュして使っても釣れます。
最後に、メルティファイバーを少量ソラックスにダビングして、軽くピックアップして完成。極小ゴールドビーズ・Vリブ・メルティファイバーの組み合わせが、一番安定した効果がある。
ただし、メルティファイバーは耐久性が低く、プツプツ切れるのでラビットファーや黒のズィーロンでも代用可能。
予めVリブを2p程度に何本か切っておいて、ビーズをフックに通しておけば、1時間で20本ぐらいは簡単に量産できます。
Vリブを置いてある店が少ないので、皆の力を結集してVリブを注文しよう。管理人は津の上州屋で注文しているが、(10個単位でしか取れないらしく、3つぐらい買うと言わないと注文できない)以前頼んだ黒のVリブは全て売り切れた模様。
使いやすいマテリアルである事に、多くの人が気付いてくれる事を願う。
管理人が使ってる新作はどんなのか気になる方もいると思うので、ヒント。ミッジピューパは、体節の部分が透けてるってところが何とも・・。