Fly High Fisher番外編
スキーと温泉と釣り場巡り


 今まで彼女とスキーへ行く約束をした時は、あまり気乗りしなかった。
と言うのも、スキーの板やブーツを持っていないので、毎回レンタルするのだが、コレが高い! 大体3000〜4000円ぐらいする。

これに1日のリフト券3000〜4000円、さらに食事代(朝・昼)1000〜2000円、ガソリン代とくれば、管理人にとって『スキーに行く』=『1万円以上の出費』という方程式が『モノマネ番組』=『御本人登場』というぐらいの確率で成立してしまうのである。


しかし、ヤフーオークションで格安(4500円!)のスキーセットの購入に成功したため、ようやく板のレンタルともおさらば。
ノリノリでスキー計画を立てていると、『しらおスキー場』へ行く事が決定。

ご存知の方もいると思うが、50pオーバーのビッグトラウトがウヨウヨ泳いでいる管理釣り場『くろや』のすぐ近く。初めは早朝だけ滑って、10時から釣りという計画だったが、体力も金も時間も無いという事で釣りはあきらめる事に。



深夜1時に三重県を出発して、スキー場に着いたのは早朝4:30。1年ぶりのスキー。


言っておくけど、俺のスキー歴は4回だからな!そこんとこよろしく(←いばるな)


午前券を買ってとりあえず上まで登り、滑り始める。







ガリガリガリ!




なんて見事なアイスバーンでしょう。スキー場と言うよりスケート場かここは?

ちなみに、初めてスキーをした時もかなり雪質が悪かった。当然こけまくるので、痛いなんてもんじゃなく、『2度と来ねぇっ!』って怒ってたそうです。(彼女談)

 覚えてねーな(゜.゜)


景色は最高

しばらく滑っていたが、板が合っているのか意外と上手く滑れる。以前は右にターンして止まろうとすると、そのまま一回転して左向きで止まるという類稀な妙技の持ち主だったが、これは一体・・・?



キャスティングの練習をしているのが分かるかな?

スキーをしていてもフライフィッシングを忘れない、フライフィッシャーの鏡。皆も見習おうね(やめたほうがいいね)。 あっ そこ!。ボーゲンとか言うな!!(泣)


腹も減ってきたところで昼飯。迷わずビールを注文して一杯。くふぅ・・最高!
彼女は『愛丼』とか言うのを注文していた。牛丼にカレーがかけてあるゲテモノ創作料理。
一口食べたが、牛丼とカレーがお互いに自分の味を主張しつつも、見事に融合した・・・・結論『甘ったるいカレー』
俺の味覚では理解できませんでした。


昼食後、少し滑って撤収。今回はあまりこけなかったので(ほんの10回ぐらい)結構楽しめた。





スキー道具を片付けて、いざくろやへ。
スキー場からほんの数分の距離だが、道路の雪が見る見る増えていく。スキー場まではしっかり除雪してあったのに、これはフライフィッシャーへの嫌がらせか?


くろやの看板がある所まで来て、さぁ行くぞ!









  行けるか!!



しょうがないから車を置いて歩いて行く事にした。入り口付近に岐阜ナンバーの車が1台停まっている。地元民でも無理なのに、俺達が車で入ったら間違いなく滑り落ちる。
(※リトルパインで頼めば、釣り場まで乗せて行ってくれるそうです)


テクテク歩く。遠い。

くろやまでの道。普通の車じゃかなりきついと思います。4駆でスタッドレス、できたらチェーンがいると思います。

ようやく見えたくろやは、完全に雪化粧。驚いた事に4人ぐらいお客さんがいる。気合い入った人達ですねー。

そしてビッグトラウト・通称『魔王』も健在。やっぱりデカイ。低水温でじっとしているかと思っていたが、ウネウネ動き回っている。岩の下に少し見えてる魚は(横向きになっている魚)死んでるんじゃなくて、何かを捕食していた。ミッジラーバか?

帰ろうかと思ったら、一人のフライフィッシャーのロッドが曲がる。





誰か知らないけどフィッシュ・オン!(懐かしいなオイ)



こんなタイミングで釣ってくれるとは、誰か知らないけどありがとう!
フッキング後の猛ダッシュこそ無かったが、かなりトルクのある引きをしている。山下さん(仮名)が寄せてきても、グ・グ・グ・グ・・と、いかにも重そうな引きで遠ざかる。

頑張れ山下さん(仮名)! 

『早く行こー!』彼女が呼んでいる。それどころじゃない。がんばれ山下さん(仮名)。もう少しだ!
数分後、足元まで寄ってきたので山下さん(仮名)がランディングネットを差し出す。

しかし、魚はまたもや遠ざかる。
『いつまで写真撮ってんのー!!?』やばい。彼女が御機嫌斜めになってきた。早くしてくれ山下さん(仮名)。正直俺も寒くなってきた。


それから数分後、ようやく魚はネットに収まった。

このサイズでアベレージぐらいでしょう。見てたらマジで釣りたくなってきた。次来る時は絶対にロッドも持って来よう。ありがとう山下さん(仮名)ナイスフィッシュ!!

『ゴメン。待たせたなー』彼女に近づく。



座り込んで、積もった雪に指でひたすら穴を開けている。




ヤバイ。180%怒っている。


『ゴメン! ちょっと時間がかかった!』


『・・・ちょっと見るだけって言った・・』


『いや・・タイミング良く魚釣ってくれたし、アレは写真撮らなアカンやろ!』


『5分ぐらいって言った・・』

『だって魚が・・・!』
『××××・・・』
『××××・・・×××!』
『××・・?』
『×××・・!××××・・××。・・温泉・・!』
『××・・温泉?××・・・』
『早く温泉・・・×××・・!』
『温泉×××・・?』

『よし! 温泉行こう!!』

『うんっ!』



御機嫌修復完了。


一路、大和町の道の駅にある『やまと温泉やすらぎ館』へ。
600円というなかなか良心的な値段で新しい。広い。綺麗。店もたくさんあって見る所が多い。

写真が無いのが残念。管理人が今まで入った温泉のベスト5に入ります。泉質が硫黄泉じゃないのも個人的には良かった(硫黄泉の温泉だと喉が痛くなるんですよ)

試食品がある売店で、彼女と片っ端から味見し、パン屋さんがあったので一口パンをおやつ代わりに購入して食べた。
この時点で、彼女の機嫌は100%回復。

温泉上がりにまたビールを一杯。 くはぁ! 最高!(コレばっかり)
(言い忘れてましたが、運転は彼女です。交代で運転したいのですが、保険の関係で、俺は彼女の車(スタッドレスタイヤ・スキーキャリア付き)を運転できませんので。)




 やすらぎ館を出発し、次の目的地は郡上八幡。目的は2つ。
俺=ライズが無いか見たい  彼女=橋の近くのみたらし屋さん


郡上八幡の町に入り、宮ケ瀬橋の近くのみたらし屋さんへ到着。幸運にも営業している。

『みたらし16本!』彼女がみたらしを買っている間に、川の様子を見てみるが・・・


沈黙

ライズどころか、ミッジ1匹飛んでない。放流されなければ、こんなものか?上流に目をやると・・・

郡上八幡の冬の名物、こいのぼりの寒ざらし。解禁後は、このアタリでも結構ライズがある。見物人も釣り師も多いけど。

車に戻ると、彼女がみたらしをパクついている。10本はお土産だそうだ。この時点で彼女の機嫌は、悪いどころか上機嫌。
何か食ったら機嫌が良くなるのか。覚えておこう。


その後、かなりの渋滞に巻き込まれたが、9時前になんとか三重県に到着。途中亀山市で知る人ぞ知る『亀八』で焼肉(のような鉄板焼き)を食べて、またもやビールを一杯。


帰宅して、布団にダイブ→爆睡






次の日体重を量ったら、2kg増えてました。元々痩せているので太るのは別に構わないのですが、スキーに行って太るってのはどういう事??





あ・・・・ ビールか!






次来る時は解禁だ!!


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