石鯛 力対力の勝負!!


イシダイに魅了され、イシダイをこよなく愛する者のページ


・・・・・・・・・・ 幻に挑む ・・・・・・・・・・

まだまだ暗い磯に、へばり付く様に渡礁する。バッカン・ロッドケース・サザエ・ガンガセを安全地帯に放り投げる。
真っ黒な海を覗き込み「今日は絶対釣るぞ」と頬を叩き、気合を入れる。
振るえる手でハンマーを取り、ピトンをおもい切り打ち込み、竿掛けをセットする。まだ、手の震えが治まらない。次は竿に両軸リールをセットし、道糸を手に2〜3周巻き付け、ドラグを調整する。ほとんど、ドラグはいっぱいである。根に入られたら、どうしよう!ついつい、ドラグがきつくなってしまう。
印篭継手の間隔が定まらず、何遍も刺し直す。目印が行過ぎてしまう。道糸をガイドに投しながら、一投目だけを考え、集中する。
尻手ロープのナスカンを竿リングにセットする。竿を振りながら少しずつ道糸を出す。「ビシッ」と歯切れの良い音がする。やっと、竿を竿掛けにセットし、手繰り寄せた道糸をくわえ、すかさず仕掛けを取り出す。サルカンへの本結びに余念がない。捨て糸を矢引きに取り、六角オモリを八の字結びに結ぶ。サザエを割り、ふたを器用に切り取り、ワイヤーハリスのハリに掛ける。一投目、まずは3個。コークスクリューにセットし、竿を振る。この間、約15分。とてつもなく、長く感じる。呼吸、まばたきをしていたのだろか。食いしばった奥歯が痛い。






静岡県 西伊豆町 田子 田子島周辺での実績






・・・・・・・・・・ 石鯛の生態を知り、攻略する ・・・・・・・・・・




イシダイとは?

一般にイシダイとは、荒磯に現れ、体は白地で黒っぽい7本の縦縞が入っています。クチバシのように硬く、鋭い歯を持ち、人間には比較的硬いと思われるような、貝・ウニ・ヤドカリ・カニなどを好んで食べます。イシダイに噛まれたワイヤーは、口の形に変形します。また、背びれ・腹びれが、尾びれの延長上に長い為、とても、ひれに特徴があると言えます。背びれが非常に鋭くとがっており、素手でつかんだ時に、何度か手を切った事があります。幼魚を「サンバソウ」と呼び、若魚を「イシダイ」、老いて行くのに連れ、体の縞模様が消え、口の周りが黒くなり、「銀ワサ」「クチグロ」などと呼ばれるようになります。メスは、縞模様が消えないとも、言われています。大きなものでは、80cm位になります。
イシダイがハリに掛かり、水面に浮かび上がった瞬間の美しさといったら、口では表現する事ができません。
イシガキダイとは?

若魚は、姿形では、ほとんどイシダイに似通っていますが、体の表面は、白地に黒っぽい斑点模様が入っています。お互い、老魚になると大分、差がハッキリと出て来ます。
幼魚・若魚を「イシガキダイ」と呼び、老いて行くのに連れ、体の斑点が消え、口の周りが白くなり、「クチジロ」と呼ばれるようになります。大きなものは、銀ワサよりも、更に一回り大きいと言われています。釣り上げたイシガキダイを目の当たりにすると、斑点模様のコントラストで目が眩むようです。また、比較的、イシダイよりも力が強いとも言われています。クチジロは、産卵期に温かい南海へと移動する為、私のホームである伊豆半島では、釣り上げたと言う情報をあまり聞いた事がありません。
分類は?

イシダイは、スズキ目、イシダイ科の魚です。また、イシガキダイも含みます。(1属2種)
生息地域は?

イシダイは、北は、北海道オホーツク沿岸から、日本海・太平洋側、南は、九州に至るまでの領域に生息していますが、あまり、沖縄での石物釣りは聞いた事がありません。イシダイは、魚種の中では、最も広域に渡り分布しています。
一方、イシガキダイは、北は、本州太平洋側から、南は、東シナ海に至るまでの領域に生息しています。
石物(イシダイ・イシガキダイ)の特徴は?

「石物師」を魅了する、石物とは、結構頭の良い魚種のようです。こんな話を聞いた事があります。エサをくわえて急激にバックするとか、ハリに掛かった瞬間反転し、腹ビレでハリス・道糸を切るとか、ハリに付いたエサを針先からではなく、フトコロを狙って食いちぎるなどです。実釣でこんな経験があると思いますが、小さなコツコツ程度のあたりで、上げてみると、全くエサが残っていないとか、ハリを良く見ると噛まれて変形してしまっているなどといった事です。これらを考えると、エサを引っ張らずに噛み潰し、持ち去ってしまうのではないのでしょうか。また、海底に仕掛けたエサの状態が不自然だと喰わない事があると聞いた事もあります。
今度は、イシダイの生態についてですが、エサ取りなどの活動は、6:00〜18:00位の日が差す、明るい時間が活発だと言われています。30cm〜40cmクラスは、群れをなし、近場を時間的に回遊する事もあります。これは、タグ&リリースで証明されます。また、色・味などを識別する能力も持っているそうです。




・・・・・・・・・・ 石物を釣りに行こう(実釣編) ・・・・・・・・・・



自己紹介 私は、「やま(山)はあっても、山梨県」 「かい(海)は無くても、甲斐の国」!! あっ!これは、地元しか通用しないかも知れませんネ。生まれも育ちも山梨です。石鯛暦は3年です。石鯛にハマル前は、敏郎さん(兄)と共に、淡水では、マス・鯉・へら・アマゴ・ヤマメ・イワナ・うなぎ・ブラックバス・鮎、海水では、神津島でサバを釣り上げて依頼、クロダイ・メジナ・カワハギ・キス・真鯛・カサゴ・アナゴ・太刀魚・メバル・イカ・タコ(ほとんどがオカッパリ)などと付き合って来ました。石鯛を始めたきっかけは、クロダイ狙いで10年間、静岡県の清水市から沼津市のポイントを転々としましたが、結局、1匹も釣れず、「どうせクロダイは釣れない、石鯛なら釣れなくても笑い者にならないだろう」と、コソコソ石鯛用品を借金して買込み、ついに、離れ磯まで足を伸ばしてしまったと言う次第です。本当は、何年か前にNHKのTV番組で”佐藤守氏のイシダイ釣り”を見てからです。
釣行・釣果 釣行は、石鯛を始めて、1年目は22回、2年目は13回、3年目は11回、合計 数えられません。もう、こんなに行ってしまいました。3年間の釣果は、イシダイが6匹、イシガキダイが1匹、最高は、銀ワサで、2.9kg・54cm、最低は、サンバソウで、29cm・0.7kgです。まだ、クチジロは、釣った事がありません。ちなみに、敏郎さんは、石物を1匹も釣っていません。(これを言うと怒る)
皆さんを喜ばすほどの釣果はありませんが、ここまで釣れないと、魚との根気比べになって来ます。
私は、5kgオーバーを引抜き、魚拓を取るという野望を抱いています。
釣 方 大抵は、置き竿を1組、手持ちを1組で攻めます。TV・雑誌などでは、「関東の置き竿は待ちの釣り、九州の手持ちは攻めの釣り」と紹介されていますが、私の手持ちは、少し風変わりです。腰からハーネスを吊下げ、竿尻をハーネスにあてます。風呂用のプラスチックのイスに腰掛け、両腕を伸ばし、腕が水平になったところで、竿を持ちます。竿は、45度位でしょうか。右手でリールを巻き、たるみを取ります。次に、道糸を軽くコツコツと引っ張り、誘いを掛けます。すると、ゆっくりと竿先が5cm位下がります。多分、それは、イシダイが口の中にエサを含み噛み潰している時だと思います。ここが合わせのタイミングです。合わせは、1回の投入で何度もする為、オモリで魚を驚かさない様に、とにかくシャープに短く合わせます。この釣法を「必殺!!早合わせ」と呼んでいます。これまで、三段引きで穂先が水面に突っ込んでから合わせたものが1匹、残りの6匹は、この釣法で捕らえました。いくら待っても、中々、三段引きのチャンスがなく、この釣法を考え付きました。仕掛けは、捨てオモリ式ですが、他とちょっと違う点は、地形に関わらず、捨て糸を1ヒロ以上取る事です
釣り場 私の場合、静岡県 西伊豆町 田子港から渡船で15分位の「田子島周辺」に渡礁しますが、風のひどい時、シケで出船しない時などは、西伊豆町 戸田・井田などの地磯で釣ります。大島・八丈島などの遠征もしましたが、時間と経費が掛かってしまう事から、西伊豆町 田子をホームに選びました。もちろん、渡船は「田子館(0558-53-0031)」です
エ サ 4月〜8月の透明度が高い時は貝類、ニゴリ(糸屑状)がある時は、ガンガセを選択します。9月頃からヒラツメ・マガニなどをラインナップに加えます。潮の様子は、船長に電話し、情報をもらいます。また、「田子館」では電話予約により、格安で地元で取れたサザエを買い付けてくれます。また、道中、三島市「だるまや釣具店(0559-72-3750)」で、釣具・エサを購入する事ができます。「だるまや釣具店」は、土・日・祭日の前日は、24時間営業の為、釣人で込み合っています。※ガンガセは、前々日までの注文です。身近に経験者がいなかった為、何も知識のない時は悲惨でした。サザエを買うのにも、近くの鮮魚センター・中央卸し市場で予約し、食用を購入していました。シケで出船できない時は、結局、捨てるはめになってしまいました。しかし、回数を重ねる毎に、段々と解ってくるものです。余ったエサは、冷凍にすれば良いのです。「田子館」では、余ったエサを大型冷蔵庫に確保してくれる為、次回の足し、または、撒き餌にすることができます。また、冷凍サザエは、活きサザエに比べ、ふたと赤身部分を切り取った瞬間、硬直し、喰い込みが悪くなるといった事がなく、特に懸念する必要はありません。冷凍エサと言えば、奈良県「三紀(0744-46-2220)」がとても便利です。シーズンでなければ、なかなか、入手しずらい、ヤドカリを常時、在庫で持っています。それ以外にも、サザエ・マガニ・トコブシ・ガンガセなどと、バラエティーに富んでいます。配送は、クール宅急便を使い、コレクトサービスが受けられます。
コマセ 遠征時は、ウニガラを使いますが、ホームでは、ウニダンゴをオモリに巻付け、コマセ代わりにします。
ロッド ダイコー/FULL FIELD名礁石鯛540MHとNFT/IGハイスピード石鯛500Hを常時持参し、2本掛けにしています。
ダイコー540MHは、ABU10000CLと組合せ、比較的大物を狙います。潮がとても早く、ウエイトを掛ける時など、
錘負荷50号は楽に持ちます。また、遠投に大変適しています。
NFT500Hは、マグサーボと組合せ、竿下を狙います。穂先がとても柔軟で、食い込ませるには違和感が少ないと言えるでしょう。インターラインの特性から、
ガイドの分だけは風にあおられず、PEライン使用時のエサ替えも穂先に絡まない為、手返しが早く、時間に余裕が出て、時合いでも慌てません。
両軸リール ABU10000CLとマグサーボを常時持参します。
ABU10000CLは、大物用として、持前のスプールの広さから、20号ラインなら、釣行4回分は楽に巻取ります。また、レベルワインダーが装着せれている為、巻取りは、手元を見なくても済みます。ギアが2段変速のオートマチックなので、楽々巻取りでトラブルが非常に少ないです。今まで、取り込みに困った事は、1度もなく、
安定性・信頼性に富んでいます。
マグサーボは、マグネットボリュームを調整するだけなので、
バックラッシュが少なく、サミングも容易です。遠投には最適と言えるでしょう。
所持品 ロッド・リール・ロッドケース・竿掛け・ピトン・ハーケン・尻手ロープ・ナスカン・根掛かり外し・バッカン・エサ用バケツ・水汲みバケツ・ストリンガー・スカリ・道糸・ワイヤー#38・捨て糸・六角オモリ・真空オモリ・プライヤー・サルカン・三ツ輪・ハリ・ダルマスリーブ・ハンドプレッサー・パール玉・テンビン・ウニ通し・ハンマー・まな板・ナイフ・風呂用腰掛・サングラス・キャップ・フローティングベスト・タックルベルト・ハーネス・ロックジョック・時計・携帯電話・携帯用灰皿・ヒップガード・雨具など。
外 道 エイ(写真)・ウツボ・カワハギ・カサゴ・アカハタ・フグ・フエフキダイ(?)など。
モラル 地磯も離れ磯も管理釣り場のようなもの。フィールドのゴミは全部持ち帰るようにしましょう。自慢ではないですが、私は他の人が残して行ったゴミも持ち帰るようにしています。個人の「ちょっとした思いやり」が、フィールド美化・釣り易さにつながるのではないでしょうか。そして、「ちょっとした思いやり」によって、つまらぬトラブルも起きないのではないでしょうか。追記−底物師は、貝殻(サザエ・トコブシ・赤貝・サルボウ・シッタカ・ジンガサ・ヤドカリなど)をどのように処分していますか。ご意見をお聞かせ下さい
余 談 私はイシダイの「クチバシ」を大事に保管してあります。上クチバシは、簡単に左右分かれるため、電動ドリルで穴をあけ、チェ−ンでバッグにお守り代わりに吊るしています。また、イシダイ釣りを知らない人に説明するため、イシダイの噛み後が付いているハリスをバッグに常時携帯しています。


捨てオモリ式イシダイ仕掛け








どこまでこだわる!!



釣りは「こだわりハードルをどのくらいの高さに設定するか」で決まってくるのではないでしょうか。

イシダイ竿
一言でイシダイ竿と言っても千差万別でしょう。私は置き竿もするし手持ちもします。優柔不断な欲張りです。進路・方針をどっちに向けて良いのか未だに迷っています。よって方策の取りようがありません。就職の時もそうでした。いまだにやりたい・試したい事がいっぱいあります。現在所有はカーボンが2本です。将来的には和竿も持ちたいと思っています。しかし、調査・下調べが必要です。また、かの有名な「佐藤守氏」のようにグラス竿にこだわりを持っておられる方は立派だと思います。(間違っていたらすいません)
1本はダイコー名礁540MHです。ダイコーは石物竿メーカーであるという事で特に基準を設け購入した訳ではありませんが、実際使ってみると「これなら大物とのやり取りが間違いなくできる」と確信出来るはずです。ちょっと重量感があるため、置き竿専用にしています。また、遠投にも適しており、錘負荷35号で50〜60mは楽々飛びます。本体はメタリック感覚の黒、ゴールドガイド、トップは白、グリップはラバー、石突きは大き目で竿掛けにぴったりマッチします。継ぎ手は印籠、トップは逆並継ぎの設計です。各継ぎ目にマーキング(合いマーク)が施されています。もう1本はNFTのIG-HISPEED500Hです。当初から「インターラインなんて、邪道だ!」とか思っていましたが、実際は全くその反対でした。使って良く解りました。選定理由は手持ち専用にしたかった事などです。ホームが西伊豆であるため、強烈な「西風」を避ける事が出来ません。ガイド無しのインターラインの特性から風に煽られても最低限の抵抗でおさまります。ガイド付きと並べると結果が良く解ります。また、トップへの道糸の絡みが無いため、余計な時間の浪費がありません。特にPEライン使用時は皆さんも経験がおありでしょう。あまり遠投には向きませんが、トップが柔らかいため、魚が喰い込む際、余計な違和感を与えないはずです。次に、とても軽いと言う事です。
あえてカーボンロッドの弱点を言うと外傷に弱いのではないかと思います。磯ではどこでも置いたり立てかけたりせず、面倒な時もありますが竿掛けに掛けるように心がけています。また、釣行後は一緒に風呂に入っています。当然、湯船には入れませんが、ぬるま湯で丁寧にブラッシングしています。
こんな事がありました。釣行当日、雨が降っていました。竿の組み立て時に印籠継ぎ部分が雨で濡れ、あまり奥まで挿入すると抜けなく恐れがあったため、普段より軽めに挿入しました。何度目かのエサ替えで「ボキッ」と音を立て簡単に折れてしまいました。印籠継ぎの怖さを知りました。折れてしまうのなら外れない方がまだましだと思いました。
いつかは和竿を手にしたいと思っていますが、手入れが難しいのではないでしょうか。濡れたら日陰乾しとか使用後の表面処理だとか聞いた事があります。また、シーズンが終わると曲り修正のため、火入れ補修だとか。周りで和竿を持っている人がいないため、何かと不安が広がります。時々和竿を持っている人を見かけますが各竿をひもで縛り、「ガシャガシャ」持ち運んでいます。外傷にはとても強そうです。しかし手にすると重いのでは?また、和竿が最も喰い込みが良いと言われていますが、もしトップを折ってしまったら???



リール
第一にリールに要求される事は、信頼性・使い易さではないでしょうか。昨今のメーカー戦略は、カウンター付き・丸洗いなどを掲げています。
私の場合は、2機種を常時持参しています。1つはアブ・アンバサダー10000CLのベーシックタイプです。楽々巻き取りの幅広スプール、レベルワインダー、2速ミッション、プッシュ式クラッチが装備されています。今まで特に困った事はありませんが、ちょっと重量感があります。選定理由は、かの有名な「服部名人」が船釣りで使用していた事から印象に残っていました。また、簡単な改造でレベルワインダーを撤去する事が出来ます。釣行毎に専用オイルは欠かしません。やはりダイコー竿と組合せて、置き竿に構え、いつか出会える大物に備えています。
1つはダイワ・マグサーボです。何と言ってもマグネットによるブレーキシステムでしょうか。遠投には向いていると思います。他に特別な機能は装着されていませんが、サブオプションでは手頃です。NFT/IG-HISPEEDと組合わせ手持ちに使用しています。
普段のメンテナンスは、汚れ落とし、オーバーホール、オイル注入、グリスアップ、増し締めなどです。
使い勝手の良し悪しは、アブに軍配が上がります。アブは、クラッチ並びにレベルワインドにおいて断然有利ですね。これに対し、マグサーボはちょっと勝手が悪く面倒です。慣れと個人差があると思いますが。しかし、クラッチの作りは断然しっかりしています。マグサーボの場合、偶然、大物が掛かったと仮定し、魚とのやり取りの最中、スプール上にラインが山形になりフレーム間に摩擦が生じ、「だめだ!もう巻けない!」と言う事にならないでしょうか?考えるとちょっと不安になります。そんな事は無いと思いますが?
時期、購入予定品をご紹介します。ダイワ製SEALINE石鯛Z-WHです。アイテムをちょっとご紹介します。○ざぶざぶ洗える耐水・防水設計(防水ドラグ・ICモジュール/耐食パーツ/耐洗浄グリス/耐水ボールベアリング)○ガタのないインフィニットストッパー○タテ型ICカウンター○6ポイントサポートシステム&スピードシャフト○大型ノブ&ロングアームのパワーハンドル○強力大口径マシンカットドライブギヤー○軽量高強度アルミマシンカットスプール○クリック構造○下巻き入力、糸切れ修正対応など。常々、「カウンター方式はあてにならない」などの話を耳にしますが、本当の事でしょうか。ちょっと心配です。誤差が出る原因は、正確には調べた事はありませんが、ラインの太さ・巻き付け長さ程度のメモリー入力で、スプール回転から長さを割り出し、サーチしている為だと思います。例えば、「サーマルヘッド」などを採用し、ラインがリールガイドを通り抜ける長さを計測すると今よりは、ずっと真に近づくはずですね。しかし、カウンターは「あくまでも目安」にして置いた方が良さそうですね。ロケーションに応じて海底もその都度違う訳ですから。将来、「糸フケICカウンター機能付き」とかアイテムが増えていたりして?また、スプール軸には「リニア」を採用してほしいものです。遠投すれば、「宇宙の果て」まで飛んだりして???



ライン
道糸の選択も線差万別、人それぞれだと言えるでしょう。離島遠征の際は、「ちょっと太目のナイロン24号」などと。私の場合通常は、比較的低価格のナイロン「漁師用」18〜20号を使用します。根掛かり2回で、その部分は切り捨てます。根掛かり2回目で透明感が無くなるため、これを「替え時センサー」にして目安にしています。また、ちょっと高価な「石鯛専用ナイロン」も時々使用しますが、「根ズレ状態」を比べても大差を感じた事がありません。逆に私が使用する「石鯛専用ナイロン」は、最初から白っぽく、透過がないため、「替え時」を察知できません。
次にPEラインの登場です。利点は、何と言っても強い事ですネ。強度があるため、細目のものが使用でき、糸フケ防止になります。また、強度はと言うと、根掛かりを力いっぱい引っ張り、ハリが真二つに折れた事があります。カラーリングでの識別は、使い方によってはICカウンター無しでも十分ではないかと思います。通常、PEラインは15号を使用します。細かなアタリ取りには最適だと思います。ナイロンのように巻きグセが付かないため、インターライン内部でストレスが生じる事がありません。逆に欠点はと言うと、石鯛専用ナイロンより更に高価な事、穂先への糸絡み、糸フケによる根掛かり、根掛かり時の足るんだ処理糸の岩への絡みなどでしょうか。しかし、解決策もあります。穂先への糸絡みは、インターランを使用すれば解決、糸フケによる根掛かりは、「ぶっつけの潮」などに応じて、糸が足るんでは巻きの繰り返しで解決ですね。
全般的な注意点は「根ズレ」ではないでしょうか。大物をラインダメージが原因でバラしたとなると「一生涯の汚点」になってしまいます。決して良い思いでにはなりませんね。早めの交換、切り捨てに勝るメンテナンスはないと思います。



竿受け
竿受けも底物師にとっては重要なアイテムのひとつです。竿受けが無ければエサ替えも上手に出来ないのではないでしょうか。私は現在、浜口機工ポインター竿掛MK-UとカープSUPER PITON GT(AE-50)を所持しています。浜口機工ポインター竿掛MK-Uは、とても使い易いと思います。また、竿に直接触れる部分には保護被覆が施されています。あえて欠点はと申しますと、ちょっと風に弱いですね。ピトンのトップ(連結部分)がローレット処理されていますが、竿受け固定ネジ部分がぐるっと一周、磨耗してしまい首振り状態になってしまいます。また、ピトンを外す時、どうしてもローレットの部分をハンマーで叩いてしまう事も消耗原因のひとつです。しかし、今まで致命的欠陥を感じた事は一度もありません。
次にカープSUPER PITON GT(AE-50)は、浜口機工ポインター竿掛MK-Uに比べ、ピトンのトップ部分がガーター処理されているため、とても風には強いです。強風の時は、迷わずこちら使います。欠点は、ピトンがちょっと短く、アタリがあった時に石突き部分が竿受けから抜き辛い事があります。また、竿に直接触れる部分は金属が剥き出しになっているため、テーピングなどの施しが必要です。
釣行毎、竿受け可動部分をしっかり洗浄かつグリスアップしておかないと、腐食又は錆びの原因となり、次シーズンに袋から取り出し、"可動部分が動かない"という事になり兼ねません。
次は、"チタン合金の軽くて強いヤツ(かなり高価なもの)"を狙っていますが、現状品が中々壊れなくて!!(使い方が良い証拠でしょうか?)



ハーケン・尻手ロープ
これらも重要なアイテムのひとつです。通常、ハーケンは尻手ロープには使用しません。魚が釣れた時に、ロープ付きスカリ又はストリンガーをちょっと離れた場所に確保するために使います。ハーケンで尻手ロープを固定すると、"うっかり踏んでしまった"の繰り返しです。尻手ロープの両端に大小2種類のナスカンを取り付け、小型は竿に掛け、大型はピトンの中にくぐらせています。普段はついつい面倒で外し勝ちですが、言い換えると保険に加入せずに車を運転しているようなものでしょうか?イシダイ君に持っていかれちゃたら、ウン十万円の損失ですかネ。イシダイ君も大きな荷物を背負わされて、かわいそう。泳いで後を追いかけたりして?これは聞いた話ですが、竿に大きなブイを取り付けて大物が掛かったら、わざと竿毎海に放り込み、魚が疲れて浮いて来たところを取り込む漁があるみたいですよ!!あったま、いいーっ。
尻手ロープは、長くもなく短くもない適当な長さで切り使っています。でも、ダイコーの竿に付属している黒いのが超使いやすいです。



ハンマー
ハンマーは、一般にステンレス製の"磯ハンマー"が主流でしょうか。ステンレス製は非常に硬く、錆びにも強いですネ。しかし、私はスチール製を使用しています。"磯ハンマー"は1ポンド位のものしか見た事がなく、ちょっと物足りない感じがするためです。スチール製は、低価格、重さも形もバラエティー豊かで、今は2ポンドを使っています。ピトンの脱着は非常に楽です。軽いハンマーでカンカン何回も打ち込むと魚が逃げて行ってしまうように感じます。私は以前、橋梁会社に勤めていたものですから、ちょっとハンマーにはうるさいんですよネ!!また、当然の事ながら錆びてしまうため、釣行毎にワイヤーブラシで錆落しをしています。



ワイヤー
現状は、ハリス及び根ズレ用にYOZURI製ナイロンコーティング(SUS)7本撚り#38を使用しています。環境面から見ると地球に優しくないものですから、早くスチール製に変更しなければいけませんが、まだ在庫が有りまして・・・ナイロンコーティングワイヤーの利点は、先がバラケない事、キンクになり難い事、癖が付き難い事、錆び憎い事などが上げられます。欠点は、環境に良くない事、スリーブでカシメた所が外れ易い事などが上げられます。しかしながら、ワイヤーの切断、スリーブ部分が外れてしまった事などは、まだ、一度もありません。特にカシメ部分をライターなどで焼かなくても、ハンドプレッサーでしっかりカシメておけば9割方不具合の発生はないと思います。
現行ナイロンコーティングワイヤーは白色です。直径が"無垢"より被覆の分だけ太いため、とても目立つ様な気がします。一度、ハリス部分をマジックで黒く塗った事がありますが、あまり効果はありませんでした。
首振りは輪を作り何度か挑戦して見ましたが、効果は上がりませんでした。スプリングも、まだ試していません。また、首振りは、ハリからハリス及びハリスからハリへとエサが上手に移動しないため、長続きしませんでした。
専門誌などで盛んに"ケプラートは喰い込みが抜群"などと紹介しているため、試して見る必要があると思いますが、作成図には"JOINT部は、瞬間接着剤などで固定する"などと説明されている事から、ちょっと信頼性に問題がある様に感じます。



サルカン・テンビン
一般にはサルカンでしょうか。また、ヨリモドシ、スイベルとも呼ばれています。(違っていたらゴメンなさい)大抵は、クレンサルカン(クロームメッキ)及び箱型サルカン(真鍮)、三つ又サルカンを使っています。ここで、ちょっとした疑問なのですが、サルカンは"本当に役割を果たしている"のでしょうか?オーソドックスに捨てオモリ仕掛けの場合は三つ又サルカンを使用しますが、私の場合、ハリスが20aを超えると、投入時点で「もう!絡まっている」と言った事が日常茶飯事です。簡単に海底を覗く事は出来ませんが、多分、海底でも絡んでいるのではないでしょうか?ライン角度にも寄ると思いますが。簡単に検証して見ます。潮が流れていないと仮定し、竿下投入ではライン角度が垂直に近いため、絡みやすいのでは?逆に遠投すればライン角度が小さくなり、エサがぶら下がった状態になるので絡み憎いのでは?いずれにしても、サルカンが"ヨレ"を取ってくれれば良い事です。しかしながら現状は、ワイヤーと道糸などの"JOINT部品"になってしまっている様に感じます。しかし、コークスクリューサルカンは優れものです。考えて商品化してくれた方にお礼が言いたいです。時々、外れそうになりますが。
次にテンビンです。普段はあまり使いませんが、極端に"根掛かり"が多いフィールドでは使う事があります。なぜか"根掛かり"しないんですよネ?また、全遊動にしておけば、魚がエサを喰った時、間違いなく違和感が無いはずですが、あまり使わない理由は、"テンビン仕掛けで未だ実績がない"事だと思います。もっと勉強しないと"食わず嫌い"になり兼ねません。しかし、テンビンも"タダ"ではありません。根掛かりして切れてしまった事を考えると、ちょっと、もったいない気がします。



ハリ
底物師が仕掛けの中で一番悩むのがハリの形状・サイズではないでしょうか。日本各地の事は解りませんが、伊豆半島では一般的に15〜16号が主流だと思います。(釣具店の陳列棚で一番減っている)ガンガセ使用時には12号の2本掛けだとか、ノッコミ時期は比較的大きな18〜20号を使用とかバラエティーに富んでいると思います。
ハリの選定は、軸の長短・太細、耳の大小、フトコロ形状、針先のカエリ、全体姿などを見比べて行います。また、ケプラート・ダイニーマ使用時は"ギザ耳"などが使用されます。しかし、一般的には"イシダイバリ"が主流ではないでしょうか。
私のハリに関しての注意点は、@表面(塗装・錆び)の劣化A針先の劣化Bフトコロ形状(まれに魚に噛まれ狭まってしまったもの)です。@、Bは即交換にします。Aはダイヤモンドヤスリを常時携帯し、その都度処理しています。
ハリスとの連結は、ダルマスリーブをハンドプレッサーでカシメるだけです。



オモリ
オモリも目的に合わせ様々な種類があります。私は"六角オモリ""真空オモリ"を常時所持しています。捨てオモリ式では"六角オモリ"、本仕掛けでは"真空オモリ"を使用します。
捨てオモリ式での六角オモリは、通常25〜35号を使います。特別、潮が早い時は25号×2個、30号×2個の様に組み合わせて使用します。さすがに30号×2個では竿が可哀想ですので、ちょっと、ためらってしまいます。捨てオモリ式を手持ちにする場合は20号を使います。"オモリ無し"では釣りになりませんから、数量は最低でも15個は所持しています。
捨て糸との連結は、八の字結びです。以前は結び目を"収縮チューブ"で保護していましたが、捨て糸交換に手間取り、今はもう辞めました。
本仕掛けでの真空オモリは20号を使用しています。このくらいがお手頃でしょうか。



仕掛け
仕掛けは、専門誌を見ていても人それぞれでバラエティーに富んでいます。仕掛けほど個々の"こだわり"を感じるものが他にあるでしょうか。その仕掛けを見ているだけで、その人の性格が分かって来る様な気がします。私は主に"捨てオモリ式"を採用しています。何と言っても"simple is best"の精神です。結局、"釣れる時はどんな仕掛け"でも釣れてしまうんですよネ???色々と試して来ましたが、知らない間にこの"FORM"になっています。
道糸は、ナイロン18〜20号、クレンサルカンはちょっと大き目、根ズレワイヤーは#38/1ヒロ、コークスクリュー三つ又サルカンもちょっと大き目、ハリスはワイヤー#38/20〜50a、捨て糸60から1ヒロ、オモリは六角オモリ25〜35号がセオリースタイルになっています。この中でも"こだわり"はハリス長さ、捨て糸長さです。私の通う"田子館"の山本船長いわく、「田子での仕掛けは、捨て糸60a、ハリス45a、その差15aがベスト!」と答えます。また、「居着きのイシダイが、不自然に浮いているガンガセを喰うかな!」とも言います。でも確かにそれは正解だと思います。「その差15a!」とは、エサを下から"喰わすな"という事です。「下から喰えせるとエサが幾らあっても足りんよ!」とも言います。船長は低い位置から「根周りを釣れ!」とアドバイスしてくれます。しかし、不味い事に底で喰わせた事が一度もありません。どちらかと言うと逆に"高い位置"が殆どです。海底の地形にも寄ると思いますが。
次に本仕掛けを紹介します。ナイロン18〜20号、クレンサルカンはちょっと大き目、根ズレワイヤーは#38/1ヒロ、コークスクリュークレンサルカンはちょっと大き目、根ズレワイヤーの両側をカシメる前にパール玉、T字型クッション、根掛かり防止ゴムキャップ付きオモリを通し、ハリス30aのスタイルです。真空オモリですので全遊動になります。しかし、底をさらうと"ウツボ"ばかりで、未だに"実績"がありません。本仕掛けでは宙釣りでしか対応出来ないのでしょうか。投入する度に "キンクだらけになってしまったハリス"を取り替える始末です。



気付いた事・読んだ事・ヒント・聞いた事あれこれ



1. イシダイは濁りが苦手
2. 赤潮では確立が" 0 "に近い
3. 釣れそうも無い日に釣れる
4. ブダイが好調な日は、イシダイが不調
5. 潮目が早い時は撤退する方が良い
6. 風が強くなったら撤退する方が良い
7. 時合いは"5:30〜7:30"と"10:30〜11:30"が多い
8. 薄暗い内はエサ喰いが良い
9. 渡船のエンジン音でイシダイが磯に寄って来る
10. イシダイは海底から人影を見ている
11. 名人はあまり磯際に立たない
12. 名人は岩に道化するような服装を好む
13. イシダイは急激に後退出来る
14. イシダイには剣のようなヒレがある
15. イシダイの腹を裂くと、貝類の硬い部分が多い
16. イシダイは住処、遊び場、エサ取り場を区別している
17. 大抵、一級磯と呼ばれている所は海底にエサ取り用の大岩がある
18. イシダイは暗い内は活動しない
19. 良い潮が当たると島全体に釣課がある
20. エサが温かいと魚が怪しむため、エサは頻繁に冷やす
21. イシダイは針先が分かる
22. イシダイは噛んでハリを変形させる
23. イシダイは錆びたハリは喰わない
24. 名人は口の左右どちらにハリが刺さっているか分かる
25. 小さいハリは外れ易い
26. イシダイはエサを噛み潰し取り去る
27. 次回釣行のため、アサリを蒔くと良い
28. 周辺に海ガメがいるとアタリが無くなる
29. サンバソウを釣るなら、カラスガイの輪ゴム止めがベスト
30. ガンガセでは三段引きが少ない
31. 手元で道糸を引っ張るように誘うと、魚が面白がって余計に引っ張ってくる
32. 時期的にヤドカリを喰わない事がある
33. 海水の透過が高い時は貝類、濁っている時はガンガセが良い
34. イシダイは海藻周辺の藻エビを喰う
35. エサは地元で取れたものが良い
36. アタリは三段引きだけでは無い
37. 釣り始めは、エサを多く付けた方が良い
38. エサは1個付けより、焼き鳥状態が望ましい
39. サザエは大粒より小粒の方が喰いは良い
40. 活きサザエはフタを切ると硬直するため、柔らかい冷凍サザエの方が食い込みは良い
41. ガンガセは割っても割らなくても良い

− 続 く −





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