真田紐の結び方と端の処理方法

●左四方掛け(裏千家結び)

●胴掛け・腹紐(休み掛け)

●紐先の処理方法(短房造り)

@袋織り真田紐の切った紐先を
触ると
横糸が出てきます。

Aその出てきた横糸を切れない程度に強く引っ張ると1p程度出た所で自然に止まります。少しトントンと引っ張るとさらにしっかり絞れて止まります。

B横糸を解れた縦糸の根元から出します。

C横糸を二分割します。

D紐の両側から反対側に回し結びます。

E房の根元で何度か糸を回し糸を結びます。

F余った糸をハサミ等で切り取ります。

G糸の結び目にノリを付けると固定できます。
これでできあがりです。

最近、お店等でも紐先を切り放しにして展示してある事が多くありますが、そのままにして置くと先が解れて糸が出てきたりして見栄え良くないばかりか、織りも甘くなって耐久性が落ちますので、下記の方法で短房を作ると綺麗に仕上がり真田紐も長くお使い戴けます。この端かがりは茶道具店さん等では弟子入りして始めの頃に勉強する事が多いのですが最近はしていない所も多い様です。紐端の処理をちゃんとして展示している茶道具店は良く勉強しているお店である場合が多いです。

@箱の蓋の木目の間隔が広い方を右に置き
一本の紐を左上に輪が出来る様に通します。

A右に出ている紐を上から輪に通し、箱の左下の角に置きます。

B次に下から出ている紐をAで通した紐と輪の上から通し箱の右上の角に置きます。

C Aで左下の角に置いた紐を山折に折上げます。

D Cで山折した紐にBで右上に置いていた紐を上からかぶせます。重なった部分を持ち上げると下に輪状になっている部分が出来るのが見えます。

E Dで出来た輪状の部分に一番上に重なっている紐を二つ折りにして入れます

F 左側の輪の上側・右側の輪の
下側を持って引っ張るとグッと締まります。

G紐先の処理と結びの形を整えて
出来上がりです。

●左つづら掛け(裏千家結び)

花瓶(横置き)・掛け軸など箱を上から見て長方形の箱で箱の両サイドの下部に二つづつの紐穴のある箱に使う結び方です。
現在は80%位のつづら掛けの箱はこの左掛けの結び方になっていますが、本来、左掛けは裏千家の結び方です。
表千家はこの逆勝手となり右つづら掛けと言い左右が逆になります。
基本的には四方掛けと同じ結び方ですので簡単にご説明致します。

@箱の蓋の木目の間隔が広い方を右にして置き、一本の紐を左側にが出来る様に通します。

A右側に出ている奥側の紐を左側の輪になっている紐にから通し右手前の角に、右手前の紐を輪のから通し右奥の角に置きますこの時中央の交差している部分が箱の中心にあるように調節してください

B手前側に出ている紐を山折に折上げ奥側の紐をその上から掛け、山折の紐の下に出来た輪に中程から入れます。
詳しくは四方掛けのDEを御覧下さい

F 左側の輪の上側・右側の輪の下側を持って引っ張るとグッと締まります。

G紐先の処理と結びの形を整えて出来上がりです。

香合・文鎮・蓋置き・茶杓・扇子等小さな物に使う結び方です。箱の紐穴の位置も大きい箱とは異なります。土蔵・倉庫に収納する際にホテ箱に沢山入れて仕舞い易い様に結び目を箱上部に作らない結び方です。(休み掛け)というのは茶席で結んだ形で見せる際には帯締めの様な結びをして見せますが、収納する際に紐を休ませる意味も込めてこう呼びます。

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@腹紐はその名の通り箱の腹の部分に紐穴があります。又、箱の内側には紐の幅・厚み分の凹みが作ってあります。

A外側より紐を通します。

B通した紐の内側になる部分に糊などを付けて箱内側の凹み部分に仕込みます。

Cその上から和紙を貼り作品に当たらない様に保護します。

D両側の紐を同じ様に留めます。

Eまず右側の紐を折り返します

F折り返した紐を写真の様に折ります。

G Fの折った紐を箱に密着させつつ左側の紐を折り返し、写真の様に右側の紐の根元(角を超えた所)に差し込みます。

H形を整え完成です

上から

左側

右側

御茶碗・菓子鉢・棗など箱を上から見て正方形に近い形の箱で箱の下部の四方に紐穴のある箱に使う結び方です。
現在は80%位の四方掛けの箱はこの結び方になっていますが、本来、左掛けは裏千家の結び方です。
表千家はこの逆勝手となり右四方掛けと言い左右が逆になります。
元々は誰かが解くと二度と結べない事から盗難防止の為に使われていた結びなので多少複雑ですが、一度覚えると簡単に出来る様になります。