エクレシア桜 礼拝メッセージ
 
2013年1月
1月6日 【しもべは聞いております@】 Tサムエル記3:1-10
 少年サムエルは、エリのもとで主に仕えていた。その頃、主の言葉はまれにしかなく、幻も示されなかった。主の啓示が少ない時代であった。

 神のともしび(七枝の燭台)は、まだ消えていず(夜明け前)、サムエルは、神の箱の安置されている主の宮で寝ていた。夜番をしていたのであろう。

 その時、主はサムエルを三度呼ばれ、サムエルは三度エリのところに行った。それまで、サムエルに直接主の言葉はなかったので、それが主からのものであることを知らなかったのである。

 エリは、それが主からのものであることを知り、サムエルに、「今度呼ばれたら、『主よ。お話しください。しもべは聞いております(何なりとお言い付けください。私は従う用意ができております)』と申し上げなさい」と言った。聴従の姿勢である。心を備えて神に聞き、語られることに従って、すぐに応答することは、神との関係において不可欠である。

 神のご命令は、年令や地位ではなく、信仰に基づいて与えられる。「わが神。私はみこころを行うことを喜びとします。あなたのおしえは私の心のうちにあります。」詩篇40:8
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1月13日 【しもべは聞いておりますA】 Tサムエル記3:11-21
 主はサムエルに仰せられた。「見よ。わたしは、イスラエルに一つの事をしようとしている。それを聞く者はみな、二つの耳が鳴るであろう(わたしは、イスラエルにとって悲しむべきことをする)。」

 「二つの耳が鳴る」とは、災いを耳にする時の恐れと驚きを表す。主はエリの家に語った裁きを、一つ残らずエリに果たそうと仰せられた。それは、エリが自分の息子たちが自ら呪いを招くようなこと(神を軽く扱うこと)をしているのを知りながら、彼らを戒めなかった(とがめなかった)罪のためである。

 サムエルは朝まで眠り、主の宮の扉を開けた。サムエルはこの黙示(神の啓示)について、エリに語るのを恐れた。ところが、エリはサムエルを呼んで、主がお告げになったことを一つ残らず話すように言った。それで、サムエルは全てのことを話して、何も隠さなかった。預言者の務めは、神の言葉を受け取り、それを人々に伝えることである。

 エリは言った。「その方は主だ。主がみこころにかなうことをなさいますように。」エリは神の声を聞く謙虚な態度をもっていたが、何の悔い改めも、それに伴う行ないもなかった。

 サムエルは成長した。主は彼とともにおられ、彼の語った預言の言葉を全て成就された。こうして全イスラエルは、サムエルが主の預言者に任じられたことを知った(サムエルが主の預言者として信頼するに足る人であることを認めた)。主は聖所のあるシロで、主の言葉によって、祭司職のサムエルに現れ続けられた。
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1月20日 【奪われた神の箱@】 Tサムエル記4:1-11
 サムエルの言葉が全イスラエルに行き渡った頃、イスラエルはペリシテ人との戦いで打ち負かされ、約4千人の兵士が殺された。民がエベン・エゼルの辺りの陣営に戻って来た時、イスラエルの長老たちは、シロから主の契約の箱を持って来れば、主が我々のただ中に来て、きっと戦いに勝つことができるはずだと言った。彼らは、主の臨在を象徴する神の箱を、幸運のお守りにしようとし、偶像崇拝に近いものとし、呪術的、魔力的効果を期待した。長老たちはイスラエル全体の罪を反省せず、一貫して間違った側に属していた。責任ある立場の者たちに霊的識別力がなければ、一般の信者に高い水準を期待することなどできない。神ご自身を求めなければならない。

 そこで民はシロに人を送り、主の契約の箱をかついで来た。エリの2人の息子も一緒にそこに来た。主の契約の箱が陣営に着いた時、全イスラエルは大歓声をあげて沸き立ち、地はどよめいた。しかし、ペリシテ人はその歓声を聞いて、イスラエルの神を恐れつつも、奮い立って力一杯戦ったので、イスラエルは打ち負かされ、おのおの自分たちの天幕に逃げた。打撃は非常に大きく、イスラエルの歩兵で殺された者は3万人も出た。神の箱は奪われ、エリの2人の息子は死んだ。エリの2人の息子が一日のうちに死ぬという預言の成就である。

 神の箱を利用しようとしたイスラエルは敗れた。霊的勝利は、神との関係を日々新しくすることによって与えられる。過去にすがって生きてはならない。
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1月27日 【奪われた神の箱A】 Tサムエル記4:12-22
 その日、1人のベニヤミン人が、命からがら戦場から戻って来て、シロに着いた。その着物は裂け、頭には土をかぶり、悲しいことがあったことを表していた。エリは神の箱のことを気づかって、戦況報告の来るのを待っていた。エリは98才で、その目はこわばり、何も見えなくなっていた。目の見えない者は、大祭司の条件を満たしていない。

 戦場の知らせを持って来た男は、イスラエルはペリシテ人に散々な目に遭い、死者が多数出、エリの2人の息子も死に、神の箱は奪われたことをエリに告げた。幕屋の最も貴重な宝が失われてしまった。そのことは、神の保護、祝福、契約も取り去られることを意味した。

 男が神の箱のことを告げた時、エリはその席から門のそばにあおむけに落ち、首を折って死んだ。年寄りで、しかも体重があった(太っていた)からである。エリは40年間、イスラエルをさばいた士師でもあった。エリの死は、国民の殆どが神を無視していた暗黒の士師時代の終わりを告げた。最後の士師サムエルは、イスラエルがその後100年間に経験する偉大な信仰復興の幕を開けた。

 エリの嫁は身ごもっていて、出産間近であったが、神の箱が奪われ、舅と夫が死んだという知らせを聞いた時、陣痛が起こり、身をかがめて子を産み、死にかけた。彼女の世話をしていた女たちが、「しっかりしなさい。男の子が生まれましたよ」と言って、元気づけようとしたが、全て無駄だっだ。誕生の喜びは相殺された。彼女は、「栄光がイスラエルから去った(捕囚になった)」と言って、その子をイ・カボデ(栄光は失われた)と名づけた。

 契約の箱が失われたことは、イスラエルから神の栄光が離れ去ったことの証拠であった。かつて輝いていた集会が消滅することがある。神の家における責任を軽々しく考えてはならない。神の栄光を現す教会を建て上げるために、あらゆる機会をとらえ、自分の存在を通して、神の民全てに祝福が与えられるように努めなければならない。
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