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| エクレシア桜 礼拝メッセージ |
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| 2012年9月 |
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| 9月2日 |
【ルツの堅い決意】 ルツ記1:6-22 |
ナオミは、カナンの地が主の恵みによって豊作になったことを伝え聞いて、二人の嫁を連れて、ユダの地に帰ることにした。
そのうちに、ナオミは二人の嫁に、それぞれ自分の母の家へ帰るように命じ、主が恵みを賜り、彼女たちが幸福な再婚ができるように祈った。ナオミは一緒に行こうとする嫁たちに、彼女たちが子供のいない未亡人のままでいることは、自分をひどく苦しませるだけだと言った。ナオミは、主の裁きの御手が自分に下ったことを自覚していた。
二人の嫁は声をあげて泣き、オルパは姑に別れの口づけをしたが、ルツは彼女にすがりついて離れなかった。一方はまた妻となることを望み、もう一方は娘であり続けることを望んだ。ルツがナオミについて行くなら、全く見知らぬ異郷の地で悩みと孤独が待っている。
異邦人であったルツは言った。「あなたを捨て、あなたから別れて帰るように、私にしむけないでください。あなたの行かれる所へ私も行き、あなたの住まれる所に私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。あなたの死なれる所で私は死に、そこに葬られたいのです。もし死によっても私があなたから離れるようなことがあったら、主が幾重にも私を罰してくださるように。」適切な埋葬は、非常に大事であった。ナオミが説得した理由は、主としてこの世的な幸福に関係しているが、ルツが固執したものは、ナオミとの人格関係と、地上の幸福を超越した次元におけるイスラエルの神ヤハウェとの関係であった。ルツは宗教的決断をし、ナオミの世話をするため、自分の安全の保証と子供をもつ可能性を放棄することにした。
ベツレヘムに着くと、町中が二人のことで騒ぎ出した。ナオミは町の女たちに、全能者が自分をひどい苦しみに会わせたので、自分をナオミ(楽しみ)と呼ばないで、マラ(苦しみ)と呼ぶように言った。また、主は自分を素手で帰され、卑しくした(砕いた、謙遜にした)と言った。
ナオミが嫁のモアブの女ルツとベツレヘムに帰って来たのは、大麦の刈り入れの始まった頃(普通4月)であった。ルツとナオミのベツレヘム帰還は、神の計画の一部であった。 |
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| 9月9日 |
【落ち穂拾い@】 ルツ記2:1-9 |
ナオミには、夫の親戚で有力者のボアズ(彼のうちには力があるの意)がいた。モアブの女ルツはナオミに、親切な方の畑へ行って、落ち穂拾いをしたいと言った。モーセの律法によれば、貧しい者と在留異国人には、落ち穂を拾う権利が与えられていた。この特権を行使するのには、謙遜と勇気が必要であったろう。ルツは出かけて行って、畑で落ち穂を拾い集めたが、それは、はからずもボアズの畑であった。ルツは意図することなく、ボアズに畑に導かれた。神の御手がルツの行動とともにあり、ルツが畑に出て行くと、神が彼女の必要を満たしてくださった。人には出来事を支配することができないが、神の御手が出来事の背後にあって、御旨を成し遂げられる。神は祝福を与えるために、時と場所と人を備え、特に人を用いられる。
ちょうどその時、ボアズはベツレヘムからやって来て、刈る者たちに言った。「主があなたがたとともにおられますように。」彼らは、「主があなたを祝福されますように」と答えた。主への敬虔と人々からの尊敬を表すあいさつである。
ボアズは刈る者たちの世話をしている若者に、落ち穂拾いをしている娘は誰か尋ねた。ルツのうわさは町中に広まっており、ボアズの耳にも入っていたが、ボアズがルツに会うのは初めてであった。その若者は、彼女は朝から今まで家で休みもせず、ずっと立ち働いていると言って、ルツの忍耐強さについて触れ、明らかにルツを好意的に評した。ルツの仕事は、身分の低い人がする仕事で、骨の折れる重労働だったが、彼女はそれを忠実に成し遂げた。
ボアズはルツに、「娘さん(かなりの年齢差があった)。よく聞きなさい(理解しなさい)。」と優しく語りかけ、彼の畑で落ち穂拾いをし、水を飲むように言った。ボアズはルツに好意以上の至れり尽せりの配慮をした。 |
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| 9月16日 |
【落ち穂拾いA】 ルツ記2:10-16 |
ルツは感謝と敬意を表し、顔を伏せ、地面にひれ伏してボアズに言った。「私が外国人(よそ者)であるのを知りながら、どうして親切にしてくださるのですか。」 ボアズのモアブ人ルツへの親切は、ボアズの母親が異邦人ラハブであったことも影響しているのであろう。モアブ人はイスラエルの敵であった。
ボアズはルツのことを何もかも伝え聞いていた。そして、「主があなたのしたことに報いてくださるように。また、あなたがその翼の下に避け所を求めて来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように」と言った。ルツの人生は、賞賛すべき特質を示し、首尾一貫して神に従って生き、働き者で、愛情深く、親切で、忠実で、勇敢だった。彼女は良い評判を得た。ルツはそれ相応の報いを受けるに値した。「翼の下」は、小さな鳥が親鳥の翼の下にももぐりこむ場面を想像したものであり、信頼と安全を鮮やかに描いている。神による保護の象徴であり、神の恵み深い守りを表現している。ボアズの親切は、神の報いを代行していた。
ルツは言った。「わたしの主よ。どうぞこれからも厚意を示してくださいますように。あなたのはしための一人にも及ばぬこのわたしですのに、心に触れる言葉をかけていただいて、本当に慰められました。」ボアズの語りかけは、親切であった。ルツの謙遜さは、自分をはしためよりも低い地位に置いた。
食事の時、ボアズはルツに彼の仲間とともに食事をするように招いた。ボアズは炒り麦をルツに取ってやり、彼女は十分食べて、余りをナオミのために残しておいた。
ルツが落ち穂を拾い集めようとして立ち上がると、ボアズは若者たちに、ルツに親切にし、束の間でも穂を拾い集めさせ、それだけでなく、わざと穂を抜き落として、拾い集めるさせるように命じた。 |
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| 9月23日 |
【落ち穂拾いB】 ルツ記2:17-23 |
ルツは夕方まで畑で落ち穂を拾い集めた。拾ったのを打つと、大麦が23リットル程あった。落ち穂拾いとしては大量である。姑に見せると、姑は嫁が拾い集めてきたものに目を見張った。
また、先の食事の余りを姑に与えた。ルツが食べ切れなかった分は、ナオミに持ち帰ることができるように、ボアズが沢山の食べ物を与えたことは明らかである。ナオミは特別な人物でなければ、このような好意を示してくれないということを悟った。
ルツがボアズの所で働いたことをナオミに告げると、ナオミは嫁に言った。「生きている者にも、死んだ者にも、御恵みを惜しまれない主が、その方を祝福されますように。その方は私たちの近親者で、しかも買い戻しの権利のある私たちの親類のひとりです(わたしたちの家を絶やさないようにする責任のある人の一人です)」
ナオミはルツに対するボアズの親切ゆえに、神を賛美した。ナオミは夫や息子たちの死をも生かすような新しいことが、神の恵みにより、ボアズを通して起ころうとしているのを直感し始めた。神はルツの行く一歩一歩にともにおられた。神はナオミたちをボアズの所に導かれた。神は私たちの人生を、ご自身の目的をもって導いておられる。
「買い戻しの権利のある親類」は、家族とか近親者が奴隷の状態に陥った時は買い戻す。また、土地を買い戻す場合もある(全ての土地は神のものである)。近親を保護し、世襲である嗣業の地を買い戻す義務、血の復讐の義務などが課せられる。家族法的領域に属し、親類としての義務(分、役目)を果たし、親類として行動する。ボアズにも、親戚の一人として、エリメレクの地所を贖う権利があった。神は選びのおきてによって、贖いの義務を遂行される。神の贖い主としての働きは絶対である。神が買い戻してくださるということは、新約では、神がキリストの血によって贖罪を成し遂げてくださり、私たちを罪の奴隷の状態から解放し、約束の地を受け継がせてくださることを意味する。
ボアズは、ルツが自分の畑で落ち穂拾いをする保護を約束し、ルツとナオミは、ボアズの親切に感謝した。こうしてルツは、ボアズのところの若い女たちのそばを離れないで、大麦の刈り入れと小麦の刈り入れの終わるまで、落ち穂を拾い集め、姑と暮らした。 |
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| 9月30日 |
【買い戻しの権利のある親類@】 ルツ記3:1-5 |
ベツレヘムに帰って来たナオミは、マラ(苦しむ者)ではなく、ナオミ(快い者)として扱われ始めていることを感じた。
姑ナオミは嫁のルツに、買い戻しの権利のある親類のボアズと再婚して幸せになるように勧めた。ナオミは最善の時と場所を計っていた。 ちょうど今夜、ボアズは打ち場で大麦をふるい分けようとしていた。収穫作業のクライマックスであり、その夜は喜びの夜であった。ナオミはルツにからだを洗って、油を塗り、晴れ着をまとい、打ち場に下って行き、ボアズの食事が終わるまで、気づかれないようにし、彼が寝る時、その寝る所を見届けてから入って行き、その足のところをまくって、そこに寝るように言った。それは、当時の求婚の方法の一つであった。そして、ボアズはルツのすべきことを教えてくれると言った。ボアズなら、最善をしてくれるという信頼の言葉である。
イスラエルの文化では、遺産は妻が継げなかった。ナオミはボアズはルツとの結婚を望むようになることを願った。律法によれば、ボアズは死んだ親戚の寡婦の面倒を見なければならなかったが、ルツの結婚までは要求されていなかった。ナオミはボアズに、買い戻しの権利のある親類としての義務を果たす気があるかどうか確かめるよう、ルツを促した。
ルツは姑に、「私におっしゃることはみないたします」と言った。ナオミに対する信頼と、ボアズに寄せる好意と尊敬の従順な返事であった。 |
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