エクレシア桜 礼拝メッセージ
 
2012年5月
5月6日 【7部族への割り当て@】 ヨシュア記18:1-10
 イスラエル人の全会衆はシロに集まり、そこに会見の天幕(臨在の幕屋)を建て、ギルガルからシロに宗教的、政治的中心を移した。この地は彼らによって征服されていた。会見の天幕がカナンの中心に移されたことで、民は特別な礼拝や毎年行なわれる祝祭に参加しやすくなった。イスラエルの民は、神への礼拝を生活の中心とした。

 イスラエル人の中で、まだ自分たちの相続地が割り当てられていない7つの部族が残っていた。残りの7部族は、地を占領して自分たちの割り当て地とするのに手間取った。征服の成功にもかかわらず、その地はいまだ所有されていない占領すべき地の方が、占領した地よりもはるかに広かった。
 そこで、ヨシュアはイスラエル人に言った。「あなたがたの父祖の神、主が、あなたがたに与えられた地を占領しに行くのを、あなたがたはいつまで延ばしているのか。」すべきことを先延ばしにすることは、訓練の欠如、時間管理のずさんさ、神への不従順を表す。

 ヨシュアは部族ごとに3人の者を選び出し、その地を調査させ、地図を書かせて、くじを引くことにした。地図は、その地の神の祝福の所有に人々を導く。聖なるくじを使うことは、選択は神がなさるということを表していた。神の御心にそって、相続地とそこに住む部族が決められた。全てが神の御心に従って行なわれた。

 しかしレビ人には、割り当て地がなかった。主の祭司として仕えることが、その相続地だからである。レビ族は祭司であるため、相続地をもたない。レビ族は祭司の部族で、土地は与えられず、献げ者の一部を受け取るという形で、他の部族に養われた。
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5月13日 【7部族への割り当てA】 ヨシュア記18:11-19:39
 ベニヤミンの所領地は、北はヨセフ族、南はユダ族の間に挟まれ、他の部族に比べて小さかった。しかし、エリコ、ベテル、エルサレムなど、重要な町々を含む。ユダ族とエフライム族は後に、この地を支配することになる。ベニヤミンの所領地のミツパ(物見やぐらの意)は、祈りと礼拝の場所、また軍事的、政治的に重要な場所として、再々旧約聖書に現れる。エルサレムは一部がベニヤミン領、一部がユダ領に属していたと考えられる。

 シメオン族の境界線が挙げられていないのは、より大きなユダ族に吸収されていたからである。シメオン族は小部族であったので、相続地はその境界線を示されず、ユダ族の中にあった。シメオン族の町々は、ユダ領の南部に位置する。

 ゼブルン族の所領地は小さいが、ほぼ長方形の肥沃な土地を割り当てられた。

 イッサカル族はゼブルンの南東に境界を接して割り当て地を得た。狭いけれども、エスドラエロン平原に位置し豊沃であった。

 アシェル族には地中海に面する肥沃でかなり広い地が与えられることになるが、士師記を参照にすると、地中海岸に達することができず、山地に閉じこめられるか、カナン人の間に散在していたと考えられる。アシェル族の所領地のカルメルは、エリヤの対決の場所である。

 ナフタリ族の所領地は各部族に囲まれ、狭くはあったが肥沃な地であった。ナフタリ族はベテ・アナテとベテ・シェメシュの住民を追い払うことができなかった。 
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5月20日 【7部族への割り当てB】 ヨシュア記19:40-51
 ダン族はもともと地中海沿岸の平野に割り当て地があったが、相続地の先住民の抵抗が強く、割り当て地を実際には占領することができず、領地を奪われた後、早い機会に北上し、レシェム(ライシュ)の町とその周辺を奪って定住した。ダン族は相続地の幾つかが征服することが難しいことに気づき、占領しやすいレシェムに移り住んだのである。ダン族を追いやったのはペリシテ人であろう。レシェムはナフタリ族との間にヨルダン川を挟んだ東岸の地である。ダンと改名されたこの町は、偶像崇拝の中心地となる。南に残ったダン族の殆どは、ユダや他の部族に吸収された。

 イスラエルの人々は、主がヨシュアに望み通りの町を与えると約束しておられた通りに、エフライムの山地にあるティムナテ・セラフ(太陽の割り当て地の意)を彼に与えた。ヘブロンがカレブに与えられたように、ヨシュアにも功労の報いとしてこの町が与えられた。これは土地分配の最後にふさわしい行為であった。民数記13章で良き報告をもたらした二人の斥侯は、自分たちへの相続をもって報いられている。二つの個人の相続が分配を始め、終わらせている。ヨシュアが得た地は著名な土地ではなく、エフライムの山地にあるティムナテ・セラフであり、正にエフライム族が不平を鳴らした地であった。ヨシュアは老骨にむち打って、その町を建てて、そこに住み、葬られた。

 これらは、祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュア、およびイスラエル人の部族の一族のかしらたちが、シロにおいて会見の天幕の入口、主の前で、くじによって割り当てた相続地であった。こうして彼らは、この地の割り当てを終わった。土地の分配に関する神の意向を受けるためにくじを使った。土地分配は神の御旨に従ってなされ、その地は神のイスラエルへの祝福であり、彼らとともに神が臨在することの証であった。 
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5月27日 【逃れの町の制定@】 ヨシュア記20:1-5
 モーセによって定められていた逃れの町の規定が、ここに確認されている。イスラエル人にとって、約束の地に定着、定住するということは、社会的また心理的に大変化であった。

 神の正義と公平さの原則を守るために、逃れの町は存在した。神の義と神の愛がいかに調和しているかを示す象徴的教訓的意義付けを、逃れの町はもっている。神がいかに、故意ではない殺人者の安全のための逃れる場所(私的復讐から守られる所)を定めるかが述べられている。

 逃れの町を定めた理由は、罪なき者の血を流し、地を汚すことを避けるためとされる。その目的は特に、復讐などの場合に関して、不当な裁きを防ぐことだった。計画的でなく、あやまって、人を殺した殺人者をその復讐者から保護するため、また正当な裁判を受けさせるために、逃れの町は設けられた。

 人が逃れの町の一つに逃げ込む場合、その者はその町の門の入口に立ち、その町の長老たちに大声で理由を申し立てる。町の長老たちは、宗教的、軍事的、そして裁判関係の職務を兼ね、裁判も執り行っていた。彼らは自分たちの町に彼を受け入れ、彼に一つの場所を与え、彼は彼らととともに住む。たとい、血の復讐をする者が彼を追って来ても、彼をその手に渡してはならない。彼は知らずに隣人を打ち殺したのであって、以前からその人を憎んでいたのではない(殺意はなかった)からである。
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