| この手紙の最後には、35名の人の名前があげられて紹介やあいさつがなされている。そのうち、半数以上が当時社会的に身分が低かった女性や奴隷の名前と思われる。また、ユダヤ人、ローマ人、ギリシャ名、ペルシャ名、クレネ人シモンの息子、使徒、伝道者、執事、ローマ皇帝の家、悪名高い皇帝秘書の家、ヘロデ大王の孫の家、市の有力者である収入役など、実に様々な人々がパウロの同労者、神の家族であった。彼らはキリストにあって、民族、性別、階級などの社会的差別を超えた、聖徒の交わりの中に置かれていたのだ。彼らは互いに愛と信頼と尊敬をもって交わりを保ち、同じキリストの教会という共同体に属していた。このことは、聖霊のバプテスマによる教会の一致と働きを示している。パウロの同労者たちの中には、経済的援助をする者、命がけの献身的協力者、家の教会をする者(3世紀位までは、信徒の家を開放し、集会をしていたと思われる)、ともに投獄された者、消耗するまで非常に労苦した者、練達した者、協力伝道者、謙遜な助手などがいた。そのため、初代教会は爆発的に成長したのだ。それとは反対に、分裂やつまずき(不和)を引き起こす教えと人々を警戒しなければならない。彼らは主キリストにではなく、自分の欲に仕え、その本質、目的、動機が間違っているのだ。異端や偽教師の背後に働くサタンに勝利するためには、識別力をもって、平和の神により頼まなければならない。神は権威と力をもって、私たちの足の下でサタンを踏み砕き、教会に真の秩序を与えてくださる。信仰の従順は、限りない神の祝福をもたらす。神の恵みによって、私たちの信仰は支えられている。この恵みをむだにしてはならない。 |