予備知識


アルミ
アクリル
メッキ処理
アクリルの種類
塗装について


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アルミ
アルミのような柔らかい材料には表面処理がかかせません。 彫刻の際に出る切粉で表面が傷つく恐れがあるからです。

アルミの場合、アルマイト処理という表面処理(メッキ加工)を施します。アルマイト処理にも色々ありますが、我が社でよく使われるのは白アルマイト処理をしたものです。処理表面はアルミ素材の色をしております。

ご注文されるときに注意してほしいのは、この白アルマイト処理には、表面仕上げの仕方により『ヘアライン』と『梨地』の2通りあることです。
『ヘアライン』は髪の毛状の線が入ったような処理で光が反射し、目の方向と交差するようなキズだと目立ちます。ラインの方向により「縦目」と「横目」があります。
一方、『梨地』は梨の表面と同じように細かい凹凸があり光は反射しない上、多少のキズなら目立ちません。






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アクリル
加工が一番しやすい材質です。生のアルミよりは表面が多少硬いです。
金属と違って透明の板があることから、彫り方が『表彫り』と『裏彫り』の2通りあります。
『表彫り』は、不透明のアクリルに表文字でほります。
色はたくさんあるのですが、一般的流通しているのは、透明、白、などです。カタログ上ではいろいろな色があるのですが、一般的に流通していないものは、定尺板(2mx1m)単位で購入しなければならない場合があります。
『裏彫り』は、透明のアクリルに裏文字(鏡文字)で彫り、文字に色入れをした後に、アクリルの裏面から色を吹き付けます。地の色を調色することで色々な色にすることができ、表面には透明のカバーがついたようになります。







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メッキ処理
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の『めっき』の項目がわかりやすいです。





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アクリルの種類
一般的に使うアクリルには硬さ(製法)により、キャスト板、半キャスト板、押出板と3種類あります。

キャスト板は、原料を型に流し込んで時間をかけて重合成形しています。硬いので彫刻しやすい反面、細かい場合刃先が折れやすいのが欠点です。寸法精度は押出板より良いです。

押出板は、ペレット状の原料を溶かして押出機で押し出して成形しています。キャスト板にくらべて板厚精度が良いのですが、熱に弱くて刃先にまとわりついたり、切り粉が大きくなったり(そして硬い)して、板の表面にキズをいれてしまう可能性があり、機械彫刻向きではありません。どちらかというと、接着加工に向いていると思います。

半キャスト板は、押出板に硬化剤を混ぜて硬さを持たせたアクリルです。適度な硬さと柔らかさ(切粉が硬くなくサラサラしている)が同居し、機械彫刻加工にも接着加工にも向いています。

特殊用途なアクリルとして、耐衝撃性を高めたもの(例:デラグラスSR)や、表面硬化板(例:アクリライトMR)などもあります。これらは、キズがつきやすい透明な板(塗装をしない場合)の彫刻にむいています。





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塗装について
塗装の色を指定する場合によく使われているのはマンセル値(記号)というものです。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の『マンセル・カラー・システム』の項目に詳しい説明があります。
注文される方によってはRGB値やCMYK値で色の指示をだされる場合がありますが、これですと色見本が表示(印字)デバイスにより一定しないため、マンセル値にしていただくか、一般的な色名で表していただきます。
なお、調合するたびに微妙に色が異なります。何度も発注される場合は、多めに調合して保管しておくと色が安定するかと思います。

参考:Webサイト『Healing Moon』の『JISの表示と色名』のページ





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