「灰色の雪」
気がつけばそのバーのカウンターで
うつ伏せに眠り込んでた
明け方の街に放り出され
ふらつき歩く1月の雪
かじかむ手がポケットから
君の笑顔を取り出して
電柱にでもぶち当たったように
歩くのを止めた街
死ぬまで消えない
自分の弱さに嘔吐して
君をどうして
守れるというのだろう
神がくれるのはいつも
自分と向き合う試練ばかり
中途半端に汚れた灰色の雪は
もう灰色の川に流れ始めてる
後戻りも
漂白もできない
凍える街にただ
渇いた鐘の音が鳴り響いた
神の生まれた街角
そこは白い新宿3丁目