「2つの世界」
自分がちっぽけに思えるとき
自分が無力に思えるとき
ただただ誰かを
不快にするだけの存在に思えるとき
ある環境で自分の
限界が見えたように錯覚するとき
黙って離れてゆく
その世界から
自分が大きく感じるとき
自分にやれることが山積みの日々
君を爆笑の海に落として
間接的に自信を取り戻すとき
5つのころから捨てなかった夢が
現実性をおびはじめるとき
この世界の果てをめざし
また道をゆくだけ
一人じゃ考え直しもしない思考のYESが
ただの思い込みによって
制御されてきたことを
彼女は僕に問いかけてる
一人じゃ考え直しもしない欲望の制御方式を
眠気を遠ざけるような眉のよせ具合で
彼女は僕に問いかけてる
いつのまにか彼女は包容力のほのじ字もない
完璧な女神になった
白旗を掲げるとき
矛盾がひょっこり顔をだして
はずかしそうに笑ってるのを
二人で見過ごした
彼女は倫理や道徳や常識が大好きで
僕は彼女の生が大好きで
彼女は品質の悪い経験で身を固めた
大人の着ぐるみにつばを吐き
僕は彼らとまんざらでもない酒を浴びる
すべての時間に100%を求める彼女に
僕の数少ない古い友人たちが
暗黙のサイレンを鳴らして
僕を彼女から遠ざけようとするとき
言葉が見当たらなくて
ただただいたむ
2年前とはまるで反対の配役で
とまどう自分を騙し通した日々
すべてはいったいなんのために?
背中を見せた風が当然問いかけてくる
それでも今
欲しかったものを手に入れた
暮らしに貼り付いた
のっぺりとした幸せ
ゆるぎなく足元に広がる幸せ
ナイフで切り裂かれた
落とし穴があるなら
そこを避けて通ればいい
大地のようにそこに存在する幸せは
逃げも隠れもしない
故意に落とし穴に落ちなければ
その世界とこの世界の往復を繰り返しながら
離れてゆくものと
やがてここに居残るもの
いったいこの体は
どっちの世界で終わりを迎えるのだろう