「7月」

"流されてる"
"素敵じゃない"
かれこれここ1年は楽に生きてた
流されてるときに
流されてるなんて気づきゃしない
いつだって振返ればだ

ここちよく流されて
そのままこの世界を離れてゆくとこだっ

結局
運命だか偶然だか自分の選択だか
そのすべての理由で
そいつを止めちまった今は
その行方は
白か黒かもわからない

完璧な女に出会った

そして
完璧を求める背中の欠落を知った

語彙が引っ込んで
言葉にもならない

不安な日々は
ともすれば
よくある夫婦の倦怠期

自殺願望の女のもとで
自殺願望の男が
"死ぬなんて言うな、生きろ!"
そう捨てぜりふをいって
自分でも馬鹿馬鹿しく思いながら
左腕に3つ目の根性焼きをした

これじゃ
笑いも感動もない
ただただホームドラマ
完璧な女が
"胸くそ悪い"
吐き捨てただけ

だれの意志でもないのに
縛られたように
がんじがらめで
ある方向に向かっていく夏前