My Favorite Tunes : Part3
第 3 回 ( 06 / Dec / 1999 )
The Christmas Rose (クリスマスのばら) Bridge, Frank (ブリッジ, フランク)
ブリッジはどちらかというとマイナーな作曲家になるんでしょうか、 あまり彼の作品は聞かれることもないようで。でも、こんな素敵なオペラも作ってます。 12月といえぱクリスマス。巷ではクリスマス・ソングが賑やかしく流れていますが、 こういう曲を聴くと、不思議に敬虔なクリスチャンになった様な気分になるものですね。 同じ傾向の作品として、メノッティの「アマールと夜の訪問者」という素敵なオペラも。
ウィリアムス / チェルシー・オペラ・グループ管弦楽団&合唱団 アーソルネ(S) : ミリアム / ジェイムス(Ms) : ルーベン / ディヴィス(T) : 羊飼い1 ハーフォード(Br) : 羊飼い2 / ウィルソン・ジョンソン(Bs) ; 羊飼い3 Pearl / SHE CD 9582
台 本 :
ブリッジ / ケンプヴェルフ & コッテレッルの子供のための劇による
初 演 :
1931年12月8日 パリー・オペラ劇場
登場人物 :
ミリアム(S) : 羊飼い3の子供 / ルーベン(Ms) : 羊飼い3の子供 / 羊飼い1~3(T.Br.Bs)
第一場 :
三人の羊飼い達に天使がキリストの誕生を告げ、羊飼い達は、贈り物をもってベツレヘムへの旅を計画している。 その話を聞いていたミリアムが私たちもと頼むが、彼女の父親は危険な旅になるから、弟のルーベンの面倒を見て待っているようにと話す。 羊飼い達が出発したあと、ルーベンはミリアムから天使のメッセージを聞き、彼は姉に「全ての人々に」という天使の声を思い出させ、ベツレヘムへ旅立つ。
第二場 :
子供たちは疲れ果て、また道に迷ってルーベンは立ち上がれない様子。 ミリアムは、このままでは二人の夢もかなわないと思い悩んでいるところへ、再び天使の声が聞こえてくる。二人は立ち上がり再び旅を始める。
第三場 :
羊飼い達が厩に到着している。 子供たちは隠れて贈り物を眺めているが、 自分たちが何も持ってこなかったことを悲しんでいる。羊飼いが子供たちに気づき、彼らの経験したことに狂喜し感動する。 雪の下で何かが動きだしている。ミリアムの流した涙の跡から奇跡的に、バラが咲きだしてくる。 これらが幼い兄弟の贈り物だった。集まってくる村人達。