My Scribbling Corner : Part5

 第 5 回 ( 22 / Mar / 1999 ~)

 

以下 (^_^;

      5 : グルック・モーツアルト・ベートーヴェン
      6 : ベートーヴェン以降のドイツオペラ
      7 : 19世紀のイタリア・フランスオペラ
      8 : 国民楽派のオペラ
      9 : ヴェリズモオペラ
      A : オペレッタ
      B : ワーグナー以後のオペラ
      C : フランスの近代オペラ
      D : 現代のオペラ
      E : 日本におけるオペラ

(分類等につきまして、名曲解説全集(音楽之友社・昭和36年発行)を参考にさせて頂きました)

 

    1: オペラの誕生

       もともと音楽を伴った劇(単純な形の音楽劇)は古くからあったが、
      現在オペラと呼ばれる音楽形態の起源は16世紀末、フィレンツェ(イタリア)
      の貴族ジョバンニ・バルディの宮廷において、カメラータと呼ばれる芸術家
      のグループ(詩人リヌッチーニ、音楽家ペリ、カッチーニ、ガリレイなど)が、
      ギリシャ悲劇の復興を目指し、音楽劇 「ダフネ」 を作り上げる。

       これは1597年の謝肉祭にフィレンツェのコルジ宮殿において上演された。
      当時は Dramma per Musica (音楽のためのドラマ) と呼ばれたが、
      これをもってオペラの誕生とする。

       ただし、この 「ダフネ」 の楽譜は失われているため、現存する最古のオペラは
      1600年上演の 「エウリディーチェ」 であるため、これが最初のオペラとも言われる。

      フィレンツェと言えばルネッサンスの中心地。
      歌劇はルネッサンス運動の副産物として誕生。
      ロマン・ローラン曰く 「オペラはルネッサンスの最後に咲いた最も美しい花」

 

 

    2: バロック期のイタリアオペラ

       フィレンツェを起源とするオペラは、ヴェネチアへ移りここで
      オペラは大衆的となる。さらにナポリへと移り、アリアが中心となって発展する。
      ローマでは教皇の在る場所として、世俗的オペラは
      圧迫されるが、宗教的な面で合唱の表現が深まった。

       ヴェネチア派最大の作曲家モンテヴェルディの 「オルフェオ」、
      「ポッペアの戴冠」 で音楽的性格が豊かになり、登場人物の
      性格を楽器で表してもいる。

       特にナポリにおいて、元来幕間の挿入劇であったインテルメッツォから
      オペラ・ブッファが発達している。
      ペルゴレージの 「奥様女中」 は、オペラ・ブッファの模範となった作品。

      パリで 「奥様女中」 が上演され大成功を納めるが、それを決起として
      旧来のフランスオペラ支持派と、新しいオペラ・ブッファを支持する
      一派とが激しい論争「ブッフォン論争」を始める。

 

 

    3: ヨーロッパのオペラ第一期

       イタリアオペラが北上し各国に広まり、
      フランスでは1647年パリでオペラを上演するが、フランスオペラとしての
      様式を確立したのは、リュリである。彼はバレエを挿入し、合唱にも重点をおいた。
      ついでラモーがリュリのあとを継いでいく。

       イギリスではオペラの上演は遅く、パーセルの 「ディドとエネアス」 が1689年に上演される。

       ドイツではオペラの誕生はフランス、イギリスより早く、
      シュッツは「ダフネ」の台本の独語訳に作曲した。(1627年上演)。
      しかし、ドイツにおいてはイタリアオペラが盛んで、ハンブルクだけがドイツオペラを
      上演していたが、しだいに衰退し1738年には、ここでさえドイツの作品を
      上演しなくなった。そのなかから現れたヘンデルは、40以上のオペラを作曲し
      ヨーロッパのオペラを大成したと言える。

 

 

    4: オペラ・ブッファの発展

       イタリアでは、18世紀後半頃からオペラ・セリアよりもオペラ・プッファが
      愛好され、パイジェルロ、ピッチーニ、チマローザ、ログロシーノなどの
      作曲家がブッファを作曲した。題材も古い形式から脱しスペイン、トルコなどの
      異国を舞台にしたり、いろいろな童話を題材にしたりもした。

       フランスでは、18世紀始めより、諷刺的傾向が強いヴォードヴィルが愛好
      されていたが、1752年 「奥様女中」 がパリで上演され、これが大好評となり
      これに習った作品が多数生まれた。これが原因で始まった論争が前項で
      書いた「ブッフォン論争」といわれるもの。

       ルソーが作曲した 「村の予言者」 が成功し、
      フランスにおける喜劇的オペラ (オペラ・コミーク) が発展する。
      (イタリアのブッファとの相違点として、オペラ・コミークは地の台詞を伴う)。
      フィリドール、グレトリーなどの作曲家がオペラ・コミークを作曲したが、
      必ずしも喜劇的とは言えず、18世紀末にはオペラ・コミークとは地の台詞が
      入ったオペラの様式を言うようになった。

       イギリスでは、18世紀中頃よりバラード・オペラが広まり、イタリアオペラを
      パロディー化したり、政治的諷刺を取り入れイギリス民衆の支持を受け、
      ヘンデルなどの正統オペラは打撃を受ける事となった。
      初期の 「乞食オペラ」 は最も有名な作品である。
      このバラード・オペラがドイツに渡り成功し、ジングシュピールの基となる。
      まず、北ドイツで流行し18世紀後半に、ヒラー、ベンダなどが作曲した。
      ウィーンでは18世紀半ばにオペラ・コミークが人気を得、同様の作品が
      ドイツ語で上演され、それがジングシュピールの発展となった。
      モーツアルト、ディッタースドルフなどがジングシュピールを作曲している。

 

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    5: グルック・モーツアルト・ベートーヴェン

    6: ベートーヴェン以降のドイツオペラ

    7: 19世紀のイタリア・フランスオペラ

    8: 国民楽派のオペラ

    9: ヴェリズモオペラ

    A: オペレッタ

    B: ワーグナー以後のオペラ

    C: フランスの近代オペラ

    D: 現代のオペラ

    E: 日本におけるオペラ