My Scribbling Corner : Part10

久々の更新です。
猫好きな私としましては、猫に関する曲を取り上げてみました。

 第 10 回 ( 08 / July / 2001 )

 

    まずは、猫に関するオペラはないものかと思いまして、調べてみました。
    結構あるものですね。

      Hallstrom, Ivar : Den Fortrollade Katten (魔性の猫) / 1869
      Hallen, Johan : Valdemarsskatten (ヴァルデマールの猫) / 1899
      Maurice, Pierre : Nachts sind alle Katzen grau (夜全ての猫は灰色に) / 1925
      Hans Werner Henze : The English Cat (イギリスの猫) / 1980 / 1982
      Vladimir Kojoukharov : Le Paradis des chats (猫の楽園) / 1986

    もっとあるかも知れませんが、とりあえずわかったものを挙げてみました。

    ただ猫が出てくるだけというオペラでしたら、
    ナッセンの「ヒギレッティ・ピギレッティ・ポップ」とか
    ラヴェルの「子供と魔法」なんてのもありますが。
    このうち実際に聴くことが出来た(出来る)のは、
    「イギリスの猫」「猫の楽園」の2曲だけですので、
    他の曲は実際には猫がどういう役割をしてるのかは、まったくわかりません。
    ただタイトルだけという事も。

    その他として

      Adriano Banchieri の 「Il Festino del Giovedì Grasso」
      という曲の中に 「Improvised animal counterpoint」 というのがありまして、
      しっかり猫が Miaow Miaow と鳴いてます。
      これはマドリガル・コメディと呼ばれてるもので、他の曲も大変楽しいものばかりです。

    もう一つ、これは絶対に外すことが出来ない曲

      Rossini : Duetto buffo di due gatti (Comic duet for two cats)
      知る人ぞ知るこの名曲、これはもう聴くしかないです。
      二匹の猫は当然カップルですよね。
      De Los Angeles , Schwarzkopf , Moore(p) のレコードを何回聴いたことか。

    そうそうミュージカルにもありましたね、あの名曲が

      「キャッツ」
      これは名古屋に出来たミュージカル劇場の柿落作品で、長期間上演されました。
      なにしろ名古屋は私の地元みたいなところですので、
      当然行きましたよ。良かった~。

 

    オペラ2曲の簡単な紹介を

    The English Cat (イギリスの猫)

      Minette は Puff 卿と結婚するために、妹の Babette と共にロンドンを訪れる。
      Puff 卿は「ねずみを守る組合」の代表者でもあった。
      それを聞いた Babette は、一体何を食べてるのとびっくりし、
      こんな都会では暮して行けないと、Minette に一緒に田舎へ帰ろうと説得するが、
      応じない Minette
      ある日、Minette が屋根で佇んでいる所へ Tom が現れ、二人の間には愛情が。
      しかし Minette はPuff との結婚の約束を忠実に守り、
      ロンドンでの生活に馴染もうと努力する毎日。
      しかし Tom のことを忘れられない日々。
      そんなある日、 Minette は人間によって袋に入れられテームズ川へ。
      亡霊となって Minette は Tom のもとへ。
      二人の愛の語らい。やがて Minette が消え去り静かに息を引き取る Tom

      かなり、端折って書いてます。なにぶん概要が書いてないもので。
      リブレットを全部訳すのは私にとって大変な事でして。
      慈悲深い心で時間を過ごす婦人と紳士たち(たぶん偽善的な猫と雄猫たちも)が
      住むロンドンでのお話。
      「金に中毒」「どん欲な激しい感情」といった社会批判の要素を含んだオペラとも言えます。
      登場人物の行動 (不幸な愛人たち Minette と Tom、Babette と ネズミを例外として)は、
      金や激しい感情によって支配されています。
      今の社会にも通用するお話(というよりそのもの)ですよね。
      特に日本の政治家さん達には聞いてもらいたいもので。
      小泉首相はオペラ好きとの事ですが、聞かれたことあるのかな。

    Le Paradis des chats (猫の楽園)

      金持ちで、意地悪で、病弱の婦人に1日中使われている、
      ゆきこ(Youkiko)という女の子の物語。
      彼女の唯一の慰めは、愛らしい小さい黒い猫を飼っていることでした。
      しかし、ある日その猫がいなくなってしまいます。
      ある日預言者が通りかかり、 ゆきこに告げます。
      「彼女の猫はKiouchou島のInaba山で探し出すことが出来る」と。
      また、そこは「今まで人間が訪れたことがない危険な場所だ」ということも。
      ゆきこは猫を探す旅に出て、ついにInaba山で「猫の王国」を発見します。
      実は彼女の黒い猫も、意地悪な婦人からゆきこを助けることができず、
      ここへ逃げて来ていました。歓迎されるゆきこ。
      しかし、ここでは人間は暮らすことが出来ません。
      彼女は婦人のもとへ帰ることを決心します。
      猫は暗い森に住んでいる多数の野生の猫から、
      彼女自身を守ることができるように魔法の袋を与えます。
      家につき婦人に彼女の体験を話します。そして魔法の袋のなかから
      大きい犬の絵と10枚の金貨を見つけます。
      ついにゆきこは裕福になり自由の身と。
      婦人はゆきこに嫉妬し、自分も「猫の王国」へと旅立ちますが、
      しかし、彼女を待ち受けている運命は・・・・。

      子供のためのオペラとなってますが、もちろん大人でも楽しめます。
      日本の昔話に題材をとったとの事。
      たぶん「舌きり雀」あたりじゃないかと思うんですが、
      恥かしい事にこの方面にうとくて・・・ (^^;
      Island of Kiouchou と Inaba mountains はどういう字を充てるのか不明です。

 

 

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