預金

銀行の預金額より、銀行が預金として受入れた未決済の他行払い手形・小切手額を差引いたものが実質預金で、手形や小切手は、手形交換決済を経なければ現金化せず、小切手の預け合いにより預金を増やすこともあるので、正味の運用可能預金残高をみる場合には、表面預金からこの部分を差引くことが行なわれています。そして、銀行の預金総額から、手持ちの手形、小切手、政府関係預り金などを差引いえものが実勢預金で、手形や小切手は季節によって増減し、また粉飾預金もあって、実際の預金量を反映しません。そして政府が外国為替銀行に預けている外貨も、本規則に変動するので、厳密な預金残高を算定する場合はそれらは除かれます。
日銀預け金とは金融機関が日本銀行に預けている無利息の当座頂金のことで、市中銀行の交換じり決済や、送金やコール取引などの決済に利用される他、日本銀行との取引に伴う資金の受払いも、この預け金を通じて行なわれ、準備預金制度の準備預金の積立ても行なわれます。
指定預金は政府の日本銀行における預金のうち、大蔵大臣の指定した運用の方法で、条件または利率などにしたがって、市中金融機関の預金等に振替えられたものです。内地指定預金と外貨指定預金とがあります。前者は、財政資金の上げによる国庫余裕金を還元し、市中金融の緩和をはかるためしばしば行なわれましたが、昭和29秋以降新規預入は停止されています。後者は日本の外債に対する元利支払い資金をその事務に当たる内外の銀行に預入または信託するものです。預金は、現金を銀行に預け入れることによって生じるだけでなく、客が銀行から貸出しをうけ、その手取金を預金に振替えることによっても生じるのであって、これは振替預金と呼ばれます。振替預金はいわゆる預金通貨として、通常、小切手の振出しによって授受される。銀行は小額の現金を支払準備として多額の振替預金を設定するために創造預金ともいわれています。

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