フィンランドで経験したこと。(お役立ち・・?情報・・?)
3,私が感じた豆知識
(1)フィンランドの寒さ
フィンランドは寒いと思いますか?実際はそうではありません。というのも温度という数値的なもので見ると真っ昼間でも−18℃は当たり前で、確かに寒いです。しかし、体感温度はまったく別物です。とくに私のように信州に住んでいると、いくら冬に最高に気温が下がっても−10℃ですが、信州の方が非常に寒く感じます。フィンランド(ラップランド地方)では−13℃位になると「今日は暖かいねえ」という会話になります。そこの大きな違いは何なのでしょう?答えは湿度です。フィンランド(ラップランド地方)の冬は非常に乾燥しています。日本の冬は湿度が低いといっても、それでも高い方です。日本で冬場の寒い中で深呼吸をすると私の場合、鼻腔内が痛くなり体中がものすごく冷えます。ヘルシンキ(ラップランド地方)では−18℃の中で深呼吸すると鼻の中が凍って、くっつく感じになりますが、痛いとは感じませんし、体も寒さを感じません。それだけにフィンランド(ラップランド)の寒さは怖いのかもしれません。ラップランド地方では寒いと感じなくても決して軽装で行動することは控えた方がよいでしょう。
また、乾燥にも注意が必要です。顔から水分が抜けていくのが感じるくらいです。おいしいフィンランドの水をしっかりと摂りましょう。ちなみにフィンランドの水道水は、飲むことができます。サーリセルカの水は、日本の北アルプス山麓地域の水道と同じく、とてもおいしいです。
ところで、フィンランド南部、首都ヘルシンキの寒さですが、結論からいうと体感温度からするとほぼ日本の寒さと同じです。−5℃位まで下がりますが、海に面していて湿度があるせいか、寒く感じます。
(2)フィンランド入国
入国の際には”NON EU”というゲートに行って下さい。同行した友人は”EU”というゲートに行って並んでいました。「おまえどう見てもEUの人間に見えないだろ。(コテコテの日本人)」と笑って言ってやりました。読んで字の如く、”EU”のゲートはEU各国の人が行くものであり、”NON EU”はそれ以外の人が行くゲートです(北欧の中でフィンランドはEU加盟国で
、2002年の通貨統合で通貨もフィンランドマルカ(FIM)からユーロになりました。)。日本人にとって入国審査は厳しくありません。「ハロー」と笑顔で言って、パスポートを提示して入国のはんこうを押してもらえば終わりです。わずか20秒ほどで入国です。私ははじめてだったので、帰りの航空券まで提示しましたがそれは必要ありませんでした。しかし、他の国の人は英国入国なみに入国書類・パスポート・帰りの航空券を提示し、尚かつ滞在日数、入国目的など質問されていました(前に並んでいた人がアジアのどこかの国の人で、入国に時間がかかっていたので思わず聞いてしまった)。
(3)両替と買い物(当時の通貨は、FIM(マルカ)でした。現在、フィンランドは、ユーロです。)
結論としては両替はフィンランドでするのが率もよく手数料も紳士的です。
私の場合、出発までに国内でFIMを用意する時間がなかったので、日本円を持って出かけましたが、飛行機が遅れていて心配だったので、所持金のいくらかをフランクフルト空港内のトラベレックス(英国系の両替チェーン店)で日本円→ドイツマルク→フィンランドマルカという両替をしてもらいました。手数料的には2回かかるので損ですが、あとで計算してみると日本国内で両替しておくよりも割安でした。ちなみにこのトラベレックスは私が英国に行った際にもお世話になりました。ごまかしもなく手数料率も紳士的で両替後レシートを見せながら両替のの説明をきちんとしてくれます(英国航空のマイレージ(エグゼクティブクラブ)を持っていると手数料率の割引とマイルが貯まります。)。案の定、ヘルシンキ空港に着いた頃には空港内の銀行が閉まり両替できずフランクフルトで両替しておいて安心しました(乗り継いで北(ラップランド地方)に向かうとクレジットカードはほとんど通用せず現金のみ使用可。おまけに両替は1万円程度ならホテルでもやってくれますが基本的には難しい。)。次の日にロバニエミ(ラップランド)のサンタクロース村(ラップランドで、ほぼ唯一両替可能)の郵便局で両替しましたが、日本よりももちろんレートが良く、手数料もありませんでした。ヘルシンキは銀行も多くそこら中で円からマルカへの両替可能です。しかし、日本人(アジア人)が米ドルからマルカに替える場合、本物かどうか確認に時間がかかります(何故か目の前で銀行員二人で米ドルの臭いまで嗅いでいた・・・。
後で知りましたが、米ドル札には独特の臭いがあるらしいので、方法として間違いではないみたいです。)。
買い物はラップランド地方では現金売買が基本でクレジットカード使用は、ほぼ不可能です。VISAなどのステッカーのあるお店でも店員が決済の処理方法を知らないらしく使えませんでした。
ヘルシンキではヨーロッパらしくカードが日本の常識では驚くほど使用されていました。買い物にスーパーマーケットに入ると前に並んでいたおじさんが300円ほどの買い物をアメックスで払っていました。Mドナルドのハンバーガーもカード払いする人が結構いました。ちなみにフィンランドでの基本はVISAかMasterで我が国日本のJCBは通用しないお店が多いです。また、カードの方が決済の際に、
高い両替手数料のようなものがないので、次の月にきっちりと払う自信があるならばレートが安いので断然お得です。ただし、電話回線をつかってその場でカード会社に売り上げが行くのであればよいのですが、伝票を切って後日カード会社に売上伝票を郵送するようなお店の場合にカード会社に届いた日のレートで決済されるので高くつく場合もある(前に英国に行ったときに2つのお店で同じ日にカードで買い物をしたら。明暗がはっきりしました。高かった・・・。)
(4)オーロラについて
オーロラは、はっきり言って期待しない方がよいでしょう。11年に一度の当たり年でも、天候、月齢に左右されて、尚かつ晴れていてもオーロラが出ない日があります。出ても十数分の間に動きがあり、よく見る写真よりも実際は暗いため観測は難しいです。私も結局、条件が難しく4日北極圏内に滞在して最終日に1回だけ見られただけでした。いつでも見られるものではなく本当に神秘的なものでした。(オーロラを見るためのまじない:参照)
(5)大自然とムーミン、オーロラを見るためのまじない
ところで、ムーミンがカバではないことを皆さん知っていましたか?どう見てもカバですよね。私はフィンランドに行く前に読んだ「地球の歩き方」ではじめて知りました(同行したものには前から知っていたような顔をしていましたが)。妖精でも妖怪でも神でもない存在のものだそうです。トロルという日本で言うところの”トトロ”のような存在だそうです。
ラップランドの森は寒さ厳しいところですが、とても神聖に感じ、それでいて威厳という宗教的なものでもなく、神という存在よりはやさしく迎えてくれるようなトロルのような存在のよく似合う感じがしました。ですからムーミンのような存在がよく似合うと思います。原住民であるサーメ人の人たちは、太陽・空・森・雪・オーロラ・トナカイ・人間と全てが自然の中の一員として同化しています。決して地球上の存在の中で人だけが目立ったような現代的・俗的な感じはありません。私自身、先進国である日本の現代を生きる一人として人間の生きる姿の本質を感じたような気がしました。
さて、オーロラの見るまじないの方法ですが、これは私のオリジナルな方法であり、まず最初にこの方法で見られなかったからと言って責任は持てないことをお断りしておきます。
(1)日本での生活で正しい行いをして下さい。(私ははっきり言って自信ありませんし、正しいかといわれると笑ってごまかしたいです。)
(2)昼間、ラップランドの森の中で、トロルに対して「一度で結構ですからオーロラを見させて下さい。見させてくれたら、大地にお酒を捧げます。そしてまたこのラップランドに訪れます」と心の中でトロルに伝えて下さい。
(3)オーロラを見る前の待機している時間に持ってきたお酒を少し飲んで待ちます(オーロラが出る前に酔いすぎないように)。オーロラが出たら、しっかりと目に焼き付けて下さい。オーロラが消えたら、トロルと大自然に感謝を込めて残ったお酒を全て、雪の大地にささげてください。
(4)興奮の覚めぬうちに、全てに感謝し、持ってきた全てのゴミを拾って暖かいホテルで体を温めましょう。
(5)また、ラップランドを訪れましょう。
以上です。疑わしいと感じるかもしれませんが、ずっとオーロラに出会えず、その日の夜の天気予報も雪で私はラップランド滞在の最終日にせっぱ詰まって、祈り伝えました。昼間、空一面雲に覆われているときに木々と雪の中をトナカイの引くそりに乗り、祈りました。天気予報では雪なのに、信じられないことに夕方暗くなってから空が一面に晴れてました。オーロラを待つこと2時間、ついに出現しました。ものすごい感動と、ラップランドの自然への感謝を感じました。早速、約束したとおり持ってきたお酒を大地に捧げました。しかし、オーロラが出現してから数分して、物語が終了して幕が引かれたように、あっという間に雲が空を全面覆ってしまいました。これもものすごく驚きでした。本当に自然とトロルが約束を果たすかのような感じがしました。これからフィンランドに行かれる人はお試し下さい。
(6)冬のラップランドでの道路事情
日本国内で雪が降るとどうなりますか?まず、除雪車がゆっくりと重々しく雪を押しのけて除雪し、その後で乗用車が警戒しながらゆっくりと走ります。
ラップランドではどうでしょう。雪が舞っていると、頻繁に大型の特殊車両が猛スピードで走り抜けていきます。はじめは気がつきませんでしたが、除雪車でした。100Km/hくらいの速度で路面の雪を吹き飛ばして行きます。これが除雪?と考えてしまいます。ラップランドの雪は、日本の雪とは違い、気温が低すぎるため雪そのものも軽く、路面に落ちても溶けません。ですので圧雪になることもなく、吹けばすぐ飛ぶような状態です。だから猛スピードで走れば除雪になるんですね。
ちなみに私の乗ったバスも、120Km/hで雪道を爆走して行きました。上記のことに気がついてしばらくして慣れるまでは、運転席のメータが信じられず、恐ろしかったです。
道を徒歩で歩いても、雪は圧雪にならないので砂浜を歩いている感触で結構疲れました。
思い出し次第、私のフィンランド紀行の情報を追加していきたいと思います。
