私のフィンランド紀行2(Finland・サーリセルカ滞在)

 

 サーリセルカに着くと、すでに日が暮れていました。早速オーロラを見るべく外に出てみると、ダイヤモンドダストで空が曇ってしまっていました。しかし空に雲はありません。少し待っていると徐々に晴れてきました。しかし、一向にオーロラが出てくる様子がありません。0:30までねばってみましたが、ついに雲が出てきてしまい、ホテルに戻ることにしました。あとから聞くところによると、どうも通常ではあまり出ない3:00頃に空が短時間晴れて、出現したそうです。さすがに悔しかったです。ところで、オーロラもさることながら、夜空を眺めていて感動することがありました。それは、北極星の位置です。通常、日本ならば北の方角の地表から36度ぐらいの位置に北極星がありますが、ここでは北緯69度近いため、ほとんど見上げるような位置にあるのです。これがこの旅の中で、一番印象的に北極圏に来たことを実感させてくれました。
 フィンランドでは、雷鳥を食べることができます。日本なら、保護鳥なのでもちろん捕まります。吹雪でオーロラも出ないので、少しお高いのですが、食べてみました。食感は七面鳥のような感じです。味は…、わかりません。なにしろ和食と違い、味のド・ギ・ツ・イ・ソースがかけられて舌が麻痺し、味はわからなかったです。日本人が味に敏感なのが良くわかりました。

 今日は朝から、OPツアーへと出かけました。午前中はトナカイの引くそりに乗って、トナカイのお尻とラップランドの自然を眺めながら”ボー・・・・・。”っと頭を空にして過ごしました。 日本から何千キロも離れていると、日本にある現実から離れられます。まん中のトナカイは、そりの先頭を行く、サーメ人のおじさん自慢のトナカイです。さすがに立派な角です。
 午後は、少しは勉強しなくてはと思い、ラップランド原住民族サーメ人のお宅を訪問しました。とても良いお話をお聞きでき、人と自然の本当の姿を見たような感動がありました。右の写真は現地の犬ではなく、サーメ人のテントである”コタ”です。昔は本当にここで住んでいたようですが、今は観光用です。ですが、中は非常に暖かく、薪には松や白樺をつかっているので、木のいい香がしました。さて、今晩が北極圏最後の日。オーロラは出ますでしょうか?

 今回実際にフィンランドで私が撮影したオーロラです。感度の高いフィルムで、露出が長すぎたため白っぽくなってしまいましたので、少々画像処理を施してあります。

 なかば諦めていましたが、22:05ついにオーロラが出現しました。諦めかけていた中の出来事でみんな気が動転してしまいました。月明かりがありはっきりとした感じではありませんでしたが非常に感動でした。北極圏まで来た甲斐があったと、しみじみ思いました。写真では写りませんが、本当にカーテンのようにヒラヒラとしていました。15分ほどでしたがあっという間でした。終わった瞬間、空一面雲が覆ってしまいました。肉眼で見るオーロラは、 テレビや、写真とは本当に違います。

 極寒の寒い中、
 苦労したので、
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 私がフィンランドを訪れたとき、実はいつもよりも暖かかったのです。とはいうものの気温は昼でも−18℃(画像:右)。まだ、フィンランドに来て数日ですが、−13℃まで上がると暖かいと感じてしまいます。
 左側の画像は、ホテル近くにあるサーメ教会です。サンタクロースがよく似合いそうな、北欧的な美しい教会です。(ただ、オーロラを観測するには夜の照明が明るすぎて困りますが。)

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