「ダメ公務員ができるまで(潜伏期) 生ぬるいフリーター生活 それにもついに終止符を打つときがやってきたのです ある会社に就職が決まったのです 父親のコネ うわっ、ダメくさっ!! まあ、俺の中にもこのままフリーターではまずいという気持ちが どこかしらに残っていたものと思われます 父親の勧めである会社に面接に行きました そして、 その面接に行って初めてどんな仕事をやってるのか知りました そう書くと、まるで俺にやる気がなかったかのように思われますが、 違います 違うのです 事前に知ろうにも、紹介した父親もなにをやってる会社か知らなかったのです!! ここに血脈が脈々と その会社は工事会社でした みなさんは工事会社というとどんなイメージを持たれるでしょうか? プレハブの建物 男むさい職場 しかも荒くれの男たち 怒鳴り声が始終鳴り響き、 仕事が終わったらみんなで酒をかっくらってどんちゃん騒ぎ きっとそんなイメージを持ってる方が多いのではないでしょうか その通りなので反論の余地もありません 生ぬるいフリーター生活から、いきなり荒くれの職場へ 鍛え上げられていきました なにしろ、大卒を採用するのは俺が初めてという職場 つまり、完全実力主義 すべては銭のため 銭にならない仕事はいっさいやらない いくらでも上司に部下が楯突く まず、「君」付けとか「さん」付けで呼ばれたことなかったし むしろ「おめぇ〜よ〜」とかがしっくりくる感じで かなり鍛え上げられました そんな中で仕事内容は何度か変わりましたが、 最終的にはパソコンのデータ入力を行う専門職へと落ち着きました まさにそれは俺の転職でした 1人でひたすらデータ打ち その仕事は、 一昔前ならば、それだけで飯が食べられる程の専門職 それをほぼこなせるようにまでなっていました しかし、 この会社にいたのは3年でした そう、3年というのは節目です なぜ、この会社を辞めることにしたのか それは この会社がつぶれそうだったからなのです!! バブル弾けたからねぇ〜〜〜 工事会社に3年勤め、 ある程度仕事を覚え、 「やめるならいまのうちだ!!」という天の声を聞き、 見事さらさらと仕事を辞める決意を固め、部長に報告 やはりあっさりOK もともと人の入れ代わりの激しい業界 俺1人いなくなっても全然OKみたいな さて、辞めることにしたのはいいとして、問題はこのあとです 辞めてどうするのか? 辞めることはもう決定済み でも、そのあとのことはなんも考えてなかったのです とりあえず転職には資格が必要だろうと、 資格一覧の本を買ってきてパラパラとめくりました 行政書士とか、あと情報処理関係もいいかなぁ と、ある項目に目が止まりました 「公務員」 そうか、公務員て資格の必要な職業だったのか 目からうろこがダバダバと みなさん、もうお気づきでしょう そうです 俺は公務員になるために仕事を辞めたわけじゃなく、 仕事を辞めることを決めてから公務員を目指すことにしたのです しかも、このように本を見ていて公務員を見つけて、 「じゃ、いっちょ公務員でも目指すか!!」 とかいう軽いノリで まさに、イキバタなダメ人間の行く末はいかに!! 以下次号 |