その1はほぼプロローグみたいな感じでした いまに至るまでの下地作りみたいなもので 本格的に動き出したのは、 去年(2006年)の夏からでした 4.試乗ラッシュ時期に突入 来年の12月が車検ということになりまして 本格的に自動車選定に乗り出しました このころ、 父親がちょうど定年を迎えまして そのあとも契約社員として働いてはいたのですが、 そろそろ父親にもいい車を乗せてあげたいなという気持ちが芽生えはじめました 父親もいままで新車に乗ったことがない だから新車に乗せてあげたい それにもういい年なんだから、 それなりにいい車にも乗せてあげたい そんな風に思うようになっていたのです と書くと、なんだかやけに親孝行に見えますが、 もちろん俺が1番乗りたかったんですけども とはいえ、 やみくもにディーラーに行ったところで意味がありません 車を選定する上で、 基本的な条件を設定しました まずはセダンであること やっぱり父親くらいの年齢にはセダンが1番よろしいことですし、 俺もセダンが基本にあるなと考えていますので そしていまのウィンダムより小さいこと ウィンダムで散々取り回しに苦労してきましたので、 ここらで扱いやすい車がいいなということで あとは値段の上限は500万円くらい それなりにいい車といったら結構しますからね この条件からいくつかの候補を挙げ、外していきます 日本車で言えば トヨタ「クラウン」 日産「フーガ」 は、ウィンダムとほぼ同じ大きさなので除外です トヨタ「マークX」 日産「スカイライン」 は、候補に入ってきます まぁこんな感じでやっていきました そしてこの条件に合うヤツを片っ端から探していったのです そうそう これからいろんな車の試乗した感想なんかが書いてありますが、 素人の俺が感じたままの感想ですので あくまで素人意見だということを念頭に置いて読んでいただければと 8月 ・フォルクスワーゲン「ジェッタ 2.0T」 最初に試乗したのがこの車です フォルクスワーゲンは「ゴルフ」や「ニュービートル」なんかでお馴染み 日本でもっとも売れている外車メーカーです そして「ジェッタ」 マイナー ゴルフのセダン版といったところです サイズは全長4565mm×全幅1785mm わりとコンパクト 試乗したモデルはターボ車 なぜターボ車にしたのかというと、 これにはDSGと呼ばれる世界最速ギアボックスの車なのです それに乗ってみたかった 初めての試乗、しかも外車 感想は「乗り味が固い、でも予想ほどじゃない。意外と静か」 でした 外車ってだいたいこれくらい乗り味が固いものなのかなと思ってたのですが、 なんども試乗していくうちに、 ジェッタ2.0Tはとりわけ固いということが判るようになりました ・スバル「レガシィB4 2.0GT」 スバルには縁があります 弟がスバルの「インプレッサWRX STI」というスポーツセダンに乗っていたのです それがまぁ、うるさいんだわ 弟はすでに家を出て久しいですが、 家にその車で帰ってくると、 重低音が家の中に響いてすぐに判るという感じでした そのイメージが強かったのですが、 乗ってみたら静かでした これはスバルの水平対抗エンジン、いわゆるボクサーエンジンのおかげらしいです エンジンを運転席より遠い位置に配置できるので静かになるのだと そんなことを営業さんが言ってたのを覚えています ちなみに、水平対抗エンジンは燃費があまりよくないというのが常識のようです 試乗したのはターボ車でしたが、 なんだかものすごい加速 この加速は俺にはいらないなぁと思いました 買おうと思ってたのが2500ccの車なんですが、 レガシィB4は2000ccと3000ccの車しかないのです いい車だとは思いましたが、俺が買おうと思ってる方向とは違うなと ま、面白半分で試乗したので ・メルセデス・ベンツ「Cクラス C180 コンプレッサーアバンギャルド」 Cクラスは当初、まったく候補にあがってなかったのです なんか親父臭いというイメージがあったのです ベンツのディーラーに行ったのもほんとに偶然 上のスバルに行ってからマツダに行こうと思ったけれど、 初めて行く場所でついつい見逃してマツダの前を通り過ぎてしまって、 しかたなかったのでその先にあったベンツのディーラーに面白半分で入ったのです ちなみに、このとき試乗したのは前のモデルです 今年(2007年)にCクラスはフルモデルチェンジしました 全長4535mm×全幅1730mm、最小回転半径5mと扱いやすさは抜群 上2つは「走り」を重視した車だったので、 この車がものすごくジェントルな感じがしました つまり、車としての出来が大変よかったのです ここで試乗して、一気に購入候補になりました まさかこの1回の試乗で、あそこまで長い付き合いになるとは思いもよらず…… 9月 ・レクサス 「IS 250」 これが本命でした 北米で展開していたレクサスが日本に導入されたのは、 この1年前の平成17年8月のこと ディーラーがものすごく立派 これはいままでのディーラーの概念を打ち砕くものです 逆に敷居が高すぎて入りにくいという話もあります 俺は何度もいろいろなディーラーを訪れてきたので、 そういう感覚はなくなってましたが じつは試乗はしてないけど、この前にディーラーに寄ってはいるのです そのときはカタログをもらって帰りました で、2度目 今度は試乗 乗ってみました 静か 最初の感覚がそれ そして乗ってるウィンダムにもっとも近い運転感覚 レクサスはつまり俺にとって「ホーム」と言えるのかもしれません だから、本命 ディーラーでのおもてなしは、わりと病み付きになりますよ ・ジャガー 「Xタイプ 2.0」 これまたじつは、って話ですが ジャガーにはじつはこの3年前くらいに寄ったことがあるのです ジャガーは憧れの車です なにより見た目がカッコいい ジャガーよりカッコいい車は他にないです だから、 いつかはこれを買えるくらいになりたいなぁ、 これを買うことを目標にと思ってました もらったカタログを何べんも見てはため息をつき 試乗しました ええと、 感想としては「可もなく不可もなく」 営業の人も言ってました 車そのものより、ジャガーがある生活というものを楽しむのだと なるほどなと思いますよ ジャガーに似合うだけのライフスタイルを持たなくてはな、 そう思わせる車でありました ・BMW 「3シリーズ 320iMスポーツ」 ベンツ、レクサスに乗ったら、そのライバルに乗らないわけにはいきません 高級セダンのクラスでもっとも売れている車、 そうそれがBMW3シリーズ どれほどの実力だろうと興味津々ですよ ということで試乗してみました もちろんモデルは1番下のもの なんていうんですかね、 よくBMWの走りを評して「人馬一体」と言います 車と人とが1つになったかのように扱えるということです つまり、思ったとおりに車が動く、レスポンスがいいということになりますかね ええ、 はっきり言って、 いままで乗ってきた車の中で1番運転が楽しかったですよ これが病みつきになるのはよく判る ただ、内装はちゃちぃ そして、いつも精一杯の運転をしなきゃいけない気にさせられる リラックスした運転をするのが難しいかなぁというのが感想 11月 ・日産 「スカイライン 250GT タイプP」 スカイラインは特別な車です その名前が特別です スカイラインの名は憧れの名でもあります なので、購入の視野には入ってました これもじつはの話ですが、 すでに試乗はしてたのですが、 それは前のモデルの話だったのです 11月にスカイラインはフルモデルチェンジをしまして、 その試乗は初めてということになりました 見た目がだいぶスマートでカッコよくなってました 走りはあれですね、トヨタとはまるで方向が違う エンジン音がフィ〜ンと上がっていく 良かったですよ、結構 ちょっと車重が重いかなという印象は受けましたが と、いろいろ試乗したところで冬に入りました 冬は仕事で忙しくなることが判ってました 冬の時期は、あとはひたすら検討することに費やしたのです つづく |