若年寄日記

Lovely FM Nagano !
 飯山市にやって来て以来、車に乗る機会が多くなった。毎朝・毎夕、役場まで通勤しないといけない上に、コンビニに行くにも少し離れているので車が不可欠なのである。私は以前から車に乗るときはいつもFMを聴くようにしている。気軽に聴けて、ドライブ向けの選曲が多い、というのが大きな理由だが、もうひとつ大きな理由がある。地方に行ったときにはその地方の特色あるFMが聴ける、という楽しみがあるからである。そのため、こちらでは通勤途中はもちろん、車に乗るときにはいつもFM長野を聴いている。そのFM長野なのだが、とても素敵というか、なんとも「ラブリー」なのである。
 例えば、番組中に紹介されるテーマ。東京をはじめとする都市圏のラジオでは、テーマとして採用されるのは、「おいしいお店」だとか「話題のスポット」などが主である。リスナーはおいしいお店の紹介などをFAXで送ったり、メールを書いたりして、番組に参加し、番組が進行していくというパターンである。しかし、FM長野は違う。まず、テーマが違う。例えば今日のテーマは「山菜の採り方」。どのように食用の山菜を見分けるのか、というところから始まり、山菜採りのマナーや調理方法などが紹介されていた。そして、FM長野はリスナーのやる気が違う。正しい採りかたというコーナーでは、「ぜんまいの採りかた」というテーマだけでもすごい数のFAXが寄せられ、DJが読みきれない様子だった。そして、トークの合間に流れる曲が、YAMA-SHOWSという具合である。(5月2日〜4日の日記を参照)
 また、交通情報もとても素敵である。東京では1時間ごとに「小菅JCTで5kmの渋滞」だとか「環状線で事故」だとかいう情報が長々と流されるが、FM長野は違う。先日の午後9時の交通情報を紹介しよう。

「週末前でみなさんお疲れのようです。上信越自動車道では長野出3m、長野自動車道の松本出口では1.5m渋滞しています。みなさん、渋滞でもイライラせずに安全運転を心がけましょう。以上、traffic informationでした。」

なんともラブリーではないか!「渋滞ありません」ってのは、やっぱりちょっとはずかしかったのだろうか。表現がキュートで、なんともほんわかしてしまうのである。
 YAMA-SHOWSしかり、交通情報しかり、FM長野は地方色溢れる、ラブリーなラジオステーションである。
2002年05月15日



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