若年寄日記

運命の出会い
 今日ほどの劇的な「出会い」はめったにあるものではない。人生でも数えるほどだろう。今日、私は「菜の花祭り」の前夜祭があるということを聞かされてはいたが、参加しようかどうか迷っていた。しかし、農林課で交わされていた会話を聞いてその気持ちは瞬時に固まった。

「今日、ヤマショウズとかいうバンドが前夜祭に来るみたいだよ。なんでも、彼らは松本では宇多田ひかるより人気があって、若者の着メロはほとんど彼らの曲らしい。」

 どんなヤツらやねん。私の心は高鳴った。見てみたい。松本という一地方都市ではあるが、あのJ-POPの女王に勝てるやつらとは、どんなやつらなんだ。若者が流出してしまっているこの街にも、長野中からきっと若者がこぞってやってくるに違いない。私は心躍らせて会場に向かった。しかし、会場についてみると、そこには衝撃の光景が広がっていた。(明日につづく)
2002年05月02日



トップへ
戻る
前へ
次へ