ち、と口腔内に含んだ胸の尖りを吸えば甘みが広がる。

これが意外と美味い。男鹿の健康状態は良い様だ。

歯を立ててやわく食んでやればピク、と揺れる身体。舌で嬲ると一層可愛らしい反応を返す。

最高。あぁ、最高だよお前。ちょっと今、俺の夢とか叶っちゃってんじゃね?

決して男の男鹿に不満があるわけじゃないが、寧ろ惚れまくってますが。

一度くらいはこう、考えた事があるわけで。

男鹿がもし女だったら結婚したり出来るなとか、だったら子供は何人くらいがいいかなとか。

そんな絵空事がまさか実現できるかもなんて、なんたる奇跡。きっと浮かれ死ねる今なら。

揉み応えのある豊満な胸に、感度も良好・・・もともと細かった腰のラインなんてもうなんかエロいし。


(このまま埋もれててぇー)


ふにゅ、ふにゅ。

そんな行為に没頭していると。




「えー加減にしろやこのド変態がぁ!!!」





いつの間にベル坊の授乳を終えたのか、すやすや寝息を立てる眠り子を片手に抱いた男鹿の

渾身の一撃が、ドスリと鳩尾に決まった。








にまつわる彼女のハナシ

act.3  だってオトコですから 虎視点










「―・・・で、何でお前そんな身体になってんの?」

「あ?・・・・まぁ、ちょっとした病気?」

「ちょっとした病気ってなんだよ。それさらっと言うことじゃねーぞオイ」


事情はよく、否、まったく解らないが男鹿はその・・・病気?の所為で“こんな身体”になってしまったようだ。

病気と言う割には本人はケロッとしているから恐らく死に至る様な心配はないのだろう。

何か落ち着きすぎていて逆に今の状態がハマりすぎているというか。

男鹿が女であることに違和感がなさすぎる。

俺か?俺がおかしいのか。それとも胸があるだけで女だと思い込んでいるが実は下は男なのか?

惜しいかな、あの、女なら誰もが羨むであろう胸のふくらみは不器用なまでに乱雑に巻かれた

サラシの下に隠れてしまった。

ずり落ちていたカッターシャツを着直し、襟を正す男鹿は相変わらず無表情で。

どこが変わったのかなんてすべて隠れてしまうと一見なにも・・・・。


「なんだよジロジロ見てんじゃねー」

「お前ホントに女になったのか?」

「多分」

「おいおい自分のことだろう」

「・・・・一応確認は、した。あるべき物がなくなってるのは、見た」

「どう変わったかは見てないんだな?そこが女になったのか、見てないんだろう?」

「・・・・・・・・」


図星を指され、かぁ、と頬を染めて此方を睨んでくる奴の目はそれがどうしたと言いたげだ。

― かかったな。したりと頬が緩む。

羽織っていたカッターシャツを脱いで、その上に男鹿の膝元から抱き上げたベル坊を寝かせる。

起きない事を確認した後、頭上にハテナマークを飛ばしている男鹿の隙をついて、

随分小柄になった身体を背後から抱きしめるような形で座りなおした。

あぁ、さっきも思ったが感触は女のそれだな。どこもかしこも柔らかい。


「っ・・おい?とうじょ・・・」

「大人しくしてろよ、俺が診てやるから」

「はっ?!」


慣れた動作でキツク締められたベルトを外し、ジッパーを下げる。

ギクリと抱え込んだ身体が強張ったのを感じたが、やめてやる気など更々なかった。

俺の行動に危機を覚えたのか反射的に拳を作った男鹿の両手を腕で羽交い絞めて封じる。

いつも澄ました奴が慌てうろたえる姿は中々に乙だ。


「こっから東条先生の触診が始まります」

「ちょ、ふざけろマジで!したらコロス、本当に――・・・・ッツ!!」


サイズが合わないのだろうごそごそになったズボンに手を差し込むのは容易い。

さすがに下着は女物に変えていないのか見覚えのある柄の下着が見えている。

その中に手を潜らせばなるほど、確かに男である象徴はなくなっているな、薄い茂みに真っ平らの丘。

ザリ、となだらかなその丘を指の腹で撫でてやれば切羽詰った抗議の声が上がった。

何度か愛撫したあとそのまま下へと移動させれば、ぬるりとした湿った感触。

濡れている。

腕の中の男鹿は羞恥に耐えるよう身を震わせながらも、拘束する此処から逃れたいのか

必死に抜け出そうともがいていた。


「イ、ヤだっ!なぁ、東条っ!東・・ぁッ・・・」


濡れているならばと中指を、その滑る中心に突き立てると痛かったのかもしれない。

最後の科白は少し引きつっていた。


「すげぇな、こんなに濡れて。本当に女になったんだな」

「ッ・・・シね!」

「まぁーた。そゆこと言う悪いコは、このまま指でイかせるぞ」

「ちょ、」





続く言葉は無理矢理口付けて遮る。

歯列を割って舌を差し込み、逃げる男鹿の舌先を追って絡ませて。


(お前の“イイ”は全部知ってるんだ、あまり俺を怒らせると手加減してやらないからな?)


キスと共に、温かな肉に包まれた指に緩急をつけて深く浅く、擦り上げて掻き回して追い詰めていく。

いつもより高い声で控え気味に鳴く男鹿が可愛い。堪らない。

あ、あ、と指の動きにあわせて身体を跳ねさせながら声を漏らすのだ。

その艶やかに喘ぐ恋人の姿に煽られて、擡げ始めた己の下半身が正直苦しかったが

此処は我慢するほかないだろう。

ベル坊もいる学校の屋上という場所で本番をするには後の男鹿の反応が怖い。

それにそろそろ授業の終わるチャイムが鳴る時間のはず。


「と、じょっ・・・ぁ、指・・・ゆ、びっ・・・もっ、」

「んー、そろそろイくか?」

「ちが、あ、あっ」








首筋に歯を立てられるのが好きだったな。

傷にならないよう甘噛みしながら、しとどに濡れた割れ目の先を、そっと開いて親指を押し当てた。





「―――――・・・・・!!」













キーンコーンカーンコーン・・・・・




遠くで授業終わりのチャイムが響いている。


「―・・・どうすっかなぁ」


なけなしの理性がそうさせたのか、声を上げずに初めて女として絶頂を迎えた男鹿は

そのまま意識を飛ばしてしまったのだ。

きっと目を覚ました瞬間、俺は殺されるに違いない、間違いなく。

やり過ぎてしまったと思い直して反省してみても、終わったあとでは後の祭りというもの。




「マジで・・・どうすっかなー・・・・あははは・・・」











取り敢えず、好きなだけ殴っていいから捨てないでくれと土下座でもしてみるべきだろうか。














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や り す ぎ だ ! !
何かすいません・・・・この話RはつけてもR18まで持ってく気はないんでこれ以上はない・・・と(汗
こう、軽いノリでギャグちょいエロを目指してたのに、はぁ?みたいなカンジ!