corkboard タコあし電源『高飛ぶ者よ、バスに乗れ!』

タコあし電源第8回公演『高飛ぶ者よ、バスに乗れ!』@新宿シアターモリエール

出演者:上村敬治、中村利裕、松井和美、石坂いつか、斎藤友美恵、小川直美、森本展弘、松島圭二朗、松下由紀、藤井聖二、吉村竜児、川添圭太、降幡剛志

2002/04/12 (FRI) ミウチ客なんて大っ嫌いだあ。

これ、ビラがきっかけで観ようと思ったんだけど、そのビラを見たのはいつだったんだろう。
たぶん3月の鋼鉄の時だったとは思うんだけど。
ビラの潔いデザインと、ストーリーが面白そうだったのとで行く気になったのでした。

チケットは1週間前くらいに劇団のオフィシャルサイトで予約。
予約の送信フォームに質問欄があったから、
素直に「どれくらいお客さんが来るんですか?」みたいな事を聞いてみた。
初めての劇団って、ほんと客入れの様子とかわかんないから。
日時指定チケットでもないので、追い返しに遭ったらたまんないし。
でもこんな失礼な質問にも丁寧にメールで教えてくれました。感謝。

この日も就活のついで。THE SHAMPOO HATにひきつづき、スーツでの観劇。
当日、開場前に到着したんだけど、客入れの手際はどうかと思った。
「チケットの整理券の順に並んでください」と言われたけど、
前売りで買った私(と他数人)には整理券なんてない。
結局当日(&取り置き)の客が先に入っていってしまった。
たいした人数でもなかったんだけど、なんだかなぁ。
つーかそもそも開場前に並ばせておこうよ。

劇場に入る。なんとなく最前列の真ん中近くを選んでみる。
パンフレットと一緒に小さいシールがついていた。
(前説曰く、「ケータイに貼ったりしてかわいがってあげてください」だって。)
舞台装置は水色一色でシンプル極まりない。
観終って思った(そしてアンケートに書いた)ことなんだけど、
シチュエーションコメディのセットは作り込んだ方が面白いだろうと思うのは、カクスコ病の私だけですか?
……予算の問題かも。

始まってしばらくは、テンポの悪さが目に付いた。
「始まってしばらくはテンポは速めがいい」説を唱える人間が身の周りにいるんだけど、
別に私はそうじゃなくてもいいと思っている。
でも、この芝居。「遅い」んじゃなくて「悪い」んです。
その話にはじめて触れる客のことも考えて全体のバランスを考えてくれよ、と思う。
(ちなみにこの公演、リメイク再演だそうです)

だけど全体としてのストーリーは好きな方でした。
バス運転手の新人研修の最後のプログラムである防犯訓練。
地元の劇団の役者に犯人役を頼んだはずなのに、本物の銀行強盗が乗り込んできてさあ大変。
知らずに乗り込んでくる一般客やら、本物の“犯人役”やらが犯人より大暴れ。
強盗が持ち込んだ2億円を山分けしてみんなで香港に高飛びしようとするけれど、
当然バスは警察に追われる羽目に。
……どこまで逃げきれる?

ちょっと聞くだけでは結構予想のつきやすそうな設定なんだけど、
後半は予想外の展開が相次いで「おっ」と思った。
バスが海に潜ったり宇宙を飛んだりタイムスリップ(?)したりのむちゃくちゃっぷりも大好き。
犯人役と元歌手役(名前が大貫由美、というのはあんまりにあんまりだ)の人の演技が好きでした。

だからこそ。
劇場全体に漂うミウチウケの雰囲気は何とかならんもんでしょうか。
笑いも、ミウチのツボを狙いに行ってるような気がするし。
客席の少なくとも7割はミウチだったような気がするし。
もちろんそれはしかたないことで、劇団の最初の客はミウチなんだけど。
ミウチに褒められて満足するような劇団では終わって欲しくないです、個人的に。
とりあえずは様子見で、予定が合えば2、3回は観てみようかな。という感想です。

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