ふ〜みんの森便り17号
                 
2002年5月1日発刊
                   
 
ミルトコッペのお出迎え番仲良し2人組


 いつもの年なら“あぁ〜やっと春がきたぁ〜”と小躍りして歓ぶ春も、
思いのほか暖冬で雪も少なく、いつもよりド〜ンと早く春模様。
まさかこんなに早く簡単に春がやって来る訳ないっしょ!と
『春が来た』となかなか実感できずにいたら、気がつけば周りはすっかり春でした。
こ〜んな順調な春到来は美流渡に来てから初めてだぁ〜
 ポカポカ陽気にかこまれて森便りスタートです。(^-^)/




 我が家の神様・仏様

 何年か前まで我が家には神棚がなく、大晦日・元旦は窯が神棚として、
皆で1年の無事の感謝と今後の1年の無事を願っていたものでした。
そこへ手先の器用な私の父が、居間の東側に神棚をこさえてくれ、
ジャーン!!と我が家にも神棚が登場。

さて、あんこの爺ちゃんが亡くなってから、爺ちゃんの写真や思い出の品を飾った
爺ちゃんのミニチュア仏壇コーナーは、その後何度かお引っ越しをしています。
最初みんなが見渡せるテレビのそばに作ったところ、
これじゃあ爺ちゃん賑やかすぎて落ち着かないっしょ〜と
パン工房の隣、憩いの間のティルームへ。
パン屋が賑わっている時は良かったのだけれど、
冬体制に入り急にひっそりとまして気温もグ〜ンと低くなり、
これじゃあ爺ちゃん寒いし、淋しいしょと再び居間へ。
こうしてお日様ポカポカと当たり、皆を見渡せる
南側の窓辺のサイドテーブルの上にようやく定着。
心なしかいつも気持ちよさそうにしてくれてるよな。。。

さてさて、今年に入って九州の姉が、私の母方の爺ちゃんと婆ちゃんが
二人満面の笑顔で仲良く並んでる生前の写真を見つけたと
パソコンで拡大コピーして送ってくれました。
私は大の爺ちゃん婆ちゃんっ子だったので、思いがけないプレゼントに大感激。
早速爺ちゃんと婆ちゃんのミニチュア仏壇コーナーを用意しました。
爺ちゃんはいつも薪ストーブの前に座って火の番をしてたので、
薪ストーブそばの居間の和のコーナーの一角に決定!
傍らには、大好きだった花札と婆ちゃんにはお手玉を。
この爺ちゃんのおかげで私は幼稚園の時から花札を覚え、大相撲大好き人間になり、
この婆ちゃんのおかげで編み物を覚え、私の数少ない特技の一つとなったのであります。
そうそう私の脳天気の遺伝子は婆ちゃん→母→私と受け継いだ模様。。。

こうして我が家には神棚と二つのミニチュア仏壇コーナーがあり、
毎朝3カ所に水をあげ、それぞれに手を合わす日々となっています。

「いつもいつも見守っていてくれてありがとう。今日も1日元気に暮らしていきます。見ててね〜」




お彼岸〜春分の日〜

 以前はただの休日くらいにしか思っていなかった春分の日。
最近はお彼岸・お墓参りの日と意識も変化いたしました。
今回のお彼岸も「よし!おはぎ(春だからぼた餅かなぁ・・)を作ってお墓参りに行こう!」
と張り切って、おはぎといえば新潟の母とばかり、早速電話をかけおはぎの作り方の再確認。
電話の向こうでは母もおはぎ作りの真っ最中。頑張れぇ〜とエールを受けおはぎ作りに燃えました。
いやぁ今までも幾度となく作ってきたけれど、
今回のおはぎは一番スムーズにでき味もバッチリ!
私もなかなかやるんでないかいと自画自賛(*^^)v
そして、夫と共におはぎ持って恵み野の墓へ墓参りに行きました。
             
手を合わす 横を過ぎるは 春の風




 
 母は最強のウィルスなり・・・

 今まで使っていたパソコンがちょいちょいフリーズするようになり、
知人に見てもらったところ容量が一杯になってるから少し整理した方がいいよとのアドバイス。
・・・で、機械にとんとにぶい私が、古いデーターをこれもいらないあれもいらないと
どんどんゴミ箱へ捨てては空にしていきました。
こうして容量の空きスペースがじわじわぁ〜と広がってくると、何とも云えぬ快感になり、
ついには英語で表示していてと〜んとわからないデーターやプログラムらしきものまで、
エ〜イこれも消しちゃえ〜と勢いに乗って消してしまったのでありました。
ふと気がつけば、あれれれれれ・・・・?
あれもこれもで・できない・・・・・っと真っ青(¨;)私がフリーズ状態に。。。。。。
この事態を早急に回避せねばと、パソコンに強い友人○に連絡をとって事情を説明。
いくらパソコンに強いとはいえ、友人○も困難の気配・・・・。
深刻な事態の中「あぁ。。我が家のパソコンにとってはウィルスよりも怖いのは私だったのね。。」
と思わず漏れたこの言葉に、電話の向こうの友人○は壺にはまったと大ウケ。

後日、友人○が札幌より駆けつけてくれ、
強力なウィルス母菌に罹患したパソコン治療に困難を極めている様子に夫は英断を・。
「よし!!パソコン買おう!!」一瞬沈黙が立ちこめて、次の瞬間拍手喝采。
よくぞ決断してくれましたよお父ちゃん!!さぁこうなったら夫の気が変わらぬうちと、
パン屋は私に任せてと夫と友人○をパソコン購入の旅に送り出し、
結局あれよあれよというまに我が家のパソコンは新品とあいなったのでありました。
夫にとっては清水の舞台から飛び降りた心境だったとか・・。
その後夫は、けっして無駄にはしたくはないと、
人が変わったように日夜パソコンの前で生活。
ふぅんそうかそうか。・・で、こうだからこうなるのかと一生懸命。
・・・で私はというと下手にちょすなよとしっかり五寸ほどの釘をさされた上で
新しいパソコンさんと向き合っています。
容量が少なくなりバージョンアップできなかったホームページも新しく作り直しました。
森日記はほぼ毎日更新中。
そうそうデジカメも買ったのでリアルタイムの写真も載せていきます。
豚に真珠。宝の持ち腐れとならないよう心していかなくては。。。。
なお私のウィルス菌に倒れた旧パソコンは、パソコン好きな知人の手に渡り新たな道をスタートしました。

旧パソコンさんへの世界一短い手紙
おバカな主人でごめんなさい。あなたがいたからミルトコッペのホームページができ、
おバカなりにパソコンもちょっぴり上達することができました。
今までホントにどうもありがとう。心から感謝します。
これからは新しいご主人と新たな人生愉しんでくださいね。




 雪融けて、ゴミ拾い散歩再開!!

 雪融けとともに顔を出したのは、越冬したゴミ達。
よ〜し2002年度のゴミ拾いスタートだぁい!と昨年同様、
火曜と金曜の燃やせないゴミの日
に道ばたのゴミ拾い散歩開始。
おぉ〜ありましたありました。あっという間にゴミ袋がパンパンに。。。。。
それにしても缶だけでなくいろんなものが落ちている。
コンビニ弁当のカラ・たばこの箱・紙おむつ・まだまだ履けそな長靴。。。
この辺は拾ったのだけどガスボンベ・カセットデッキ・車のバッテリーに至っては
散歩しながらの私の力では到底無理。
粗大ゴミにむけて今度は軽トラでゴミ拾い必要かもね。。。。
週に2回ほどのゴミ拾いだけれど、目に見えてきれいになってきましたヨ。
このきれいになってきた姿見ると嬉しくなっちゃいます!自然も喜んでくれてるかな。。
いつかゴミがゼロになる日を夢見て、ゴミ拾い散歩は続きます。




 
1日1万歩も再開だぁ〜い!!

 冬期間、薪ストーブとの相性のいい母は、暇さえあれば地球の重力に素直に添い寝。
気がつけば1日5000歩にも満たない日々でありました。
この結果はシビアな体重計がするどく指摘。
うぅ〜んそういえばお腹にも、背中にもこってりとした脂が乗っているよな・・・・・。
時は心地よい春・・・・よぉ〜し、しばしさぼってた1日1万歩再開だぁ〜!(^^)!
・・・という訳で1日1万歩再開いたしました。
今回は今まで以上に鼻息荒くやる気満々。戸外でも家の中でも積極的に歩いてます。
この間なんか、夫と車で出かける時、私が先に家を出て歩いているのを
後で夫が車で拾うという夫の案に単純に乗り、
しかしのしかし待てど暮らせどなかなか夫は来ず、
結局夫に拾われたのは朝日の手前だった(推定5km)・・という話もありますが・・・・。
最近では1万歩は軽く、2万歩越える日も度々。
脂身も少しずつ取れていってるようで体重のほうも3週間で3kg減。体脂肪も3.0減りました。
便通はすこぶるgood!もともと便秘がちではないけれど以前よりバッチシ。
身体のフットワークが軽くなった分、気持ちのフットワークも軽く、
これって連動するものなのねと身体のメカニズムの精巧さに更なる感心を。
図書館からもウォーキングに関する本を借りまくり、ふむふむふむ・・・なぁるほど。
日本人に増えてきた肥満・高血圧・糖尿病・癌etc・・までも改善できるとか。
(ありとあらゆる疾患に効果あり)
第2の心臓である足を一番効果的に使う方法としてのウォーキングに
多大なる賞賛を寄せずにはいられませんね。
便利すぎる世の中に身体が埋没していかないように、ウォーキング是非是非おすすめです。




金婚式を祝う

 私の両親は今年で結婚50年。めでたく金婚式とあいなりました。
この金婚式、九州の姉の里帰りに合わせ祝おうと
4月吉日北湯沢の温泉で旧5人家族(赤塚家)が集い行いました。
集ってみて気づいたのは、ナ・ナント!?純粋に5人だけが集った旅は初めてだった!ということ。
そうなのですヨ。当時父は国鉄マン。仕事が忙しく、家族そろっての旅行はなかなか実現しなかったのです。
今や長女は49歳・次女47歳・末っ子の私も42歳と家族年齢はすっかり高くなってしまったけれど
不思議なもので、5人集えばむかし漂ってた空気が自然と流れてきておりました。
金婚式の記念の品は3人娘で考えた手作りの父・母にむけての感謝状。
私が原文を考え、次女が添削、長女が筆で清書して額に納め完成!
住むところは離れていてもチームワークは健在です。
その原文を考えるにあたり、むかし父や母や叔父叔母達から聞いてた話を思い起こし、一文に。
戦後青春時代を迎えた父、母は民主主義スタート期でもあり、恋愛結婚にてゴールインした走りの世代。
その恋愛時代の話がとっても面白いのです。

当時父は国鉄青年。母は農家の純情100%のウブ娘。
ある日父と母は友人の結婚式で出会います。この時、父は母に一目惚れ。
この日から父のハートは母一色になった模様
さて、父のアタック大作戦ですが、母のいとこにあたる父の友人に頼み込み、
ある日その友人と共に母の家付近をうろついていたところ、バッタリ母と遭遇。
驚いた母はいとこに「何しに来たの?」と問いました。
もっと驚き、あせるとどもるいとこは、とっさに
「う・う・
うど採りに来た!」と嘘を言ったそうな・・・・。
とにもかかくにもそこで父と母は再会し、父は母に告白したとかしないとか。。。。
こうしてその後、出会いから実に7年の交際を経てゴールイン!
この間、父は毎日のように母宛にまさに詩人のごとくのラブレターを送り、
筆無精の母からは1週間に1度ほどの、それこそ電報のような数行の返信だったとのこと。
うぅ〜ん父の忠実(マメ)さはこんなところにも顕れてるのね。
さて、その結婚生活「今日の弁当の玉子焼きおいしかったヨ♪」と父が誉めると
その後1ヶ月は毎日お弁当箱開けるとド〜ンと玉子焼きが入っていたのだそう・・・。
ウブな農家の娘が、高度成長時代のサラリーマンの妻となりいろいろと苦労はあったでしょうね。
でもこの母の性格は単純で天真爛漫。あらゆる波を持ち前の明るさで乗り越えてきたのだろうなと思います。
父は几帳面でしっかり者、おおざっぱでおっちょこちょいの母は
今も何かと失敗しては父に叱られ、ちょっぴり落ち込んでまた直ぐ立ち直りのくり返し。
まさに凹と凸が合わさった夫婦で、どっかの夫婦とよく似てるなぁと思いつつ・・・・・・。
今やこの父にはこの母しかなく、この母にもこの父しかない
互いになくてはならない名コンビ!
2人で築いてきた愛の(涙も一杯あったろうなぁ〜)50年
(出会ってからは57年)の年月の大きさに
まさしく金色に輝いてふさわしいめでたい出来事なのだわとあらためて感心する私です。
私と夫は今年で結婚18年。50年まではあと32年!!!ふぅ〜^_^;
ホントにほんとに長い道のりなのだわぁ〜。




冬体制終了!!通常営業となりました

昨年の12月上旬から今年の3月31日まで冬体制として
土日のみパンを焼かせてもらいました。
雪の中、ここまで来ていただいたのに店が閉まっていたという
ご迷惑をおかけしまして、本当に申し訳ありませんでした。
この充電期間中、たっぷりと薪を用意することができ
ここ1年は安心してパンを焼くことができます。
ホームページも新しく作り直し、パン作りの工程についてなど
写真入りで紹介させてもらっています。
森日記も毎日目指し更新していきます。
今後ともよろしくお願いします。




札幌に美流渡アートパークのアンテナショップ「みると」誕生!!

染色工房の高橋さんが札幌に美流渡アートパークのアンテナショップ「みると」を開店。
場所は大通り西12丁目西ビル2Fです。
地下鉄東西線西11丁目駅を西に1丁歩いた交差点角の2階建てのビルです。
周囲が高いビルなので、すぐわかりますヨ。
懐かしさ漂うアンティックなビルで、1Fは美容師室。
2Fは古道具・古着・古本とレトロ大好きな方は必見です。
「みると」は月・火・木・金の午前11時〜午後6時でオープン。
中に入るとホッとする、まさに都会のオアシスの心地よさがあります。
是非足を運んでくださいませ。




栗沢町工芸館では「北の森のものがたり展」開催中

ミルトコッペより500m先に行ったところに
栗沢町工芸館があり、町内の工芸家の作品が展示してます。
4/27(土)〜5/12(日)は
北の森をテーマにした作品をたくさん展示・即売しています。
是非是非お立ち寄りください。
(火・水休み AM9〜PM4です)
そして、まもなく工芸館向かいのパークゴルフもオープンです。

今年は美流渡が面白い!!
去年も面白かったよね・・・・。
今年はもっと面白い!!!