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インターネット接続・トラブル編
００から始まる番号に発信できない
ＮＴＴの光電話で、携帯電話にかけようとすると、「００からはじまる電話番号には発信ができません」というアナウンスが流れ、携帯に電話がかけられません。
光電話から携帯電話に発信できる方法はありますか？
これもプロバイダでテレオペしていたときに、何回か問い合わせを受けました。基本的には、光電話はＮＴＴのサービスなので、光電話についての問い合わせは、ＮＴＴに掛け直していただくようお願いして終わりです。
しかし、一度、すでにＮＴＴに相談したら、「光電話からは携帯電話に発信できないので、プロバイダに相談してください」と案内されたんで、そちらに掛けました、という方がいました。
そのときは、内心、ＮＴＴのオペレータにカッチーンときてました。ＩＰ電話の話ならば、プロバイダで相談にのりますけど、光電話はあんたのところのサービスでしょーっ！？と。
確かに光電話からは発信できない番号があります。０９９０からはじまるダイアルＱ２サービスや、０２０から始まるポケベル呼び出し、１１４番の話中調べなどなど。
でも、携帯電話への発信は問題なくできるのですよ。ＮＴＴホームページの光電話接続可否番号一覧でもしっかりと、０９０、０８０ではじまる携帯電話への発信は「〇」になっていますから。
も〜！ ＮＴＴのオペレータどんだけアホやね〜ん！！と思いながら、光電話はＮＴＴのサービスなのでプロバイダではどうすることもできないということを説明して、お客様には、再度ＮＴＴに問い合わせていただくようお願いしました。
でも、この光電話のトラブルの対処法としては、個人的には知識があったので、電話機メーカーへの相談も案内しておきました。コールセンターでは基本的に、自社サービス以外の問い合わせには答えてはいけないことになっているのが、さみしいところです。
なので、ここで、光電話の「００からはじまる電話番号には発信ができません」アナウンストラブルの対処法を案内したいと思います。
このトラブルで考えられるのは、電話機のＬＣＲまたはＡＣＲと呼ばれる、電話会社自動選択機能がオンになっているため、発信時にダイヤルした相手の番号の前に、自動的に００８８などの番号が入ってしまって、光電話では発信不可となってしまうという現象です。
電話会社自動選択機能（ＬＣＲ／ＡＣＲ）とは、一般固定電話から電話をかける際に、ダイヤルされた電話番号（市外／県外だったり）によって、最も通話料金が安い通信事業者を自動的に選択する機能、または、携帯電話に発信するときだけ頭に００３３とつける、といった、単に特定の通信事業者を自動的に選択する機能のことです。
マイライン（電話番号の前に事業者識別番号を付けなくても利用者が使いたい通信事業者を優先的に使えるようにするサービス）ができる前に製造された電話機に多く搭載されています。
しかし、光電話利用の場合、固定電話への発信は通話料は市外県外関係なく、全国一律８．４円／３分という通話料になります。携帯電話への発信も、相手のキャリアによって通話料が違いますが、概ね、００３３発信をした場合の１７．３円／１分と同等か、それよりも安くなります。
よって、光電話利用時には、事業者識別番号をダイアルする必要がありません。むしろ、事業者識別番号を付けてしまうと、光電話では発信できませんので、自動でダイアルする設定になっている場合には、その機能をオフにする必要があるのです。
このＬＣＲ／ＡＣＲ機能のオンオフの設定は、利用している電話機によって異なります。
例えばパイオニアの、ある機種では、受話器を乗せたまま「登録」「*」「２」「登録」の順に押せば機能オフになります。また同じパイオニアでも他の機種では、受話器を乗せたまま「機能」「*」「*」「２」「機能」の順に押せば機能オフになるなど、設定方法は電話機により様々です。
必ずお使いの電話機の取り扱い説明書でご確認いただくか、メーカーの相談窓口にお問い合わせください。