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設備有りでも無しでも申込める、モバイル接続の利点および、難点をご紹介します。
通信速度は遅め契約のサービスと電波状態によりますが、有線での通信と比べると、どうしても速度が遅く、通信も不安定になりがちです。
ただ、最近では、無線でもここまでストレスなく使えるようになったのか、というくらい品質が向上しているのも確かです。
ちなみに、わたしはイーモバイルのポケットWi−Fi(下り最大7.2Mbps)を使っています。速度計測をすると、自宅ではだいたい2Mbpsくらいが平均で出ています。
普段は、フレッツ光ネクスト/ファミリー・ハイスピードタイプ、下り最大200Mbps、実測で30〜60Mbps平均の回線を使っているので、それと比べると数値上ではかなり差が出ますが、体感的には、ちょっともたつくかな、という程度です。
ちょっとした調べものくらいでしたら気になりませんし、YouTubeも多少のもたつきはありますが、問題なく視聴ができます。
モバイル接続の利点は、なんと言っても工事不要でインターネットに接続ができることです。通常、申込みしてから3日程度で機器が届き、すぐに使えるようになります。また、家電量販店で機器購入および申込みの場合では、即日利用が可能です。
WiMAXという無線通信機能が搭載されたパソコンであれば、エリア内でそのままオンラインで、UQ WiMAXというモバイル接続サービスに申込みができ、そのまますぐにインターネット接続ができるというものもあります。
サービスエリア内であれば、引越ししても、有線接続サービスのように、回線の移転をすることもなく、そのまま利用できます。
提携しているプロバイダは少ないが、プロバイダ契約が無くても接続ができる一部のサービスを除き、モバイル接続ではプロバイダとの契約が無くても、インターネット接続ができます。
ただし、プロバイダとの契約がないと、メールアドレスがフリーメールしか使えず、フリーメールアドレスを禁止しているWEBサービスのユーザー登録時などに困る場合があります。
そういった際に、モバイル接続を提携しているプロバイダと契約しておくと、プロバイダのメールアドレスが取得できたり、その他、そのプロバイダが提供しているサービスを利用することもできます。
なお、自宅ではADSLや、FTTHを利用していて、モバイル接続は外出時のみ、という方は、自宅で契約しているプロバイダのアドレスなどを、そのままモバイル接続でも利用ができます。
接続設定が必要モバイル接続を利用するためには、最初に接続の設定が必要になりますが、だいぶ簡素化され、簡単に設定ができるようになっています。
サービスによっては契約期間の設定があるイーモバイルなどは、24ヶ月の契約期間が定められていて、途中解約には経過期間に応じた契約解除料が発生します。
一方、UQ WiMAXでは、契約期間の定めはなく、日額を支払い、1日からでも利用ができます。
サービスによって、契約形態が異なりますので、申込み時には十分に注意しましょう。
提供エリアは狭め随時拡大中ではありますが、どのサービスもADSLなどに比べると、提供エリアは限られています。どうしても首都圏や大都市周辺に集中しており、郊外では利用できないことが多いです。
ただ、NTTドコモ提供のFOMAデータ通信や、au提供のPacketWINは、ドコモやauの携帯の圏内であれば、ほぼモバイル接続もできるため、イーモバイルやUQ WiMAXなどのモバイル接続サービスよりも、接続可能エリアはダンゼンに広いです。
モバイル接続はエリア内であっても建物の状況等により、接続ができないこともありますので、申し込みの際には、十分注意しましょう。また、お試し期間を設けているところもありますので、そういったサービスを活用し、自宅や、自身の行動範囲内で接続ができるか確認してみることをおすすめします。
料金が高め携帯電話でのインターネット接続同様に、料金がパケット料で計算されるため、使い放題(=定額制)で比べると、ADSLやマンション設備ありの光サービスよりも、月額は高めになります。
たまに利用するだけという方などは、二段階定額や、使った分だけ支払うようなプランを検討されるといいと思います。
▼関連リンク
◆ モバイルでの接続について