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 KDDIauひかりマンションプラン(集合住宅用のサービス。建物にフレッツ光マンションの設備が入っていないと申込み不可)の利点および、難点をご紹介します。

◎通信速度が速く、局舎からの距離に関係なく、安定した通信速度が得られる。上り下りとも最大100Mbps(一部プランでは下り最大70Mbps)

 YouTube等、動画を楽しむ機会が増えてきた方には特に、速度が重要ですね。高速回線を手にすることによって、動画がカクカクしてしまったり、再生の途中途中で止まってしまったりのイライラから開放されます。

 電話回線を使ったADSLサービスの場合は、電話局舎からの距離が遠いと、開通できなかったり、速度が遅くなったり、ブチブチ切れてしまったりといったトラブルが起こりやすいですが、光回線ならば安定した通信が可能です。

 ADSLでは、ホームページを閲覧したり等、サーバーからデータを受け取る、下り速度を重視していて、上り速度とは差が出ます。そのため、下り最大50Mbpsでも、上りは最大5Mbpsだったりします。
 そうなると、インターネットプリント注文や、動画投稿など、容量の大きいファイルをサーバーに送ろうとしたときに、とても時間がかかってしまうのです。
 auひかりギガ得プランであれば、上り下りとも最大100Mbps(一部プランでは下り最大70Mbps)というサービスですので、こちらからデータを送るというときにも時間が無駄になりません。

△ADSLよりは安定しているとは言え、インターネットサービスというものは、基本的にベストエフォート(保証はできないけど、可能な範囲で最善を尽くしますというもの)

 そのため、光サービスでも、「最大」100Mbpsという表記になっています。
 また、VDSL方式の場合、集合住宅の共同配電盤までは光回線でつないでありますが、そこから利用する部屋までは電話線を使っているため、光配線方式よりも速度は落ちます。

 となると、実際はどれくらいのパフォーマンスが期待できるのかが気になるところですが、実際にauひかりマンションプランを利用されている方が速度測定をすると、12〜40Mbpsという結果になるようです。計測するサイトや、時間によってもバラつきがあるのが現状です。

 また、パソコンのスペックによっても、実測や、体感速度が落ちてしまいます。

◎光電話利用で、電話基本料金および通話料金が安くなる

 auひかりマンションプランを引くのならば、ネットだけではなく、電話も光電話に変えてしまったほうが断然お得です。
 一般電話の基本料金は月々1,700円程度ですが、光電話は525円です。また通話料も、全国一律3分8.4円ですので、市外県外通話を多くされる方には、利点が大きいです。

 更に、携帯電話がauの方は、「auまとめトーク」というサービスにより、自宅の光電話から、すべてのau携帯電話への発信および、KDDI系固定電話番号へ発信した場合の通話料が無料になります。

 新たに電話番号を取ることも、一般回線で使っていた電話番号を引き続き利用することも可能です。キャッチホンや、ナンバーディスプレイ等の付加サービスも、一般電話と同じように利用可能です。

△光電話にはIP電話(050番で始まる電話)への、
無料通話サービスは無い

 050番号への無料通話をしたい場合は、光電話ではなく、IP電話サービスへの申し込みが必要になります。

 IP電話対応機器の用意や、プロバイダへのIP電話サービス申し込み手続きの必要なNTTフレッツ光サービスと比べると、KDDIからレンタルされるHGW(モデム)1つで、光電話もIP電話も自動切換えで利用できるので、使いやすく便利なサービスです。月額料金もフレッツ光でIP電話を利用する場合より安いです。

〇テレビサービスで専門チャンネルやビデオ視聴ができる

 テレビサービスに申込むと、ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルのような専門チャンネルや、NHKオンデマンド、お好きなシネマビデオなどが視聴できます。

×auひかりのテレビサービスでは、地デジ視聴はできない

 フレッツ光を利用したフレッツテレビサービスや、ケーブルテレビサービスでは、地デジ視聴ができますが、auひかりでは、地デジ視聴はできません。

△提供エリアはこれから拡大予定

 auひかりマンションプランの提供エリアは、日本全国にわたっていますが、まだ導入している建物は、フレッツ光ほど多くはありません。随時、物件への設備の導入を進めています。

×回線の空き状況により、設備があっても開通できないことがある

 たいてい、集合住宅の全戸数分の設備は用意されていないため、設備あり物件であっても、回線に空きが無い場合は開通できません。その場合には、誰かが解約するのを待つか、ADSLなどでのインターネット利用を検討する必要があります。
 物件が決まったり、絞込みができたら、KDDIやauひかり取り扱い代理店などに、申込みが可能か(回線に空きがあるか)、事前に確認しておくとよいでしょう。

×選択できるプロバイダは7社のみ

 auひかりマンションプランは、プロバイダとセットになった契約のため、フレッツ光のように、光回線とプロバイダを別々に契約するということができません。選択できるプロバイダは、@nifty、@TCOM、ASAHIネット、au one NET、BIGLOBE、DTI、So−netの7社のみです。

○キャンペーンあり

 フレッツ光ほど多様ではないですが、各プロバイダや、代理店にて、独自にキャッシュバックや、商品券プレゼントなどのキャンペーンを行っています。

◎接続設定が不要

 開通工事が終わったら、KDDIから届いたた機械類とパソコンをLANコードでつなげば、すぐにインターネット接続ができ、ホームページ閲覧が可能(メールのやり取りには設定が必要)です。
 無線LAN利用の場合は、別途設定が必要ですが、設定に不安のある方は、KDDIの「かけつけ設定サポート(有料/立会い者が女性の場合は女性スタッフの派遣も可能)を利用したり、申し込み窓口で、無料で接続設定に来てもらえるサービスが無いか確認しておくとよいでしょう。

×契約期間の設定がある

 6ヶ月の契約期間があり、期間内に解約する場合は、契約解除料の請求がありますので、申し込み時には慎重に検討、確認をしましょう。



▼関連リンク

◆ 光サービスでの接続について

◆ インターネットは設備あり物件がお得[auひかり(KDDI)の場合]