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ダイアルアップ接続について

 ダイアルアップ接続は、一般電話回線や、ISDN電話回線を使って、インターネットに接続する方法です。この場合は、電話回線が、インターネットの「回線」となります。既に電話が使える環境ならば、別に回線を契約する必要はなく、プロバイダに加入するだけでインターネットが使えます。

 ただし、ダイアルアップ接続の場合は、プロバイダの利用料金の他に、プロバイダのアクセスポイントまでの通話料が別途発生します

 現在ではあまり利用されなくなったサービスですが、出先でちょっとだけメールチェックや調べ物をしたいときなどに、公衆電話や、知人宅の電話回線を借りるなどして、インターネット接続ができるので、応急処置的な利用で、ダイアルアップ接続サービスを併用する方もいます。
 また、メインの契約(ADSLや光の契約)のオマケのような形で、月に1時間までなら無料(通話料は別途発生)でダイアルアップ接続も利用できます、といったようなサービスをしているプロバイダも多いです。

 ダイアルアップ接続は、パソコン(内蔵モデム)が、プロバイダのアクセスポイントに電話をかけて、人間が通話するような感じで、ホームページを表示するデータをプロバイダとやり取りする、というイメージです。

 そのため、インターネット接続中は、電話のお話中と同じで、電話の利用はできません。その不便を解消し、尚且つダイアルアップ接続よりは、通信速度も速くなったのが、ISDNというサービスです。  ただ、ISDN接続をするためには専用のアダプターが必要なので、ISDN公衆電話はありますが、ダイアルアップ接続ほど出先で気軽に併用するということもできず、サービスとしてはすたれていっているのが現状です。



ダイアルアップ接続の回線イメージ

賃貸住宅目線でアドバイス

 電話を引くのをダメという大家さんはいませんが、インターネットを引くための工事などは、内容を理解できずに、話も聞かずに許可を出してくれないという大家さんも、中にはいます。

 その点、ダイアルアップ接続は、固定電話さえ引けば、その他の工事は不要でインターネットが利用でき、引越しの際なども、電話の引越し手続きをして、移転先で電話が開通すれば、その日からインターネットもつながるようになるという、非常に便利で手軽なサービスです。

 ただ、ダイアルアップ接続は、通信速度が非常に遅いため、動画や画像の多いWEBサイトを閲覧するのには不向きなサービスです。

 もし、一人暮らしで、携帯電話のみで固定電話は使わない。電話なしで、工事も不要。そんな、気軽なインターネットサービスはないの?という方には、通信速度も速い、モバイル接続をおすすめします。(⇒詳しくは「モバイルでの接続」参照)

 ちなみに、賃貸住宅のインターネット設備で、ダイアルアップ接続、ISDN接続を採用しているサービスはありません。賃貸の設備に入っているのは、光サービスまたは、ケーブルテレビのサービスとなります。



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