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「殺人ゲームへの招待」パンフレット
映画パンフレット


DVD

ビデオテープ(VHS)
ビデオテープ(VHS)

レーザーディスク
レーザーディスク

ストーリーブック ノヴェライズ
ストーリーブックとノヴェライズ
1985年 パラマウント映画

スタッフ
監督・脚本 ジョナサン・リン
製作 デブラ・ヒル
原案 ジョン・ランディス/ジョナサン・リン
撮影 ビクター・ケンパー
編集 デビッド・ブレザートン
音楽 ジョン・モリス

キャスト
マスタード大佐 マーチン・ムル
プラム教授 クリストファー・ロイド
ミスター・グリーン マイケル・マッキーン
ミセス・ピーコック アイリーン・ブレナン
ミス・スカーレット レスリー・アン・ウォーレン
ミセス・ホワイト マデリーン・カーン
ミスター・ボディ リー・ビング
ワズワース ティム・カリー
イベット コリーン・キャンプ
警官 ビル・ヘンダーソン
歌う電報配達嬢 ジェイン・ウィードリン



 クルーをベースにした、コメディータッチのミステリー映画の傑作です。

 1954年、ニューイングランドにある邸宅に、6人の招待客が招かれる。彼らは招待主の正体も、パーティーの趣旨も知らされていない。彼らを屋敷に迎え入れるのは、執事ワズワース。
ぎこちないままにディナーが進み、やがてミスター・ボディが現れる。客たちがボディに恐喝されていたという事実と、そのネタとなった秘密が明かされてゆき、やがてボディは皆に恐ろしい提案をする。そして部屋の明かりが消され、ドサッという鈍い音、銃声、ガラスの割れる音、悲鳴が立て続けに室内で響いた……


 という感じで物語は進行していきます。舞台は完全にクローズド・サークルで、館の外は嵐、ドアや窓は全て施錠されており、ガラスを割って逃げ出そうにも外には獰猛な番犬が放されている、という状況で殺人事件が起こります。さらに、ある人物が脅迫の事実を公にすべく警察を呼んでいたため、45分後には屋敷に警察が来てしまう! 残された短い時間の中で、招待客たちによる犯人探しと、また予想もしなかった闖入者から殺人の事実を隠すための努力が続けられます。

 この映画の最もユニークな点は、何といっても、結末が3通り用意されていることでしょう。アメリカでは、それぞれの結末が別の映画館で上映されていたため、全てを観るには少なくとも3回映画館に足を運ばねばならなかったようです。日本では(私の観た映画館では、と言うべきかな?)さすがにそんなことはなくて、単に一回の上映では1つの結末しか観れない、となっていただけでした。つまり3つを観るには朝から夕方まで映画館に居座り続けなければならなかったわけですね。
 また結末が3通りもあるにもかかわらず、そのどれもがきちんとした伏線を持っているところに唸らされます。ただ、手がかりは充分とはいえませんので推理することは不可能です。結末を予想することは可能ですが、ロジックを期待してはいけません。

 この映画はゲームに非常に忠実に作られていて、たとえば屋敷は、ゲームボードをそのまま三次元化したと言ってもいいくらいです。部屋や階段の配置が全く同じというだけでなく、隠し通路までが再現されています。用意される凶器もゲームと同じ6つですし、キャラクターもおなじみの6人が中心ですが、ミセス・ホワイトが使用人(コック?)から招待客に格上げされているのと、ゲームにはいないキャラクターの執事ワズワース、使用人イベットが非常に重要な役割を演じています。


 ビデオとレーザーディスク、DVDが発売され、現在ではDVDのみ入手可能です。
 レーザーディスク版には、辻真先さんの解説が付いています。DVDに特典映像などはありません。

 実は、第4の結末も用意されていたようです。それについてはアメリカで発行されたフィルムストーリーブック(LITTLE SIMON 1985 ISBN:0-671-61867-9)、およびノヴェライズ(BALLANTINE BOOKS 1985 ISBN:0-449-13049-5)で読むことができます。
  ストーリーブックはほぼ全ページにスクリーンフォトを載せた本で、結末に至るまでのストーリーが完全に紹介されています。ノヴェライズの方は映画を小説化したもので、それなりに小説風に描きこまれています。
 もちろんどちらも絶版で、入手は非常に困難となっています。ましてや日本国内では……

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