はじめに

 

    1.インプレッサとの出会い

        私がインプレッサと出会ったのは、そうですね90年代はじめの頃でしょうか。
        その頃は、まだTOYOTAのセリカがWRCで活躍している頃で、インプレッサが
        参戦し始めた頃でした。その頃は、セリカが好きでしたね。
        私はどちらかというと、見た目がいかにもスポーツカーしている車が好きでなく、
        フェラーリよりもポルシェが好きという感じです。小さい頃は、太いタイヤを履いた
        ミニクーパーに憧れていたりしていました。そんなわけで、いかにもスポーツカー
        という感じではないが、速いインプレッサに興味を持っていました。

 

    2.車歴

         最初に買った車が軽自動車のミニカターボ。大学時代でした。めちゃくちゃ遅い
        車でした。陸送のバイトをしていた頃があり、その時に全く知らずにスカイライン
        GT-R(R32)に乗ってアクセルを踏んだら、ロケットのように加速していき、自分の
        車と比較してショックを受けたこともあります。ちなみに、その後のR33, R34
        は好きではありません。
         その後、就職してからもミニカに乗っていましたが、中古車だったこともあり、
        色々なところにガタがきていて、新たに車を買う決心をしました。この頃には、
        インプレッサに憧れを持っていました。が、しかし、まだ就職したばかりでお金
        がありません。GT-Rでショックを受けたこともあり、安くて馬力のある車を探して
        いたところ、スターレットGT(EP82)を見つけました。 これが馬力の割りにとにかく
        安かったです。特に好きだったわけではありませんが、即購入。車重も軽いこと
        もあり、ものすごい加速力で大変満足していました。スターレットには約10年間
        乗っていましたが、その間もずっとインプレッサに憧れていました。

 

    3.インプレッサ探し

         ある時、愛車スターレットのところに行き、何気なく車の屋根(ルーフ)を見ると、
        何故か塗装がボロボロ。エンジンは元気でしたが、10年も乗っていたこともあり、
        思い切って車を買い換えようと考えました。そこで候補にあがったのが、もちろん
        インプレッサだったわけです。TOYOTAからは、やたらとアルテッツァを勧められ
        ましたが、その車に何の魅力も感じなかった私は、インプレッサ一筋でした。
        ただし、多少の貯えはあったものの貧乏な私には新車は無理と判断し(ローンが
        好きでないので、現金で買おうと思っていました)、中古屋巡りが始まりました。
        色々と見て歩きましたが、なかなか予算と見合う車が見つからず苦労していました。
        しかし、ある時横浜の中古屋さんでE型インプレッサWRXワゴンを発見。
        すぐ店の人と交渉に入りました。しかし、車が車ですから、ここは慎重に行こうと
        思い、その場で契約はしませんでした。私には親しい友人で優秀な車の専門家が
        います。名はよしいぼさん。さっそくよしいぼさんにお付き合いを願い、そのお店に
        行って車を見てもらいました。ところが、事故車と発覚! 買う気マンマンの私は
        ガーン!大ショック!だったのです。落ち込んでいるつもりは無かったのですが、
        よしいぼさんはそんな様子の私を見て、その後いろいろな中古屋さんに連れていっ
        てくれましたが、良い車がみつかりませんでした。とりあえず、SUBARUのディーラー
        に行き、見積もりを出してもらったりもしました。
         ここで見積書を見ながら少し考えました。新車も買えない値段ではないぞ。
        確かに大きく予算オーバーでしたが、もう中古車屋さんを信用できなくなっていた
        私の心には「新車」しかありませんでした。よしいぼさんからから、東京のSUBARU
        では他の都道府県のディーラーよりも結構安く買えると聞き、その最安値を覚えて
        おきました。東京のSUBARUにはいつ行こうかなと思っているとき、家の近所に
        SUBARUディーラーがあるのに気づきました。

 

    4.購入

         ひやかし半分でそのディーラーに行きました。女性の営業さんがいたので、
        その人にインプレッサを見せてくださいといったら、もう売る気マンマンで色々
        見せていただき、説明を受け、さっそく値段交渉に入りました。東京のディーラー
        で買う気でいたので、かなり強気で交渉開始。「この値段じゃだめ。もっと安くして」
        「あれ付けて、これ付けて」etc。東京の最安値を提示してこの値段だったら買って
        も良いと言ったら、「ちょっとお待ちください」と言って、所長さん?のところに行って
        しばらく帰ってこない。「あのスターレットの下取り額をX万円にします。今日契約して
        いただけるのなら、このお値段で結構です」ときた。え?いいの?耳の錯覚?
        最初は車の処分にお金を取るって言ってたのに・・・という気分でしたが、真剣な
        目で私を見ている。これは本当に良いらしい。東京で買うつもりだから、もう一つ
        くらいわがまま言ってみようっと。そこで、「じゃぁ、カタログにあるターボメーター
        付けてくれたら買います」と言ってみたら、「ちょっとお待ちください」攻撃+所長さん
        とご相談攻撃が始まり、「OKです。ご契約を!」ということでした。よく考えてみたら、
        その日は2000年2月。そう、決算期だったらしく、なんとしても2/28までに登録すると
        意気込んでおられました。

 

    5.納車

         一ヶ月くらい待たされ、待ちに待ちに待った納車。夕方の6時頃です。さっそく
        インプレッサに乗り込み、よしいぼさんの職場へGO! もちろんお礼をかねて
        自慢しに行ったのです。
         とにかく、運転が楽しい。車が楽しい。スターレットじゃ味わえなかった感覚。
        加速はなめらかなので、スターレットのドッカンターボ的な加速はないけれど、
        ハンドリングから何から何まで楽しい。慣らし運転を早く終わらせて、3000回転
        以上まわしたい!って感じでしたよ。買って良かった。

        Impreza WRX Wagon (GF8G)

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