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偉人伝
その1

長谷川 祥之


 長谷川祥之・・・言わずと知れたJリーグ創立時から活躍している名FWです。同時期にルパン三世みたいな顔(誉め言葉)した清水の長谷川選手がいましたけど、間違えないよう注意して下さい。今回ここで紹介するのは、鹿島アントラーズの長谷川です。そう、あの改造人間の長谷川です。

 ここでたいていの人は「なんで長谷川が改造人間なの?」といぶかしむことでしょう。長谷川といえば、驚異的な跳躍力からくりだされるヘディングが有名です。足技がどっちかとゆーと苦手ってこともあり、「長谷川は足よりも頭の方がシュートが上手い」と言われてるぐらいです。人によっては「足よりも頭の方がトラップ上手い」とまで言い切ります。当結社では「足よりも頭の方がドリブルが上手い」とまことしやかに噂されているぐらいです。それほどに凄い長谷川のヘディングなんですけど、しかし、別に彼が人間離れしたジャンプ力を持ってるってわけではありません。たしかに凄いヘディング能力ではあるけど、別に不可解ではないってゆーか。超人的ではないとゆーか。そんな彼がなぜ改造人間なんでしょうか?

 お答えしましょう。昔からのアントラーズサポーターならご存知だと思いますけど、長谷川はJリーグ開幕当初、あまり決定力のあるFWではありませんでした。たしかにジャンプ力はすごい。ヘディングもたいてい競り勝つ。でも、ボールがゴール枠に飛ばない。肝心のシュートが決まらない。そう、彼は典型的な『使えないFW』だったんです。だいたい比類無きお笑い系FWこと黒崎とレギュラー争いしてたぐらいですしね(大失言)。
 まあ、そんな感じでいまいちピンとこない長谷川でしたが、ある試合中、頭をケガしたんですよ。で、それがけっこう大きな傷だったらしく、それから数試合は頭に包帯を巻いてピッチに立ちました。

 さて、問題はここから。賢明なアントラーズファンならもうピンときましたね?

 そうなんです、長谷川君、なぜかこのケガを機会にヘディングシュートがゴール枠に行くようになったんです!
 当然、拙者みたいな不真面目系アントラーズサポーター達は怪しみました。なんで急にゴールが入るようになったのか? なぜ怪我の直後なのか? たいていの人は「長谷川の技術が向上した」と単純に考えたようですけど、どうもくさい。なにやら陰謀の臭いがする。

 その時、当結社幹部のスラッシュ君が拙者に教えてくれたんですよ。

 「あの包帯の中があやしい、ヤツはなにかを頭に埋め込んだに違いない

 衝撃的な事実でしたね。いや、まったく根拠はないんですけど、あの長谷川の変わりようを見ちゃったら信じないわけにはいきませんって。だってあからさまにおかしかったもん。ヘディングだけが突然ワールドクラスになってるんだもん。
 おそらく、長谷川はケガしたのを機会に、頭になんらかの改造をしたんですよ。きっとそれはヘディングの方向が安定し、威力が増大するような装置なんですよ。でも、それはまだ実験段階の装置だったんで、最初はメカの部分がむき出しだったんですよ。そのままでは改造手術を受けたことがバレバレだったんですよ。だから包帯で頭部を隠してたんですよ!
 さあ、驚くべき事実が明らかになってしまいました。長谷川は改造人間だったのです。正確にはヘディング用頭部改造人間。ヘディングのために人間を捨てたのです。たがためにヘディングをするのです(?)。ヘディングの鬼となったのです。うひ〜、お、鬼ぃ〜、こ、恐いよ〜!なにが恐いって自分の想像力が恐い

 こうして長谷川は改造人間になりました。しかし、それで性能がUPしたのはあくまでもヘディングだけ。その他の部分は以前のままです。つーわけで、ややもすると長谷川はレギュラーから外されました。たしかにヘディングはチーム一番なんですけど、総合力的に見ると弱いんですよねぇ。特に足技が。なにせ、ゴール前で彼がフリーでボールを持ったらたとえキーパーと一対一でも「あぁ〜、駄目だぁ〜」って声がスタンドからあがるぐらいでしたから(実話)。

 ところが、ところがですよ!?

 またまたある日突然足が凄くなったんです。
 1998年のJリーグ2ndステージ後半、彼は突如としてアントラーズの先発レギュラー枠を数試合確保したんですけど、その時はなんと4試合で7得点! しかもそのほとんどが足で決めた得点なんです。しかもしかも、その内の2本は外国人選手も真っ青なファインゴール!!!
 信じられますか? あの足技のマジシャン(悪い意味で)とまで呼ばれた長谷川が、その自慢の足でゴールを量産しはじめたんですよ? なんの前兆も、脈絡も、展開もなく。本当に唐突に。しかもかなり素晴らしいシュートを。ゴールにならなかったものの中にも、すげぇ良いシュートがたくさんありましたし。

 これはいったいどーゆーこと!?

 ここは本音で語りましょう。拙者はズバリ長谷川の靴下が怪しいと思っています。あの靴下の中には、きっと足になんらかの改造をほどこした痕があるはずです。そう、長谷川は頭に続いて足も改造したんです! そうだ、そうに違いない!
 そしておそらく、まだ足のメカはムキ出しのままだと思われます。というか、頭と違って足は露出する必要がないから、メカを隠す必要がないのです。彼は「素足は見せる必要がない、むしろ見せちゃ駄目」というサッカーの盲点(?)を上手くつき、とうとう足までも改造してしまったのです。ゴールのために生身の足を捨ててしまったのです。シュートの鬼となってしまったのです。ひぃ〜、お、鬼ぃ〜、恐いよ〜。

 つーわけで、拙者は長谷川に注目しています。
 先の説明の通り、彼の足はメカがむき出しです。ですから、接触プレーの時、なんかのひょうしでメカがボロッといくかもしれません。我々はそれを見逃さないようにしたいと思っています。つーか、絶対に見逃しません。そしてヤツの化けの皮をはいでみせます。皆さんもこれからの長谷川に注目して下さいね!!!

 まあ、一番の問題はなかなか試合で長谷川を見れないことなんですけど・・・
 柳沢より、平瀬より、鈴木より、鹿島サポーターに愛されてるのは長谷川なんですけどねぇ。マジで。


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