ジョジョの奇妙な冒険
荒木飛呂彦
集英社 JUMP COMICS
ジョジョ……それは我々の青春でした。思い返せば中学時代、夢中で少年ジャンプの連載を読んでいたものです。学校では友達とジョジョ談議で盛り上がり、セリフとか良くマネして絶叫していました。ジョジョ語が日常生活で普通に出てきてたし。「URYYY!」とか。「貧弱ゥ! 貧弱ゥ!」とか。勢いあまってジョジョポーズのマネまでしたこともありました。そういや、ジョジョのポーズをすることを「ジョジョる」って言ってたなぁ。当結社用語の「ミッションをインポッシブる」とかの原形はここにあるんですよね。つーか、中学時代から進歩していないとゆーか。
あと、みんなで今後のジョジョ予想とかもやってました。次のジョジョのファーストネームはジョーだとか、ジョンだとか、ジョッキーだとか(パチもんか?)、いやいやジョルジョだとか(これは第二部の頃に本当に言ってました)。あと、サブタイトルの予想とかもね。第三部のサブタイトルが未来への遺産だから、第四部は「遺産の相続に違いない!」とかね。アホかっつーの。
まあ、とにかく、昔はいろいろとジョジョで盛り上がったわけです。
そんな我が青春とも言えるジョジョですが、だからこそ今更この漫画について語ることなんてなんにもないんですよね。もう、これは、わかる人はすでにわかっている、わかってない人には永遠にわからないってシロモノですから。だって青春なんだぜ? 青春って、そういうもんじゃろ?(遠い目で)
でも、まあ、人によってジョジョの魅力はそれぞれだろうし、ひょっとしたらジョジョを知らない人がいるかもしれないですから、一応この漫画のどーゆーところに拙者がひかれたのか、あらすじ形式で説明したいと思います。
第一部あらすじ
ドッギャァァーン! ズギュンズュギュン! ウオォォオン! ドワァアァアン! ブッキィッ! 「なぜッ! 故意だ! わざとだ! なぜこんなことを!」 ドッバァァン! ドッワアァーッ! 恋! そのすてきな好奇心がジョジョを行動させたッ! ズギュウゥゥン! バリバリバリバリ! 「そこにシビれる! あこがれるゥ!」 ゴオオオゥゥォオオウ! ガオォオッ! メギャア! ゴシャアッ! ドッガッァーン! 「君がッ」「泣くまで」「殴るのをやめないッ!」 ドッガァァァン! ドババババ! ブァッギャア! KYYYAA−N! グォオーン! ドッギャーン! ボッケァッ! ムォォオォーム! ドドドドドーン! バァッシィ! ファアァゴォオォォッ! ウシャアッ! ビイイイィイイッ! 「こいつはくせえッー! ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーッ!!」 ガッシーン! ドガガガーン! ファアゴォ! ギパァ! ズギュンズギン! 「UUURRRRYYY!!」 ボシッ! ガオン! ギャン! 「貧弱! 貧弱ゥ!」 ボオッ! ドグシャアァ! ドバドバドバン! ドーン! 「なっ!? 座ったままの姿勢! 膝だけであんな跳躍を!」 「パウッ!」 ミシィッ! ブウウウン! クウウゥオオォ! コオォオォオ! メメタァ! ドグチアッ! ショアアアア! 「ディオ様は言ったね!」 ドン! ゴギン! ナデナデ ドボァァ! パクゥ〜 「絶望ォーに身をよじれィ虫けらどもォォォーッ!!」 キュイイィーン! モゴォォォッ! パパウパウパウ! フヒィーン! 「ふるえるぞハート!」「燃えつきるほどヒート!」 バッキューン! ピシュウ! 「ビリっときたあああああ!!」 ブッショオッ! クアァァ! 「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」 グ・・・ ボゴァッ! ブギン! ドッヒャアア! グルルン! ボジュウウ! 「軟骨がうめーんだよ軟骨がァ〜ッ!!」 ブリョォ! ドリュウーム! ドピァァァァ! ドロリン! 「PLUCK(勇気をッ!)」 ドォギュオーオ! ババドバドババ! グォオヒン! ドジュ〜! 「ブフ〜ッ きさまら血のつまった皮袋どもがァ!」 ボバババーッ! ギュキュウーン! ボッゴアァ! ボドァ! ANGYAAAAH!! バムゲデン! 「あたしィィィの赤ちゃあァァァん!」 ビーン! ボキョッ! ガッシン! バオーッ! 「このストレイツォ容赦せん!」 「おれの名はペイジ」「ジョーンズ」 ビン! 「プラント」 ビン! 「ボーンナム」 ビビン! 「血管針攻撃!」 パバァーッ! ビピュッ! オゴオオ! ベボオー! ドォッシュウッ! ジュグジュグジュグ ドッゴオッ! 「ああ! う・・・美しすぎます!」 ギュルン! ドドドドド ゴゴゴゴ ドォーン! 第一部完。
完璧なあらすじですね。いまだかつてこれほど完成度の高いものがあったでしょうか? これだけで我々が感じたジョジョの魅力の80%は伝わったという自信があります。少なくとも第一部については。しいて難癖をつけるとしたら、後半にある血管針攻撃の四人は紹介する必要なかったかなぁってことぐらい。でも、好きなんだよね、こいつら。わざわざ一人一人自己紹介したあげく、一撃で殺られてしまうあたりが特に。
このあらすじを理解できない人は、ジョジョを読んだことがないか、我々と感性がかけ離れすぎているのか、ジョジョを理解していないか、頭のどこかがチャレンジしているかのどれかだと思われます。そーゆー人は・・・まあ、こればっかりはしょうがないですね。ここはあきらめて他のページを見て下さい。
で、理解できた人は、我々のこのたぎる想いをもわかってもらえたと思います。そうなんです、それぐらい魅力的な漫画なんです。
でもね、第二部までなんですよね、拙者的に面白かったのは。いや、第三部も悪くはないと思うけど、でも、なんか違うかな、と。深紅の秘宝伝説じゃないからね、すでに。基本的に別物なんですよ、二部までとは。ディオが出てくるから、まあ、かろうじて続いているような感じはするけど、でもやっぱり別物。第四部以降は論外でしょう。あれはすでにジョジョである必要がない。第五部なんて読んですらいないし。あれはあれで面白いらしいけど、あれがジョジョなのかって言われたら・・・ねぇ。
まあ、そんなわけで。昔からのジョジョ読者(マニアとも言う)で拙者みたいな屈折した想いを持っている人は多いと思います。屈折した想いってゆーか、思い入れってゆーか。第二部まで認めるか、それとも第三部までか、いやいや第三部以降が本番だとか、そーゆー思い入れ。そんなのを持たせるって意味でも、ジョジョは非常に魅力的な漫画です。連載のほうはかなり打ち切り気味に終わったけど、第四部には最後までとけなかった謎がたくさんあるけど、なんでアブドゥルの性格が変わったのかわからないけど、シーザーがいつ種付けされたのか疑問だけど、スピードワゴンがどうやって石油王になったのか知りたいけど、ともかく、ジョジョは素晴らしい漫画なんですってことで。貴方もこれを機会にジョジョをもう一度読み返してみてはいかがでしょうか?
おまけ
第二部ダイジェスト
各シーンを思い出しながらお楽しみ下さい。
「おまえの次のセリフは『なんでメリケンのことわかったんだこの野郎!』という!」 「なんでメリケンのことわかったんだこの野郎! はッ!」 「おぱあぁおぉおっ!」 「ストレイツォ 容赦せん!」 「くらえ! ブッ壊すほど・・・シュート!」 「おまえの波紋ではこの女の子にさえ勝てやせん」 「ならばてめーはこのハトにさえ勝てやしねえぜ!」 「闘技! 神砂嵐!!」 「あ・・・あの女の目・・・・・・・・養豚場のブタでもみるかのように冷たい目だ」 「一秒間に10回の呼吸ができるようになれ!!」 「あァァァんまりだァァアァ」 「ナチスの科学は世界一チィィィィ!!」 「勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」
いやぁー、やっぱジョジョは最高だわ。