症状から見た対処法

トイレが長い・回数が多い


便秘の場合
 ”おしっこ”の量や回数がいつもと同じで、便だけが出ていない場合、便秘の疑いがあります。元気や食欲があるようなら、食事を缶詰中心にしてみるとか、一回の食事にサラダ油を小さじ1杯ほど混ぜてみてください。猫草を与えてみるのもいいでしょう。便秘も長期間続くと、巨大結腸症などの原因となります。4〜5日以上便が出なければ、早めに病院へ。

 
オスの場合
 ”おしっこ”はちゃんと出ていますか?出ているとしても、飲水した量ぐらい出ていますか?雄猫の尿道は細くて曲がりくねっているので、尿石がつまりやすいです。出ていない場合は、大至急病院へ。
 ”おしっこ”がちゃんと出ていても、トイレが長かったり、回数が多い場合は、食事療法が必要なことがあります。早めに病院に相談を。

 
メスの場合
 雌猫の尿道は太くて短いので、つまってしまうことは滅多にありません。かわりに、尿道感染を起こしやすいです。放っておくと、腎炎にまで移行することもあるので、早めに病院へ。

トイレでしない
 猫はトイレに関しては、非常にデリケートです。場所を変えたり、砂を変えたりしませんでしたか?また、複数飼育の場合は、トイレの数も増やすようにして下さい。特に思い当たる原因が無い場合、何らかの病気があるかもしれません。早めに病院に相談を。
 また、雄猫が後ろに向かって、立ったまま排尿するのは「スプレー」といって、なわばりへのマーキング行為です。においもかなりきついはずです。これは、去勢手術で治ることがあります。病院に相談を。