症状から見た対処法

緊急の時


緊急時の対応
 まず、落ち着いてください。緊急であるからこそ、まず、病院に電話をして下さい。連れて行ったら休院だった、では困ります。電話では、名前と、何があって、今どのような状態か、手短にお話下さい。対応について、その場で指示してもらえると思います。

 
交通事故・咬傷事故
 意識がない場合は、頭の方をやや低めにして、大至急病院へ。呼吸が停止している場合、首をやや伸ばしかげんにし、噛まれないように、布などで舌をそっと引っ張り出してください。肺の出血も考えられますので、胸を押すことはしないで下さい。
 出血がある場合、出血している場所をガーゼなどの布で3分程強く押さえてください。止まらない場合は布で押さえながら、大至急病院へ。(→出血している
 特に外見的に以上が見られなくても、頭部の損傷の場合時間がたってから症状がでることもあります。いずれの場合も、大至急病院へ。 

 
中毒
 食べたものがはっきりわかっている場合、電話したときに、その商品名・薬品名、食べた量、時間を教えて下さい。連れてくるまでに何らかの対応を指示してもらえる場合があります。多くの場合は、自分で対応せず、病院で処置した方がいいという事を覚えておいてください。間違った対応で、毒物の吸収をはやめてしまうこともあります。くれぐれも、病院の指示にしたがって下さい。
 いつ食べたのか、何を食べたのかよくわからないと言う場合も、大至急病院へ連れて行って下さい。血液検査で、ある程度の予測はつきますし、中毒ではなかったということもあります。