飼い主が連れて行く
 猫を病院につれていく時は、できれば、普段猫の世話をしている人が連れて行ってください。おばあちゃんが飼っている猫なら、おばあちゃんも一緒に、近所の人が飼っている猫なら、近所の人も一緒に行ってください。
 猫は言葉が話せません。少しでも多くの情報を得るために、その猫の事をいちばんよく知っている人に来ていただきたいのです。
   
猫の安全のために
 猫は必ず、ケージに入れてきてください。ケージが無いときは、大きめの洗濯ネットとかお古の座布団カバーなどで代用できます。中に入れて、しっかりファスナーを閉めれば、逃げ出すことはありません。
 「うちの猫ちゃんは大丈夫、慣れてるから。」「駐車場から玄関までの短い間だから。」ちょっとまってください。病院は、普段猫ちゃんがいるお家とは違います。知らない場所で猫はパニック状態になっているかもしれません。大きくて凶暴な犬がきてるかもしれません。また、駐車場から病院の玄関までが、いちばん逃げられることが多いのです。一度逃げてしまった猫は、自分のテリトリーの外では動くことも出来ず、飼い主が呼んでも出てきません。
   
 出来れば、電話をしてから・・・
 緊急でなければ、行く前に病院に電話をしておきましょう。その際、飼い主の名字、猫の名前、簡単な症状を話しておくといいと思います。病院側でもカルテを出したり、検査や治療の準備をしておくことができますから。診察時間が少しでも短くなれば、猫だって楽なはずです。
 また、緊急手術などで不必要に待たされることも避けられます。
   
 情報はなるべく多く
 最初にお話しした通り、猫は言葉が話せません。ですから、なるべくたくさんの情報があった方がいいです。例えば、下痢をしてるなら”うんち”を、変なものを食べてしまったならその残りを、他の病院からの転院ならそちらでもらっていた薬を・・・というように。
   
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