観念を解き放つ100の質問

「はじめまして。名前はなんと言うんですか?」
「ネットじゃ、七と書いてサトルで通ってます」

「自分では何歳だと思ってますか?」
「年不相応に人に甘ったれる節があるんで、実はまだ小学生だと思っているのかも」

「男と女どっち好きですか?」
「見ているだけだったら、男。女は、難しいからあんまり好みじゃない」

「最近面白い事あった?」
「悩んでるってことは、無いのかも」

「かくれんぼする夢見たらドキドキしすぎて  精神的に疲れちゃったんですよ。起きたら」
「お疲れ気味ですね」

「夢って訳わかんないすよね」
「段差のあるようなところから落ちる夢をみると、体がビクン!ってなって起きるよね」

「じゃあ将来の夢とかあります?」
「叶うかどうかは別として、やってみたいことはたくさんありますよ」

「普通無いですよねぇ、そんなの」
「これだ!っていうのは、難しいよね。うん」

「働いてるんですか?学生?」
「学生ですけど、バイトやってますよ、パン屋で。時給安いんです」

「腹減りません?何食べます?」
「お弁当に入っていた、酢漬けのカリフラワーは美味しくなかったよ」

「何か間違ってるって感じる事あるでしょ?」
「どうして、自分がここにいるんだとか」

「僕は教育が間違ってると思うんす」
「人間が人間に教えるって非常に偉そうだと思うのです」

「あと戦争ね」
「上層部の人間が、殴り合いをすればいいと思う」

「嘘だけど」
「嘘なんすか」

「ニュース見てて怒った事あります?」
「無いな。泣いたことはあるけど」

「僕はいっつもですよ」
「胃が荒れるよ」

「馬鹿とか思ったでしょ今」
「自分も似たようなもんだし」

「まぁいいけど」
「うん。気にしない方がいいよ」

「どんな奴が馬鹿だと思う?」
「平仮名ばかりで、手紙を書くてぃーんえいじゃー」

「じゃあ頭良いと思う人はどんな?」
「記憶力の良い人。あとは、interestingな(知識を学べる面白さ持つ)人」

「じゃああなたも馬鹿の方でしょ」
「うん」

「頭良い人の例言ったから」
「記憶力ないからねぇ」

「もしかしてこの程度でも失礼だとか思う方ですか?」
「いや、思わない思わない。君はどうなんだとか、決して思わない」

「おもしろい人ですね」
「私はいつも真面目に生きているフリをしているだけです」

「馬鹿って言葉に反応する人は大抵馬鹿なんだって」
「関西人は、馬鹿って言われると凹むって本当ですか?」

「つーかこの言葉使う時点で終わってるよねぇ」
「言われていい気分はしないけど」

「でも馬鹿って羨ましくなりませんか?」
「見てると、むかむかしてくるけど?」

「なんかねぇ」
「周りとか先のこととか考えてなさ加減が、見ててやりきれないの」

「生きてる!って感じだよ。なんか」
「良い生き方とは思えないよー」

「僕はなりたくないけどね」
「ある程度、そういう人がいるからこそ私が目立たなくていいわ」

「結構固定観念に縛られてる方でしょ。なんか」
「月並み俳人?」

「これは駄目とかこれはするべきとか言うでしょ」
「言われる方が多いな。言われた方が楽」

「それって全部状況によって変わるもんですよ?」
「その場その場にあわせることができるのが、日本人の特徴なんだって」

「ダセェと思わないの?その考え方」
「相手の気持ちを尊重する素晴らしい種族じゃないの」

「じゃあカッコイイってどういう人よ」
「人前じゃ痛くても痛いって言わないような人」

「だからそれも状況次第だってば」
「その場の状況に合わせられる柔軟性が好き」

「あなたの半径30センチの範囲だけで有効なの」
「それでも、構わないよ」

「それは本当にあなたの考えなの?」
「たぶん。確信は無いんだけど」

「どうせ誰かのをアレンジしただけでしょ」
「それだって、いいと思うんだけどな」

「まぁそれしか無いんだけどさ」
「それの連鎖反応の中の一つが私ですかね」

「でもあなたは良い奴だよ」
「ありがとう」

「この対話を続けてるんだから」
「始めたからにはやらないと」

「普通嫌だったら止めるもん」
「止めると今までやってきたことが空しくなるよ」

「まぁこれ読んでやらないって選択がすでに痛いけど」
「痛いー」

「だって突かれたくない箇所があるって事でしょ」
「そうか。そういうこと以前に私は痛い人間だと思うけどな」

「ある意味サディストはやらないかも」
「マゾヒストですかね」

「やってもすげぇ攻撃的とか」
「そういう人苦手だな」

「誰に言ってんだっつーか」
「泣きたくなるよね」

「自分自身に言ってるって事すらわかってない」
「弱い人間ー」

「結局ゆるい主観しかありえないでしょ。客観は無理で」
「私は私しかないね。他の見方なんてできないの」

「客観だって自分ならこう見るだろうって時点で主観ね」
「主観で客観的に見ようとして、本当の客観視された時のギャップが、ね」

「その上他人からの負の評価は排除するしね」
「うん。凹む」

「特に芸術家系の人だと」
「自分が汚い存在だと思いたくない」

「理論的?直感的?」
「あまり考えないです」

「超俺主義じゃないと創作なんてできないよねぇ」
「そういうもんかな。周りも時々は見ないと」

「でもそれだと受手の求める物を提供できないよ」
「自分のやってることを、受け止めてくれる人がこの世に一人でもいてくれたら満足」

「自分の好きな物押し付けて受け入れられる訳ないよ」
「押し付けはしないよ。ひたすら待ってるだけ」

「そうそう。でもそれでいいとは思う」
「待ってるって思うと悲しいから、独りを装う」

「それで届くと信じちゃってる奴って痛いと思うけど」
「だから、私は痛い人間なんだって」

「でも羨ましいけどね」
「そうかな」

「羨ましいと思う奴ってどんなの?」
「自分より強い人だと思える人」

「そうじゃなくて本当に羨ましいって思う奴は?」
「自由を獲得した人」

「じゃあもしその部分を獲得しても自分だと言える?」
「でも、私は外に出たいよ」

「じゃあそれが欠けてるとまだ自分とは言えないの?」
「私は私だけど、息苦しいから」

「人生は自分探しだとか思ってる?」
「自分はここにいるよ。自分で自分の姿を見たいとは思わないけど」

「幸せそうだね」
「幸せなんだと思い込むだけ」

「見つからない物を探し続けるのは素敵だよ」
「少し探して見つからないと飽きて止めるタイプなんだけど」

「癒しと一緒」
「私には必要ないよ」

「永久に解決しないまま温存されるんだから」
「本質的に解決されてなくても、その人が解決したと思い込めれば幸せでしょ?」

「でもいずれ無益だって気付いたらどうすんの?」
「気付かないで一生を終えるんだよ、そういう人たちは」

「人生は物語が無いと生きていけない方?」
「今、物語の真っ只中」

「それがウソ物語でも?」
「構わないよ」

「空虚でしょ?」
「空っぽの中にいれば、それはそれで素晴らしいもの」

「いつかしわ寄せが来るよ」
「そしたら、耐え切れなくなって消えたいと願うだろうね」

「現実と空虚のギャップから生じるつけが」
「なんとなくそれが起きるような気はしている」

「その時は自分なんてクズだと痛感する瞬間だよ」
「その時が来たら、確実に消えるね」

「生きる価値なんてあると思う?」
「自分では無いと思うけど、一緒にいて欲しいって人がいるから少しぐらいはあるのかなと」

「あなたの命の質なんてかなり底辺だよ」
「それでもいいよ。その方がいいよ」

「端的に無意味」
「うん」

「自殺した方が楽だと思う?」
「死ぬというより、消えたいって表現があってる。この世に存在したこと自体消滅させたい」

「なんで自殺しないの」
「死んだり消えたりしないでって言われるから」

「自殺した奴らは負け犬って事?」
「大切な人を悲しませることになるから、ある意味犬以下」

「自殺と殺人選ぶとしたらどっち」
「状況にもよるな」

「なんで人殺しちゃいけないんだろうね」
「この世のどっかで悲しむ人がでるから」

「それは違うだろ」
「じゃあ、法律で決まってるから」

「あなたはどう思うかだよ」
「自分を殺すのも人を殺すのも、あたしには一緒だし」

「他人の言葉使って届くと思う?」
「誰かに依存しないとダメな体質なもんで」

「楽するのが悪い訳じゃないけど今くらい本気で」
「楽しないと生きていけない体質なもんで」

「他人って何だと思う?」
「自分のことを理解してくれない人たちのこと」

「僕もそう思うよ」
「珍しく気が合う」

「何か言い残した事もあるでしょ」
「なるべく人に迷惑かけないで生きて生きたいな」

「僕に言いたい事は」
「君とは友達にはなれないと思う」

「僕を怒らすくらいの勢いでほら」
「2,3日したら君の事は忘れるよ」

「それがあなたの一番辛い言葉ですよ」
「忘れるのは得意ですから」

「やっと正直になれたんじゃないですか?」
「現実の世界では絶対になれないよ」

「たまには本気になるのもいいと思いませんか?」
「どこまでが本気か自分でわからないんだよね」

「今まで答えた事が経験として蓄積されると思いますか?」
「まだまだでしょ。だって、忘れるって言ってるわけだし」

「そう思ってる内は駄目だけどね」
「青二才です」

「いやぁとにかく楽しかったですよ」
「こちらこそ」

「人は誰でも弱さ持ってるなぁってわかって」
「弱さを見せて甘えさせてもらうか、弱さを隠して人とも関係を持たないか。難しいね」