保護者の方へ
日本は地震国なので、今後いつ阪神・淡路大震災のような大地震がくるかわかりません。 被害を最小限にするためには、普段から防災意識をもっておくことが重要ですが、このような 防災意識は小さい頃から養うことが必要だといわれ、防災教育の必要性が再認識されております。 そのための教材として、この絵本を作成しました。
幼児は絵本からまなぶことも多いということもありますし、さらには読んであげる側の保護者(大人) の方が防災を考えるきっかけにもなるのではないかと考えました。 これをきっかけに家庭での防災対策なども話し合っていただければ幸いです。
なお、この絵本の内容は、子どもが親と離れた環境になる幼稚園での避難訓練という場面を 想定し、地震発生時の正しい対応が明確に理解できるようにクイズ形式に構成して、作成しました。 この内容についてはヒアリング調査にご協力くださった東京都内の幼稚園の先生方から頂いたご意見も 参考にしております。
地震による被害を最小限にとどめるためには、日頃から意識をもち、自主的に防災対策をしておくこと も大切です。この絵本により、親子で地震に対する防災意識をもつきっかけになって頂ければ幸いです。
文化女子大学 住環境学科 専任講師 久木章江
建築デザインコース 4年 飯泉知花
2003年12月発行 2004年 1 月改訂 非売品