2000年9月6日 出口のない迷路

産婦人科に行ってからというもの、すっかり気持ちが沈みこんでしまった。

いつのまに7cmもの筋腫が育っていたのか・・・
もし子宮がん検査の結果が陽性だったら?
手術なんて嫌だ・・・ 1ヶ月も仕事休むなんて無理だ・・・
どうして自分だけがこんな目にあわなければいけないの・・・

考えれば考えるほど、落ち込みは激しくなっていく。 玄関のチャイムにも、電話にも出たくない、誰とも話したくない日々。 現実を受け入れられない自分がいた。
ダーにも話をしたが、「手術しなくちゃいけないなら、早くした方がいいんじゃないのか」と。 それはそうかも知れないけど、他人事だと思ってそんなカンタンに言わないでよ!
両親には言えなかった。 いずれ言わなければいけないのだろうが・・・
毎日毎日、筋腫の事ばかり考えてしまう。
もうおしまいだと思ったり。
ヤケになってお酒を飲んで、酔っぱらって泣き、ダーに八つ当たりしたり。
そんな私を心配し、困り果てたダーは、実家の両親に知らせたらしい。 話を聞いた母親から電話がかかってきたが、 私は「大丈夫だよ」と言うしかなかった。

1週間たって、子宮がん検査の結果が出る日。
クリニックに行き、結果を聞くと『異常なし』とのことだった。 ひとまずは安心・・・。
だけど筋腫の方はどうするか、まだ決心がついていなかった。
Dr.に手術についていくつか質問をしてみる。 このクリニックには手術の設備がないので、手術は本院の方でするとのこと。 麻酔は下半身麻酔、もし希望なら眠らせることもできる。 手術は開腹で、筋腫のみを取り除くので、妊娠・出産は可能。 自己血輸血は行っていない、しかし輸血はおそらく必要ない、など・・・。
念のため薬による治療についても訪ねてみたが、根本的な治療にならないので勧められないとのこと。
Dr.の見解では、大きさ的には手術した方がいいけれど、自覚症状がなく、すぐに妊娠・出産の希望もないの なら、しばらく様子を見てはどうか?とのことだった。 今は9月なので、年末頃にまた経過を診せにくればいいということになった。
そんなに放っておいて大丈夫なのかなぁ?という気もしたが、今すぐ切る気にはとてもなれないので、そうすることにした。

だけど、心はまるで出口のない迷路に迷い込んでしまったみたい・・・。

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