鉢伏山

行った日 1998年08月14日
天候 晴時々曇
参加者 私(単独)
行程 自宅1215 - R20東山入口1230 - 競馬場1245 - 第二駐車場1250 - 鉢伏山荘1305/1310 - 鉢伏山展望台1320/1350 - 鉢伏神社1355 - 謎のピーク1405/1410 - 扉温泉分岐1420 - 三峰山(?)1435/1440 - 扉温泉分岐1450 - 鉢伏山荘1500/1505 - 第二駐車場1520 - 高ボッチ山頂上1525/1530 - 高ボッチ牧場1545/1550 - 第二駐車場1605 - 自宅1635

ここ2、3年盆休みはちょっとした縦走に出かけていて、今年もそのつもりで準備していたのだが、いまいち天候が不調である。 14、15の両日は比較的好天になりそうだが、それも長続きしないみたいである。 無理して登っても、「ただ登っただけ」になってしまいそうに感じたので、この休みはおとなしくしていることに決めた。

のであるが、今朝起きたら天気予報の通り晴れている。 北アルプスには結構雲がかかっていたのだが、反対側を見たら、高ボッチ山や鉢伏山は青空をバックにきれいに見えている。 「ならば」と思い、裏銀座縦走用に用意してあった荷物をばらして、25litterザックに水と食料とカメラを突っ込んで、車で出発。

盆休み中久々の晴天ということもあって高ボッチも人出ているかなと思ったが、そこそこの感じであった。 展望地である第二駐車場を覗いたら結構車で埋まっていたので、先に鉢伏山を目指すことにする。 鉢伏山への道は、以前登ったときはダートであったが、今日通ったらきれいに舗装されていた。 道の脇にマツムシソウの花が多い。 忘れていたが、もう見頃なのだろう。 鉢伏山荘の駐車場入口で、駐車料金 500円也を払う。

鉢伏山への道は、駐車場から一登りが急であるが、あとはダラダラだ。 登山道の両側の草地には、マツムシソウやミヤマアキノキリンソウ、タチフウロ、ワレモコウ、トリカブトの類の花等が、一面に咲いている。 花の感じは、もう秋である。

展望台に着いたが、松本平側から盛んにガスが上がってきて、北アルプスの展望がない。 辛うじて松本平が見える。 反対の諏訪側はガスはないが、南アルプスは雲の向こうだ。 八ヶ岳は頂上付近よりも上が雲で、「もしかして八ヶ岳だったらそこそこの天気だったかな」と思わされた。 ここで持ってきた握り飯を食べて、昼食にする。

30分程そこにいたが、ガスが引いて視界が開ける気配がなかったので、下りることにする。 さて、というところで、近くで休んでいた人に声をかけられる。 しっかりとした山の支度をしていたので、どこか登ってからここに来たのかと思ったが、聞いてみると扉温泉から登ってきたということ。 扉温泉に向かうバリエーションルートがないか尋ねられたが、私が通ったことのある道は一つで、それしか知らないので、そのように答える。 扉温泉からの途中、大きな足跡があり、熊ではないかと言われたので、このあたり熊は出ることがありますと答えたが、恐がらせてしまっただろうか。 新潟から来たと言っていたが、山道だけでなく、車での帰路も気をつけてお帰り下さい。

帰り道は、花の写真を撮りながらゆっくりと歩く。 来るときには気がつかなかった標柱があったので寄ってみると、「鉢伏神社」。 とりあえず、山旅の無事をお祈りする。 登山道に戻ると車の轍が別の方向に延びていたのでそっちに進んでみる。 が、程無く錆びた標柱の立つピークで行き止まりになった。 名前があるのかどうか分からないが、霧が峰・車山方向の展望が開けている。

登山道に戻ってしばらく下ると、「三峰山・扉温泉→」の道標がある分岐に出た。 時間的にもまだ余裕十分なので、そっちに進んでみる。 鉢伏山本体を巻くように緩いアップダウンで進み、草原の中の良く分からない踏み跡を辿って緩く登ると、美ヶ原方面以外はあまり展望の開けないピークに出た。 緩い起伏が続き、同じような緩いピークが三つあったので、もしかしたらここが三峰山なのかもしれない。 変な虫が飛んできては服にとまるので、早早に退散した。 分岐に戻ってから駐車場までは、一気の下り。

鉢伏山荘駐車場の車は、来たときの半分くらいに減っていた。 再び車で第二駐車場まで戻る。 登ってくる車にはほとんど出会わない。 第二駐車場の車も、登ってくる途中で見たときと比べると 2割くらいだ。

第二駐車場から高ボッチ山頂上までは 5分くらい。 あっという間に着く。 極楽登山の極みである。 こちらは鉢伏山に比べると草花は少ないように見えた。 諏訪湖に近づいただけ、大きく見える。 相変わらず南アルプスは雲の中。 八ヶ岳の雲も増えてきた。 なんとなく思い付きで頂上から高ボッチ牧場に向かう。 牛が放牧されているのを見てから、牧場の売店に寄ってみる。 牛乳の値段が一杯 300円。 高過ぎる。 当然、買わない。

駐車場に戻り、崖の湯方向に車で下る。 今日は「混んでいるかな?」と思って、高ボッチ温泉も崖の湯もパスして、そのまま自宅に直行した。 自宅に着いてから、北アルプスの方を見たら、常念岳がぼんやりと見えていた。


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