稚咲内にある宿「あしたの城」に泊ったとき、「利尻島が見えるところをまわりたい」 と言って教えてもらったコースの中から見た利尻島です。 これは、稚咲内から段丘を一つ登った丘の上あたりから見ています。 地図では、「サロベツ原野」と書かれている地域の辺りでしょうか。
これも、いわゆる「サロベツ原野」と言われる地域からみた利尻山です。 "原野" とはいうものの、牧草地などの農地が広がっているところでした。 なだらかではあってもちゃんと起伏があったりして、 日本地図で見る「緑色一色に塗りつぶされた地域」から受けるイメージとは全く違ったところでした。
「北海道本土から利尻島を見るところ」というと、真っ先に「抜海」の地名が浮かぶのは、 おそらく、札幌発稚内行きの夜行急行「利尻」の車窓イメージがあるためだと思います。 夜が明けてきて、外を見ていると、抜海の駅を過ぎて目の前の丘が切れてぱっと視界が広がると、 海の向こうに利尻島が見える、そんな車窓の景色なのです。 この写真は、そんな風景からしばらく遠ざかってしまった後に、 車で訪れて抜海港の近くで撮ったものです。
豊富町の宮の台展望台から見た利尻島です。 この展望台、なかなかいいところでした。 広い牧草地に続くゆるい起伏の向こうに見える利尻山、 間に海があるとはちょっと思えない風景だったりします。