山のページ 急行「アルプス」


Express Alps

急行「アルプス」は、今でこそ定期列車としては 新宿−信濃大町間の下りの夜行列車一本のみが残っていますが、 私が大学に入学した頃は、昼間、特急「あずさ」の間を縫って松本平や安曇野と東京とを結んでいる昼行列車も、 数多く走っていました。 その内の3往復は、辰野(のち岡谷)で分割し飯田線飯田/天竜峡に向かう急行「こまがね」を併結しており、 この急行「こまがね」は、当時伊那谷と東京とを直接結ぶ唯一の手段として、私には馴染みがありました。 今は当時とは運行形態も車両も変わってしまいましたが、時々夜行の「アルプス」に乗ると、 山へ向かう人たちを今でも多く見かけます。 そんな印象のある列車名を、私の山関係のページのタイトルにしてみました。

2002年11月30日限りで、遂に「アルプス」という列車名が消えてしまいました。 利用者減というのは如何ともしがたい理由なのでしょうが、 私にとって非常に馴染みのある列車名であり、 新宿−長野間の2・3等客車準急につけられて以来50年余りも走り続けてきた列車名が消えるのは、 寂しい以上のものがあります。 2002年12月01日改正以後は、臨時快速「ムーンライト信州」がほぼ同じルートを走るようですが、 夜行快速だから「ムーンライト」ですか。 JR東日本の安直なネーミングですね。安っぽくて大嫌いです。

Ticket of Express Alps

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