マイケルジャクソンズ・ムーンウォーカー <後編>

(AC・MD/セガ)



さらわれた子供達はドアの中、車のトランク、墓石の裏などに監禁されています。

軽やかにドアをあけ、子供を助けると、「マイコー!!」、とひとはしゃぎした後、謎のエネルギー体に乗って飛んでいきます。

勿論それもムーンパワーです。で、子供を全員助けると、体力が全回復します。

そして何処からかムーンパワーに乗った猿のバブルス君が飛んできます。

マイケルの肩に乗ったバブルスが指さす方向に歩いていくと、敵の親玉の登場です。

彼がアメコミ風の書き文字で、「HAHA!! YOU’LL NEVER CATCH ME!!」と言って逃げていくと、

ザコ敵が大量に出てきます。ここからがこのゲーム最大の見せ場です。

さっきは書きませんでしたが、マイケルは手足から星を出す以外に、体力を消費しての攻撃、マジックアタックを持っています。

マジックボタンを押すと、マイケルはその場で回転を続ける「スピンアタック」をします。

このときマイケルは無敵状態で、触れた敵はムーンパワーの星を喰らったときと同様に吹っ飛ばされます。

また、ある程度スピンをしてからマジックボタンを離すと、帽子を投げる「ハットアタック」を繰り出します。

殺生はしないはずのマイケルですが、これを喰らった敵はどう見ても爆死してます。

通常は使えるマジックはこの二つだけなのですが、ボス戦に限り、究極のマジック、「ダンスアタック」が使えます。

ワラワラと沸いて出てくる敵の真ん中でスピンを続けます。そして体力をMAXの半分ほど消費したところで、片手を掲げ、

「ポオオォォォオウ!!」と絶叫。

すると、画面内の敵が整列します。そしてミュージックスタート。

マイケルを中心に全員少しの乱れも見せずに踊り狂います。

そして音楽が終わった瞬間に全員死ぬ。

ビデオクリップを意識しているんでしょうが、何故それを攻撃にする。

いや、しかし非難しているわけではありません。

と言うよりも、オレがこのゲームをプレーする理由の8割はコレです。

ザコ敵は一画面に最大8人まで現れますが、

多くのプレーヤーは、コレをうまく倒さないようにして、全員で踊ることに命を賭けます。

うまく8人で踊れた時はもう、「この一杯のビールのために生きている」的な気分になること請け合いです。

前にゲームクリアなんかどうでも良くなる、と書きましたが、コレが見たいが為に、ゲームはさくさく進みます。

「ダンス=死」の方程式で序盤のステージはダンスを見れば必然的にクリア出来てしまうことに加え、

ステージごとにダンスやキャラクターが変わるため、ダンス一回では死なない後半の厳しいボス戦も頑張って攻略しようと言う気になります。

ステージ3ではゾンビが踊るし、ステージ2−2に至っては犬です。しかも2足歩行で。

マイケルのダンスは畜生だろうが屍だろうが死ぬまで踊らせてしまう魅力を持っているのです。

機会があれば一度はプレーして世界のマイケルの魅力に酔いしれるのも良いかもしれません。



追記

先日、幸運にも、現在入手困難な原作映画「MOONWALKER」のビデオを見ることが出来ました。

震えたね。オレは。

このゲームが原作を忠実に再現したものだったということに。

アーケード版のマイケルがサイボーグになるところまで原作通り。

映画では、さらに巨大化までしてくれます。(メカゴジラ?) もうめちゃくちゃ。

この映画、マイケル自身が総指揮にあたったそうですが、凡人には理解できません。

前半のビデオクリップ部分だけでファンは納得できるんでしょうが、

それでも分裂症患者のうわごとのような世界観を垣間見ることができます。

パッケージの解説がストーリーに全然触れていないのにも納得がいきます。

誰かオレにこの映画のストーリーを教えて下さい。



(注)・しつこいようですが、マイケルファンは忍者とかスタンド使いとか送ってこないで下さい。



前編

ゲームおわり