CAMERA

「何でもかんでも、デジタルになっちまいやがって」と・・・。
考古学の先生が、発掘現場で使っていたのは古いマミヤ。
「これじゃないとイカン」とばかりに、撮影前の儀式。
子供の頃、初めてPENにフィルムを入れた時の事を思い出した。
そして、持っていたニコンのコンデジをポケットに仕舞い込んだ。
・・・と言うか、隠した。

アンチデジタルではないんだ。
フィルムで撮りたいと思ったんだ。
昭和の香りが漂う「国産大衆カメラ」でね・・・。

 CANON CANONET QL17 




発売
1970年
レンズ
CANON LENS 40mm/F1.7
シャッター
COPAL B・1/4〜1/500
発売当時価格
27000円  


真面目でおとなしそうな外観。
云い方によっては味気ないとか物足りないとか。
比較的、小振りでありますが、華奢な感じも無く、しっかりとした造り。
F1.7のレンズも魅力的。
フィルムはクイックローディング(QL)機構で簡単装填。当時は斬新なシステムだったんでしょうね。

お約束のモルト張替え、ファインダー清掃。
電池の液漏れ痕も無く、露出計もしっかり働き、オートも可能(あまり、オートは使わないけれど)。
扱い易く、何時も手元に置いておきたいカメラです。
 
KARORON RF

 
発売:1952年
レンズ:orikon75mm/f3.5
シャッター:CARPERU B・1〜1/200
発売当時価格:12500円 


ついにこの領域まで来てしまった「蛇腹カメラ」。今は無き栗林写真工業(ペトリ)の製品。
ひょんな事から、頂けることに・・・興味津々。
如何にも「写真機」。小学生の頃に(集合写真の時)見た、写真屋さんの写真機の小型版の様な・・・蛇腹が・・・ね。
いざ撮ろうと思うと、これがまた、ちょっとしたパニック状態に陥りまして、距離計連動でない事を忘れつい、シャッターを切ってしまう(フィルムの巻き忘れとか・・・リコーフレックスもそうですが)。
一呼吸おいて撮りましょう(こういう「間」が楽しかったりして)。
まだ、フィルム1本通しただけで、まともな写真も2・3枚・・・修行が足りません。

技量もさることながら、このカメラで決定的な瞬間を撮ろうなどと、思わない方が良いかもしれませんですな。
MINOLTA AL 




発売年
1961年
レンズ
ROKKOR-PF 45mm/F2
シャッター
SITIZEN MLT B・1〜1/1000秒
発売当時価格
18500円


レンズシャッターは1/500秒が限界だと云われていた頃、1/1000秒に挑戦した千代田光学の意欲作( 1/3000秒の V3 ってのも在りますが、絞りが追いつかない=開放にならないという制約が・・・)。他にも、ヤシカリンクス フジカ35SEも1/1000秒レンズシャッター付き・・・魅力的です(欲すいー)。
実際(現在の計測)には1/700秒とか、そんなモンらしい。でも、当時の計測器が間違いなく1/1000秒という数値を出していたのだから良いではないか!

半世紀も前のカメラに完璧(完動)な物が在るとは思っていない。このカメラもそう。
外観が綺麗な事、未使用に近いレンズフードは「これで撮りたい!」の気持ちが大いに膨らむ。
そして、手に掛けてしまう・・・。
軍艦を外す、シボ皮を捲る、レンズを外す・・・。ここまでは大分慣れて来た。
後は観察力と勘と祈り(治って呉!と)。ただ、それだけ。
なかなか、出番の少ない1/1000秒レンズシャッター。
MINOLTA HI-MATIC7S 




1966年
レンズ
ROKKOR-PF 45mm/F1.8
シャッター
SEIKO-LA B・1/4〜1/500秒
当時価格
19800円  


MINOLTA/OLYMPUS 製が好だ。
始めて手にしたカメラ(SRT101/PEN EE)がそうだったから。

質実剛健とでも云おうか・・・如何にも昭和カメラといった風体が好きだ。
デカくて重い・・・それがマイナス要素になる事は全く無い。
寧ろ、それが快感。HIMATIC7s で撮ってんだ!って云う・・・。

レンズも綺麗だし、シャッターも大丈夫そう・・・でも、ジャンク品。
裏蓋を開けるとドロドロのモルト。電池蓋を開けると液漏れが酷い。配線まで腐食している有様。これじゃ、露出計は動かない筈。
一度分解。清掃、モルト交換、腐食した配線は引き直して、一件落着(露出計はやや不安定だけれども、細かい事は気にしない!)。
HIMATIC7s お気に入りのカメラ。
MINOLTA AF-Tele





MINOLTA AF-Tele CM
発売
1985年
レンズ
ミノルタレンズ38mm/F2.8・60mm/F4.3
シャッター
電子制御プログラム式 1/40秒〜1/150秒
発売当時価
53800円


所有するカメラの中では WEATHERMATIC と共に異彩を放つ逸品。
1980年代をきっぱりと「軽薄短小」とは云いませんが、そんな時代の申し子・・・。
バイクやクルマで行動範囲が広がり、写真を撮る事も多くなった時期、彼女のスナップショットもスマートにきっちりと・・・シャッターを押すだけ(現在のコンデジ感覚でしょうか・・・)。兎に角、重宝してました。

このカメラは当時のモノではなく、某リサイクルショップのジャンク箱からのサルベージ(当時モノは実家で保管されていました!)。懐かしさのあまり何気にスイッチに触るとしっかりと動きます。シャッターもレンズもファインダーも良好・・・でも、105円。あまりにも可哀想です。
・・・ただ、今使うには一寸勇気が要りそうです。
MINOLTA WETHERMATIC DUAL35





発売
1987年
レンズ
ミノルタレンズ標準:35mm/F3.5 望遠:50mm/F5.6
シャッター
電子制御プログラム式 1/40秒〜1/150秒
発売当時価格
39800円


この形、この色・・・イエローサブマリン? そうです、潜水艦・・・水中カメラ。
某リサイクルショップのジャンクコーナーからのサルベージ品。

海水浴に行った時に水辺(海水/潮風)と砂でカメラが心配になった事って有りません? おまけに水深5メートルまでOK(新品状態なら)なら、何だかワクワクしません?

趣旨に反するかもしれません。決して大衆機ではないのだけれど、バブリーな80年代の代表の一人(1台)として推薦致しましょう!

程度上々とは云え、20数年前のカメラ。水の中は少々不安。しかし、水中カメラなんですから、試しにお風呂・・・。んーどうなんだ? 特にメカ的な不具合は無さそうだが、写りは・・・まぁ、お風呂なので・・・。
そして海へ・・・バッチリです!!
ただ、ゴーグル装着でファインダーを覗くのはなかなか大変。
海中では体が安定しないのでブレぎみ。
何か上手い方法を考えなきゃ。
さて、陸上は・・・何の変哲も無い、普通のオートフォーカスカメラです。

でも、嬉しいですね・・・何だか。
OLYMPUS PEN EE-2 




発売
1968年
レンズ
D.ZUIKO 28mm/F3.5
シャッター
1/30・1/250秒自動切り替え(後期型は1/40・1/200秒)
発売当時価格
11000円


子供の頃、カメラに興味を持ち、初めて手にしのが PEN EE 。
家にあった他のカメラより簡単に写真が撮れそうだった。
何処にでも持って行き、何でも撮った。
現像/プリントで待つこと3・4日。出来上がった写真はブレブレのボケボケだが、中には素晴しいと思えるものも2・3枚はあった。それが、嬉しかった。

数年前、「フィルムカメラ」と思った時に真っ先に引っ張り出したのだが、当時、壊してしまった事も思い出した。
そして、同じではないのだが、ネットオークションにて整備済の EE-2 を手に入れた。

写りを云々云うカメラではない(撮り方です・・・)。
このカメラである事、このカメラで撮った写真である事が楽しいのです。
OLYMPUS PEN D 




発売
1962年
レンズ
F.ZUIKO 32mm/F1.9
シャッター
COPAL B・1/8〜1/500秒
発売当時価格
13800円


PENシリーズの発展型の「D」(後に D2 D3へと)
PEN EE2とほぼ同じサイズながらF1.9の大口径レンズ、1/500秒の高速シャッター、露出計付きとなれば、手に入れない訳にはいかないでしょ?

12枚撮りのフィルムが生産中止となり、ハーフサイズの試写も大変です。無理に48枚撮らずに現像に出しても良い訳ですが、何か勿体無い気がして・・・不具合があると・・・。
このカメラもそうでした。モルトの劣化による光漏れで、日中の写真は全滅。
ついつい、試写だという事を忘れて真剣に撮っておりました・・・この小さな巨人が楽しくてね。

モルト張替え完了・・・試写。
完璧です・・・けれど難しいねぇ、開放でのピントが・・・。
OLYMPUS XA





発売
1979年
レンズ
F.ZUIKO 35mm/F2.8
シャッター速度
10〜1/500秒
発売当時価
32800円


今のデジカメに比べても、幾分厚みは有るものの、引けをとらないコンパクトさ。
中学生の頃、写真クラブの先生がサブ機として持って居られました。
当時、何だか「すげぇ」カメラだと思いましたが、今でも「すげぇ」と思っています。
こんなに小さいのに「絞り優先EE.・距離計連動式」。ELECTRO35も真っ青です(時代が違いますって)。PEN/OMシリーズの米谷氏設計であります。

縁あって、手に入れたこのカメラ。その状態はあまり良くありません。
軽量故、手ぶれ軽減対策フェザータッチのシャッターボタンは切れたり切れなかったり、スライドカバーは何の抵抗も無く開いてしまうし、ピントレバーもスカスカ。レンズは埃っぽく、ファインダーはカビだらけ・・・けれど、直すには手強過ぎると判断。ファインダーの掃除だけで済ませましょう。
デカくて重い往年の金属カメラの感触もいいですが、マニュアル感たっぷりの小型/軽量プラスティックボディーも「なかなか」です。
RICOH RICOHFLEX Million


発売
1957年
レンズ
RICOH ANASTIGMAT 80mm/F3.5 
ファインダーレンズ
RICOH VIEWER 80mm/F3.5 
シャッター
RIKEN B ・ 1/10 - 1/300  
販売価格
6,800円 


ブローニーフィルムの存在は知らなかった訳ではない。
ただ、それを頻繁に使う人を目の当りにした時に、再びフィルムを使ってみたいと思った→カメラ病再発?!
たまたま本屋で見掛けた「学研大人の科学」。付録は二眼レフカメラだった。
付録のカメラで満足する筈もなく、勢い余って(かどうか)、ネットオークションで動作品を落札・・・。

扱い方に四苦八苦しながら、何とか撮れる様になりました。
今ではこんな事も云います。
「三脚を立てて、レリーズワイヤーを握って、のんびりと・・・そんな撮り方が良い。そして、真四角な写真が気持ち良い。」なんて・・・。
 
RICOH 35DELUXE





発売
1957年
レンズ
RIKENON 45mm/F2
シャッター
SEIKOSHA-MXL B・1〜1/500秒
発売当時価格
19000円


カメラ病再びの第2弾。
二眼レフの 6x6 というフォーマットも良い。でも、35oも欲しいなぁ。
・・・で、手に入れた35DELUXE。とても高級な印象でまさにデラックス。
舶来カメラに追いつけ追い越せの勢いが感じられる風体(CONTAX風)。
昭和の大衆カメラと云う括りは間違いですね・・・値段的にも。
因みに当時の大卒初任給は「9200円」、ラーメンが1杯「40円」だったそうです。

修理不要の完動品(らしい)・・・さぁ、試写。
あまりの古さ故、いざフィルムを入れての試写には少々緊張。
フィルム巻上げ(シャッターチャージ)は底部のトリガーレバー。これがまた楽しく、実に使い勝手の良いシステム。ついつい、余計な物も撮ってしまいそうです。
撮れなきゃ撮れないで「古いんだから・・・」と。
撮れれば撮れたで「カメラなんだから・・・」と。
出来栄えは、上々・・・素晴しい写りです。
昭和の国産大衆(些か疑問ですが・・・)カメラにのめり込むのでありました。
YASHICA ELECTRO35GT





発売
1969年
レンズ
YASHINON-DX 45mm/F1.7
シャッター
COPAL ELEC B・約30秒〜1/500秒
発売当時価格
29800円


中学生の頃、これを持っていた同級生がいた(ブラック仕様ではない)。
彼女はお父さんから借りたと云って自慢げに撮っていたYASHICA 。
ボクには彼女が手にしていたカメラはカッコ悪くて、YASHICA と云うブランドも何だか「パチモン」みたいな印象で・・・。
何か悪い事を云ってしまった気もする。
・・・反省しています・・・強烈に。

持病は既に知っていた。手元のELECTRO 35GT にもその症状は明白。
軍艦部を開けると配線がギッシリと・・・「おお、エレクトロ!」アポロ計画の試行錯誤が見える・・・気がした(11号月着陸・・・そんな時代です)。
シャッターのダンパーをゴムで作成、モルト交換、ファインダー清掃で復帰。
電子シャッターのこのカメラ。生産中止の水銀電池は自作アダプターに LR44 。
「エレクトロ」なのに何だか人間臭いカメラ。
「ろうそくの光でも写るカメラ」・・・素敵です。
YASHICA LYNX-14





発売
1965年
レンズ
YASHINON-DX 45mm/F1.4
シャッター
COPAL-SVE B・1〜1/500秒
発売当時価格
25800円


一瞬「うっ」と思ってしまうこの風体。
それはF1.4の明るいレンズ故。それが魅力。

この LYNX-14 登場の翌年(1966年)同社 Electro35 が発売され、爆発的なヒットにより、影の薄い存在(?)になってしまった様ですが、「F1.4」レンズシャッター機の心意気が、物欲モードスイッチを入れてしまった様です。

さてさて、コイツも簡単にフィルムを入れる事は出来ません。
露出計が、壊れてる。修理を試みるが、ダメ。付いてるモノは動かしたいが、動かなくても問題は無いので何れ再挑戦。ファインダーはハーフミラーの劣化が著しく、スマフォ用のミラーフィルムで修復。若干見難いが二重像はばっちり・・・素人修理にしては上出来! モルトも張り替えて・・・。
だんだんこんな作業が当たり前になってきてしまった今日この頃。

兎に角、デカくてオモイ・・・けれど、如何にも「写真を撮ってる」と云う気にさせられます。

勢い余って一眼レフ・・・ステップアップの「大衆カメラ」
「国産」と「昭和の香り」を漂わせつつ・・・。

ASAHIPENTAX SPOTMATIC #1



#2




#3



ASAHIPENTAX SPOTMATIC CF
発売
1964年
レンズ
TAKUMER 55mm/F1.8(標準)
シャッター
機械式横走布幕フォーカルプレーン B・1〜1/1000
発売当時価格
44200円 (標準レンズ付
) 

一眼レフは大衆カメラと云えるかな・・・・。
安価(?)で高性能な一眼レフを一般大衆に提供してくれたのが「ASAHI PENTAX」この「SP」・・・爆発的に売れた=大衆機と云えそうです。


40年ほど前に父親が会社の同僚に「古いから・・・」と頂き、さほど出番も無いまま、今、こうして手元に・・・何ともありがたい。
しかし、大変残念なことに、各部の劣化が著しい。
流石に一眼レフをバラすのは勇気がいる・・・が、何時かは復活させてあげたいなぁ。懐かしのコマーシャルフィルムを見るとね・・・強烈に。


上のSP#1(と呼ぼう)どう見ても素人には直せないと判断。でも、どうしてもSPで撮ってみたい。
某所に修理見積依頼するとこれまた結構な金額・・・。
しかし、爆発的に売れたこのカメラ。中古市場にはかなりの玉数がある。某オークションにも動作品が修理代よりも安い価格で出品されている。
SP#1の修理は一先ず保留しよう(必ず直すからと云っておいて・・・)。
現品確認が出来ないネットオークションだが、リスキーな賭けに挑戦してみた。
結果、大当たり! 本当にこの金額で良いのだろうかと・・・。
気を良くして、レンズ(SMC TAKUMER 200mm/F4,135mm/F3.5やフードにも手を出す始末。
でも、結果は上々・・・1万円以内でこのセットだ。
SP#2(と呼ぼう)はシリアルナンバーからSP#1より前のモデルの様。また、200mm/135mmもシリアルから '70年代の初め頃のものだと思われる。
どっちにしても昭和という時代が輝き始めた頃のものだ。それが、こんな世の中でも平気な顔して、ここにドスンと在るのが嬉しい。
                                 

調子に乗って3台目(#3)・・・Super-takumar F1.4/50mm SMC TAKUMAR F1.4/50mm (アトム)と共に・・・。
PENTAX MG







PENTAX MG CM

発売
1982年
レンズ
SMC PENTAX M 50mm/F1.7(標準)
シャッター
セイコーMFC-E電子式縦走りメタルフォーカルプレーン機械式B,X(1/100秒) 電子式1秒〜1/1000秒(絞り優先オート)
発売当時価格
40000円


1972年の小型軽量一眼の OLYMPUS M-1(OM-1)発売はPENTAX陣も気を揉んだんでしょうなぁ、「お家芸」の危機ですから。
で、1976年、MX MEを登場させ、ME Super ME-F MV-1 そして、1982年のMGと小型軽量ボディー次々と発売するのでありました。OM-1の136ミリ(W)×83ミリ(H)×50ミリ(D)に対してMXの135.5ミリ(W)×82.5ミリ(H)×49.5ミリ(D)って寸法が・・・0.5ミリが物語ってます。

さて、このMG、相変わらずの某リサイクルショップジャンク品。
プラスチック製ながらPENTAXらしい風貌・・・。
一度は手にしてみたものの、くだらない言い訳を考えつつケースに戻したのだが、数週間後に購入・・・縁とはそう云うものだ・・・ね。
何で、ジャンク品なのか判らないくらい快調。
SMC PENTAX M 50mm/F1.4を奢って(こっちの方が数倍高い!)現在スタメン入り。
MINOLTA α3xi







発売
1991年
レンズ
MINOLT AF ZOOM 28-105mm/F3.5-4.5
シャッター
電子制御式縦走りフォーカルプレーンB,X(1/100秒)30秒〜1/2000秒(絞り優先/シャッター優先/マニュアル)
発売当時価格
50000(?)円


1991年、時は平成・・・少しカメラから離れた時代。撮るより撮ってもらう・・・カメラはコンビニで必要な時に買えばよろしい(「写るんです」に代表されるレンズ付きフィルムカメラ)・・・なんてね。
カメラ好きな父が最後に購入したフィルム一眼「α3xi」。コンデジ購入後はまったく出番無し・・・可哀想なので頂戴した。

普段は SP がメイン。コレを持つと別次元(の様な気がする)。一寸、機能が足りないデジイチみたい(撮った後に裏蓋を見る)?
グリップ部とファインダー部センサーが有り、構えると自動露、オートフォーカス起動。必要と在らばミノルタ初のポップアップ式フラッシュも・・・・うーんどうなんだ?
ホント「写るんです」みたい ?! 当然、画質は雲泥の差ですけども・・・。
マニュアルもイケますけどボタン操作がどうもね。
マトモな写真を撮ろうとは思っていますけど、金属のギヤとバネとガラスレンズ・・・メカニカルなカメラ自体が好きだったりする。
眺めたり、カチャカチャとダイヤル回して空シャッター切ったり・・・と。
でも、α3xi・・・レンズバラしてカビ取、清掃、ボディー磨いてと、密かに結構使ってたりして・・・。
フィルムカメラ終焉期も近いMINOLTAハイスペック大衆機・・・勿論 Made in Japan 何かいいじゃん?!

「F」の誘惑・・・。
今、やっと・・・。


Nikon F801







Nikon F801CM
発売
1988年
レンズ
AF NIKKOR-35-70mm/F3.3-4.5
シャッター
電子制御式金属羽根縦走りフォーカルプレーン、B、X(1/250秒)1〜1/8,000秒( シャッター速度優先/絞り優先/マニュアル)
発売当時価格
104000円


当時のNikonフラッグシップ機F4に次ぐ上級機・・・コレは既に大衆カメラではない・・・。

Nikonは一寸敷居が高いんだなぁ(コンデジもデジイチもNikonなのに?!)、お値段もね。

1/8000秒、3.3コマ/秒のモータードライブ内蔵・・・一寸試してみたい・・・で、レンズ付きで3000円代なら買っちゃうよね?!
なかなか面白いし、使い勝手も良い。
プラボディーながらズシっと重く、何だか良い写真が撮れそうな気がした。
・・・けれども折角のNikonなのに、今ひとつ物足りないと感じる今日この頃・・・持ち出すのは何時もPENTAXとか・・・。
ペロンとした両肩にはやっぱり、レバーとダイヤル、クランクが欲しいです・・・なんてね?!
NIKON F3








発売
1980年
レンズ
Ai NIKKOR 50mm/F1.4(標準)
シャッター
電子制御式チタン幕横走りフォーカルプレーンB・T・X(1/80秒)・8〜1/2,000 秒(絞り優先オート/マニュアル)バッテリー消耗時緊急用1/60秒
発売当時価格
175000円(50mm F1.4付)

MD-4(モータードライブ)61000円

或る人は「Nikonは写真で飯が食える様に成ったら買え・・・」と。
また或る人は「良い写真を撮るならNikonを使え・・・」と。
「Nikon・・・まぁ、何時かは・・・」。

F一桁・・・即ちフラッグシップ機。
その中でもF4、F5と併売されるほどのロングセラーカメラ。フラッグシップ中のフラッグシップ機と云えそうです。
ジュージアーロのデザインや電子シャッター、オート機能の搭載に眉を顰めた方々も居られた様ですがね。

飲んだ勢いか、天の声が聞こえたのか、彼が云った・・・。
「あ、F3?・・・あげるよ!帰りに持って行く?」なんて・・・。
プロの方が使用していたMD-4付きF3を頂戴した。
何たる幸運でしょうか?!
擦れ擦れのボディー、毛羽立ったストラップにその戦歴が見えて来る様な・・・。
クリーニングをして電池を入れると、その動作はすこぶる快調、6コマ/秒のMD-4もけたたましく稼動。
定番の NIKKOR 50mm/F1.4 とレンズフードを手に入れた。
当に武装するといった感じで、何とも厳つい。
仕事カメラ・・・そのものである。
さぁーて・・・(お散歩には無理だぞ)。

全くもって、大衆カメラではない・・・趣旨逸脱も甚だしいなぁ。